子育てをしていても、仕事をしていても、「これでいいのかなあ?」とついつい何らかの焦りを感じてまうこと、ありませんか。
専業ママ、働くママ、そして働くパパの、それぞれの立場からの葛藤を取り上げて、心の持ち方について考えていきます。
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仕事はせず子育てに専念したいが、漠然とした焦りを感じる
「子供に寂しい思いをさせたくない」「我が子の成長していく姿を側で見守りたい」ほとんどの母親が持っている感情だと思います。
しかし、ずっと子供といる生活を続けていると、行き詰ってしまったり、働くママが羨ましいと思ったり、また、約半分が大学進学をする時代、子供の学費や、老後の生活のための蓄えのことなど、将来のことに焦りを感じたりしてしまいますよね。
専業主婦の良いところは、子供が常に安心できることではないでしょうか。
あるテレビ番組の特集で、今まで働いていたママが、家にいるようになった時、子供さんが「ママが家にいることをどう思いますか?」との質問に、「安心する」と答えていたのが、ちょっと印象的でした。
こんなしっかりしている子でもそう思うんだと感じたことが、今だに記憶にあります。
よく、「専業主婦って、ずっと家にいて何やってるの?」と言う方がいますが、実際、子育てや家のことや節約を真面目にしようとすると、忙しいですし、立ちっぱなしの仕事ばかりで、結構体力だって使います。
家庭が上手く回って、みんなが安心できる、お給料もなくて、評価もないけれど、家のことだって、立派なお仕事なのではないでしょうか。
周りと比べて焦るのは止めにしましょう。今現在、家計が回らないのでは話は別ですが、将来のことは、子供がもう少し大きくなってから働きに出ても、何とかなると思いますよ。
周りに振り回されずに、自分の信念を持って、子供の側にいてあげて下さい。
仕事でのキャリアとはまた別な意味でのキャリアを重ねることによって、復帰する際には、きっとあなたなりの社会貢献ができるはずです。
仕事に子育てと家事、すべて完璧にできないことに焦る
仕事も子育ても家事も、やることが膨大で、何もかもが中途半端。自分の理想通りにできないと、充実した感覚が持てなくて、イライラしてしまいますよね。
理解はできますが、すべてを完璧にこなすのは、物理的に無理があると思います。
ここで一つ、考え方の提案です。
私も何かにぶち当たった時に考えたり、子供に悩みを相談された時に言ってあげたりすることですが、「一番大事なものは何?」と自分に問いかけてみて下さい。
そう考えることで、おのずと優先順位がつきます。
例えば、もしそれが子供との時間だったら、それを大事にするために、他にしなければならないことは、ちょっとくらいできなくても仕方がないかなと。
便利な道具(食洗器、お掃除ロボなど)や、業者さん(クリーニング、お掃除屋さん、宅配、お弁当など)に頼ったりするのも一つの手です。
仕事をしていた方が、自分らしく生き生きとしていられるならば、仕事はすべきだと思うし、仕事が苦痛であれば、一旦辞めて子供がもう少し成長してから復帰する、仕事を減らすという選択肢もありだと思います。
もちろん、経済的なことも考えなければなりませんが。
繰り返しますが、すべてをやっていくのは無理があります。
しかし、これが一生続くわけではありません。子供はあっという間に成長して、手が掛からなくなります。ここ何年間の辛抱です。
一生のうちの何年か、完璧にできなくても、少しくらいグチャグチャでもいいじゃないですか。
完璧にできないといつもイライラしているママと、少しくらい部屋が散らかっていても笑顔のママとでは、子供にとってどちらがいいでしょう?
子供がいて、家族があって、仕事ができて、ということが、どんなにありがたいことなのか、ちょっと立ち止まって、考えてみるのもいいかもしれませんね。
子育てで仕事のための勉強をする時間が取れなくて焦る
小さい子供が家にいると、どうしても子供中心になり、落ち着いてまとまって取れる時間というのは、なかなかないものですね。
また年齢的に、仕事のためのスキルアップの時間が欲しかったり、昇格のチャンスだったりするのも、ちょうど子供の手の掛かるこの時期と重なってしまいます。
確かに、子供がいる所で、長時間何かに集中するということは、かなり難しいかもしれませんが、実際に子育てをしながら、これらのことをやり遂げているパパやママもいらっしゃるので、努力次第ではないでしょうか。
夜早く寝かしつけてからする、朝早く起きてする、図書館やカフェでするなど、そしてそれ以外、子供といる時は、きちんと向き合ってあげる、メリハリをつけることが大事です。
優先順位をつけることと、工夫次第では、意外と時間を確保することができて、こなせることもあると思いますよ。
それでも、思うようにいかなくて、イライラする時は、今は、子育てで時間が取られる時期なんだと、受け入れることも大切だと思います。
子供を育てていると、我慢強くなる、察知する能力が鍛えられる、腰が軽くなる、理解できるように話す、などなど、実は、自分自身も育てられているのです。
それらのことは、仕事をしていくうえでも必要で、重要なことなのではないでしょうか。
こうやって子供と一緒に過ごせる時間は、あっという間に過ぎていってしまいます。反抗期もありますし、中学校を卒業して、家を出る子もいます。
今は、「子供がいて、何も出来ない」と嘆いてしまうかもしれませんが、子育ては、特に手の掛かる時期は、長い人生から見たらほんのちょっとです。男親だったらなおさらです。
この少しの間だけでも、ぜひ、子供さんと一緒に、人生のスキルアップを楽しむというスタンスで、過ごしてみてはどうですか。
仕事も子育ても焦らないで、自分の決めた道を信じて!
子供の側にいたい、仕事と家事・育児との両立に自信がない、などの理由で専業主婦のママがいます。
経済的な事情や、仕事を辞めてしまうのが勿体ない、外に出て働きたい、子供と家にいると息が詰まり耐えられないなど、理由は様々ですが、働くママがいます。
子供の側にいてあげた方がいいのか、働きながら子育てした方がいいのか、これは永遠のテーマですよね。
昔は、専業主婦が多い時代でしたし、今は、働くママの方が若干多いですよね。どちらも正解、不正解はないと思うんです。また、向き・不向き、得意・不得意もありますし。
どちらにしろ大事なのは、子供を想う気持ち、家族を想う気持ち、そして自分が生き生きとしていることだと思うんです。
子供と一緒にいられる時間は、思うよりありません。そんな大切な時間を、「焦り」で過ごしてしまったら、もったいないです。
どうぞ、ご自分が決めた生き方を、堂々と自信を持って歩んで行って下さい。