いよいよ離乳食が始まるとなると、成長を喜ぶ気持ちもある一方で、
「我が子にアレルギーがあったらどうしよう」
「与えた離乳食で体調が悪くなったらどうしよう」
と、不安に思う気持ちもありますよね。
そんな中、アレルギーがあるかどうかは検査で調べることができます。
絶対受けたい!と思っているママも多いのではないでしょうか。
ですが、検査は少なからず赤ちゃんの身体に負担になるものですし、費用もかかります。
どうしても必要、という場合のみの必要最低限にしたいところ。
そこで今回は、離乳食を始めるにあたってアレルギー検査をする必要があるケースについてまとめてみました!
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その1:離乳食スタート前にアレルギー検査が必要なケース
離乳食スタート前のアレルギー検査がおすすめなのが、「両親どちらかが食物アレルギーを持っている場合」です。
アレルギーは親から子へ遺伝する可能性が高いと言われているからです。
ただし、同じ食べ物でアレルギーを起こすとは限らず、なんらかの「アレルギー体質」になる可能性がある、ということのようです。
ですので、両親にアレルギーがある場合は、離乳食が始まる前、だいたい6カ月前後でアレルギー検査を受けることをおすすめします。
ただし、陽性が出たとしてもその食材を完全にシャットアウトしなければならないわけではありません。
成長とともに体が強くなり、アレルギー反応も収まることも多いのです。
ですので、離乳食はお医者さんと相談しながら進めましょう。
決して自分の判断だけで「絶対与えない」と決めないようにしましょう!
また、離乳食スタート前の検査ですべてが分かる、というわけではありません。
陽性が出なかった食材も安心してはいけません。
新しい食材を与えるときは、必ず小さじ1から、というルールを守りましょう。
特に、一般的に「アレルギー食材」と言われる食材を与えるときは、お医者さんとスタート時期を決めるなど慎重に。
与える量はもちろん、与えた後の赤ちゃんの様子に変化がないか、経過観察を忘れずにしましょう。
その2:離乳食スタート後にアレルギー検査が必要なケース
①皮膚症状が出た場合
具体的には、赤み、かゆみ、じんましん、湿疹などです。
赤みやかゆみは口回りなど、離乳食が付着した可能性がある場所に症状が出やすく、じんましん・湿疹は全身に出る場合が多いです。
症状も本人がかゆがりもしないくらいの軽いものから、かゆくて寝れないくらい酷いものなどレベルは様々。
少しでも食べる前と皮膚が違うな、おかしいなと思ったら小児科を受診しましょう。
⓶体重が増えない場合
アレルギー症状の一つとして、食欲不振があります。
食欲が低下することで、栄養が足りなくなり、体重が増えないのです。
実は我が子もこのケースでした。
皮膚症状が全く出ておらず元気なのに、体重がほとんど増えませんでした。
悩んで小児科に相談したところ、アレルギーの疑いを指摘されてびっくりしたことを記憶しています。
ちょうど担当の先生がアレルギー専門だったこともラッキーでした。
結果、アレルギー検査陽性、しばらく該当食材は小児科の先生と二人三脚で進めました。
現在小学生になった我が子は、当時アレルギー反応が出た食材は克服できています。
消化器官が未熟だったため反応が出てしまったようです。
③便秘・下痢が続いている場合
便秘もしくは下痢が続いている場合、消化器官のアレルギー反応の可能性があります。
うまく消化器官で対象食材を消化・分解できていない可能性が高いのです。
一度、心当たりの食材を中止してみましょう。
他の食材に変えてみて、便秘や下痢症状がおさまったり、再開したらまた症状がぶり返した、という繰り返しが起こっていたら、一度検査を受けることをおすすめします。
④風邪症状が続いている時
クシャミ、咳、鼻水、鼻づまり、声がかすれたり、一見すると風邪かなと思う症状も実はアレルギー反応だったりすることも。
同じアレルギーである花粉症も、風邪のような症状が出ますよね。
食物アレルギーも同じなのです。
「風邪症状=アレルギー」とはすぐには気づけないかもしれません。
ですが、同じ食材を食べると風邪のような症状が出る、しばらくするとおさまる、といった場合は、アレルギー検査を一度小児科に相談してみましょう。
ちょっと怖い気もしますが、実はアレルギー検査は症状が出てから行う方が正確と言われています。
アレルギーに対する恐怖心から自己判断で栄養を制限してしまうと、赤ちゃんの成長にも大きく悪影響が出ることも。
今回紹介した検査が必要なケースに当てはまる場合、まずは信頼できる小児科の先生に相談してみてくださいね。