離乳食もしばらく進んでくると「手づかみ食べ」のステップが始まります。
手づかみ食べは発達に良いとも言いますし、周りの赤ちゃんが続々と手づかみ食べデビューをしていると、「あれ?うちの子手づかみ食べができない…」と焦ったり悩んだりしますよね。
今回は手づかみ食べができない原因4つとそれぞれの対策をまとめました!
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離乳食の手づかみ食べができない原因① 食に興味が無いタイプ
食欲な旺盛な赤ちゃんは手づかみ食べも積極的です。
食にあまり興味が無い小食な赤ちゃんはその逆で、手づかみ食べが始まるのも遅めだったり、できないまま離乳食期が終わってしまう子もいます。
普段からおもちゃをあまり口に持っていったりしない子もこのタイプに当てはまります。
食に興味が無いタイプへの対策
このタイプの赤ちゃんに無理に食べさせるのはNGです。
もともと食に興味が無い上に、離乳食がきらいになってしまったり、食べなくなってしまって逆効果になります。
その子の個性だととらえて、手づかみ食べをしない子なんだと見守ることが大事です。
まずは手づかみ食べの前に、食に興味が出てくるような工夫をしてみましょう。
それには、食事が楽しいことを教えてあげることが効果があります。
家族みんなで赤ちゃんに話しかけながら、食事をしてみたりして食卓を盛り上げてみましょう。
また、お腹が空いているベストタイミングで離乳食タイムにしてあげることも大切です。
1日の中で離乳食タイムと授乳タイムの見直しをしてみましょう。
工夫を続けていると、ある日何かのきっかけで急に手づかみ食べスイッチが入り、手づかみ食べを始めてくれることもあります。
離乳食の手づかみ食べができない理由② キレイ好きタイプ
まだ赤ちゃんながらもしっかり個性が出てくる頃です。
手が汚れるのを嫌がったり、手で何かを触るのが苦手な子もいます。
ですので当然、手を使う手づかみ食べもあまり興味を示さないことが多いです。
外遊びよりお家で遊ぶのが好きだったり、ママがキレイ好きで汚れる経験をあまりしていない子もこの傾向があります。
キレイ好きタイプへの対策
手が汚れている時間をなるべく少なくするのが一番良いでしょう。
ちょっと手間ではありますが、最初は一回ごとにおしぼりで手を拭いてあげます。
「汚れてもすぐキレイになるんだ」とわかってくれれば、手づかみ食べを自分から進んでしてくれるようになります。
うちの子の場合もきれい好きタイプでした。
しばらくしたら自分で汚れた手を「拭いて!」とアピールしてくるようになりました。
もっと経つと、横に置いてあるおしぼりで自分の手をこすりつけるようにして自分で手を拭いてくれるようになりましたよ。
離乳食の手づかみ食べができない理由③ やり方が分からないタイプ
兄弟がいない一人っ子や、普段あまり他の赤ちゃんと触れ合う機会が少ないベビーにありがちな傾向です。
つまり、手づかみ食べのお手本が周りにいないのでやり方がわからないのです。
「え、手でつかんで口に持っていくだけなのに教えないといけないの?」
と驚かれるかもしれませんが、赤ちゃんは何でも真似をすることでできるようになっていくのです。
やり方が分からないタイプへの対策
やり方が分からないだけなので、何度かママが手づかみ食べの見本を見せてあげることで、すぐに興味を示してくれるでしょう。
すぐに上手にできるようにはなりませんが、次第にできるようになるので見守ってあげましょう。
離乳食の手づかみ食べができない理由④ 好き嫌いがあるタイプ
味覚が発達してきて、嫌いなものや苦手なものが徐々にはっきりしてきます。
手でぐちゃぐちゃにはするけれど、食べてはくれない、そんな赤ちゃんはもしかしたら、出された手づかみ食べメニューがあまり好きではないのかもしれません。
好き嫌いがあるタイプへの対策
苦手な食べ物は当然、自分から手でつかんで食べるなんてことはしてくれません。
大人だって嫌いなものは手を出すのを渋りますよね。
ですので、手づかみ食べをまずしてほしいなら、赤ちゃんの好きな食材の手づかみメニューを用意するのがおススメです。
好きなものなら「食べたい!」という気持ちに誘導しやすく、興味を示してくれます。
ある程度手づかみ食べができるようになってから色々なメニューにチャレンジしてみましょう。
手づかみ食べはできるに越したことはないのですが、できないからと言って必ずしも「劣る」ということではありません。
無理して食べさせようとすると、赤ちゃんにもママにもストレスなだけ。
きちんと量を食べられていればそれほど焦る必要はありませんので、のんびり、赤ちゃんのペースを見守ってあげましょう。