日常生活において、挨拶を気持ちよく交わすということは、とても大事なことですし、また便利なことでもありますが、子供にとってはなかなか難しいことのようです。
なぜ子供は挨拶が苦手なのか?挨拶にまつわる子育ての悩みを取り上げて考えていきたいと思います。
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子供の挨拶下手が子育ての悩みに
子供と一緒にお出掛けをして誰かと会った時や、園の送り迎えの時など、子供がもじもじして挨拶をしなかったら、ママとしてはちょっと恥ずかしい気持ちになってしまいますよね。
大きな声で愛想よく挨拶をする子は、特に目立って見えてしまうので、「どうして、うちの子は挨拶しないの?」と思ってしまうのではないでしょうか。
また、子供のお友達が遊びに来た時に、中には挨拶をしない子がいて、ちょっと戸惑ってしまうこともあります。
きちんと教えているのにもかかわらず、子供はなぜ挨拶ができなくなってしまうのかを考えてみました。
- 挨拶よりも別のことが気になってしまい、それに飛びついてしまう
- 子供は未熟なので、気分によって挨拶しない
- 大人の前で、緊張したり、動揺したりして動けなくなる
これらのことは、私たち自身も子供の頃、身に覚えがあるのではないでしょうか。
特に3については、子供にとって、知らない人や大きい大人の人を目の前にして声を出すのは、とても勇気のいることだと思います。
不安で声が出ない時は、親が一緒になって挨拶をしてあげるといいかもしれません。
それから親があまりにもメインになりすぎると、子供が置き去りになってしまい、自分には関係ないと思ってしまう場合もあります。
また、挨拶をしないお友達の中には、挨拶の常識がなかったり、挨拶そのものを知らなかったりする可能性もあります。
遊びにきた時に、「ここに来た時は、こんにちはって言うんだよ」と教えてあげるとよいと思います。
もしかして親がいない時には、きちんと挨拶をしているかもしれませんし、プレッシャーを掛け過ぎると余計にできなくなってしまうこともあります。
強要するのではなく、挨拶の大切さを教えることが重要なことです。
子供が、頭をちょっと動かしただけでも、褒めてあげると自信が付くと思いますよ。
そして何より、夫婦の間で日常的に、挨拶を交わすことです。
「おはよう」「いただきます」「おやすみ」などの挨拶はもちろん、助けてもらった時は「ありがとう」、失敗してしまった時には「ごめんなさい」とお互いに言える関係であることが大切だと思います。
今は、恥ずかしかったり、勇気が出せなかったりしている子供ですが、長い目で辛抱強く見守ってあげて下さい。
子育てをしていて、子供が「ごめんなさい」の挨拶だけ言えなくて悩んでいる
他の挨拶はできるのに、「ごめんなさい」だけ言えないと、親からすると意地っ張りな子供だなと感じてしまうかもしれません。
ちょうど反抗期の時期なのでしょうか。こう言いなさいと言われると、言いたくなくなるのかもしれもせんね。
また子供によっては、『ごめんなさい』を重い言葉に受け止めてしまったり、言葉自体をマイナスに捉えてしまったりして、なかなか口に出せないこともあります。
反省してないわけではないような気がします。
徐々に集団生活の中や、お友達とのやり取りの中で身についていくことなので心配ないと思います。
挨拶は、周囲との絆を深めるきっかけをもたらし、感謝や謝罪の気持ちを相手に伝えてくれます。
日頃から親が率先して挨拶をして見本となり、子供に挨拶の大切さを教え続けてほしいと思います。
小学校中学年頃から挨拶をしなくなった息子に悩んでいる
小さい頃はきちんと挨拶をしたのに、少し大きくなってから挨拶をしなくなったという子供は、意外と多いかもしれません。
ちょうど思春期に入って、世の中に対する反抗心や恥ずかしさからなのだと思います。
実を言いますと、私も小さい頃は挨拶が好きだったのに、いつの頃からか苦手になってしまいました。
私の場合、思い起こしてみれば、母親の挨拶の表情に原因があったのではないかと思います。
私の母はどちらかというと人見知りで、もちろん挨拶は交わしていましたが、何となく楽しそうじゃない、苦痛そうに挨拶をしていた感じがしていたためではないかと。
中学の時、毎朝先輩が交通安全のボランティアの方に、笑顔で「おはようございます」と挨拶しているのを見て、私もこうなりたいとは思うものの、なかなか声が出ませんでした。
運動部に所属していて、声出しは訓練されていたはずなのに。
大人になるにつれて、母は母、自分は自分と割り切れるようになったことで、またどこででも笑顔で挨拶できるようになりました。
そして子供が生まれてからは、なおさら楽しく笑顔で挨拶するように心掛けています。
挨拶の効果ってすごいと思うんです。
挨拶をきっかけに友達になれたり、一言で気持ちを伝え合うことができたりと、人間関係をスムーズにしてくれます。
話をすることができそうなタイミングをみて、息子さんに挨拶の素晴らしさを、さりげなく伝えてみてはどうでしょうか。
息子さんの中で、勇気が出てきたり、恥ずかしい気持ちがうすれたりしたなら、また挨拶ができるようになると思いますよ。