私たち日本人の主食であるお米は、離乳食スタートでもまず最初に与える食材として挙げられますよね。
でも実は、お米アレルギー体質の子も少なからずいるのが現状です。
そこで今回は、お米アレルギーが出る理由、お米アレルギーベビーの離乳食の進め方、おすすめ商品を紹介します。
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離乳食でお米アレルギーが出る理由とは?
お米アレルギーは、3大アレルゲンと言われる「小麦・牛乳・卵」に比べると発症率は低いものの、可能性はゼロではありません。
では、なぜ日本人の主食であるお米でアレルギーが出てしまうのか…?
それは「タンパク質」を含んでいるからなんです。
通常、腸の発達が未熟な離乳食期の赤ちゃんは、タンパク質が分解できず、異物として過剰反応してしまい、アレルギー反応が出ます。
玄米・白米どちらにも、100g中6g程度のタンパク質が含まれています。
ですので、お米は絶対にアレルギーが出ない食材とは言えないのです。
「お米なら大丈夫そう」と安易に考えてはいけません。
両親が何らかのアレルギー体質な場合はもちろん、特にアレルギー持ちで無い場合でも注意が必要です。
お粥を与える際は必ず「小さじ1杯から」のルールを守りましょう。
お米アレルギーベビーの離乳食① 他の食材を進める
内臓が未発達だからこそアレルギーが発症しやすいことを考えると、「離乳食スタートの時期が早過ぎたかも…」と後悔するママも多いようです。
6ヶ月未満の場合、一旦お休みすることもアリかもしれません。
ですが、6ヶ月以降で赤ちゃんが食べることに興味を持っているようでしたら、ぜひお米以外の食材で離乳食を進めてみましょう。
離乳食初期は、離乳食は「食べる練習」が目的です。
栄養は母乳やミルクからがほとんどですので、離乳食自体の栄養バランスはまだ考えなくてもOKなのです。
また、お粥が絶対離乳食スタートの食材でなければいけない、ということではありません。
お粥が食べられないなら、アレルゲンが低い野菜を選んで与えましょう。
お米アレルギーベビーの離乳食⓶ 主食を替える
お米アレルギーが出ている場合、「主食は何をあげたらいいの?」と困ってしまうかもしれません。
日本人はお米、と思いがちですが、世の中にはお米以外にも主食になる食材はたくさんあります。
代用品としては、小麦、とうもろこし、オートミール、ジャガイモ、キアヌ、タピオカ粉、あわ、ひえ、ホワイトソルガム、アマランサスがあります。
ただ、タンパク質がアレルギーのカギですので、上記の食材にもタンパク質は含まれます。
小児科の先生などに相談をしながら、少量ずつから試してみましょう。
また、与えた後は必ず様子をきちんと見守り、経過観察を忘れずにしてくださいね。
お米アレルギーベビーの離乳食③ アレルギー対応食品を利用する
最近では、お米アレルギーに対応した商品もラインナップが増えてきています。
ここではネットで買える商品を3点紹介します!
①越後製菓 Aカットごはん 200g×12個
アレルゲンとなるタンパク質を、選択的に95%除去したお米が個包装されているタイプです。
電子レンジや熱湯で温めて、すぐ使えます。
⓶ホリカフーズ ケアライス
お米のアミノ酸(タンパク質を構成している成分)を酵素分解して仕上げた、こちらも個包装タイプです。
③辻安全食品 ゆきひかり 高度精白米65% 2kg
お米アレルギーやアトピー性皮膚炎患者の症状が改善されたとの口コミで評判が上がっている商品のようです。
精米の割合が高いほど効果も見られ、今回ご紹介した商品以外に精白米70%のものもありました。
ご紹介した3商品はいずれも、絶対にアレルギー症状が出ない、というわけではありません。
やはり試す前にかかりつけのお医者さんに相談して、少量から与えてみましょう。
また、アレルギー対応食品を専門に扱うネットショップもいくつかあります。
気になった方はぜひ「アレルギー対応食品」で検索してみてください。
「実際に手に取って自分の目で見て選びたい」という方は、お近くの自然派食品専門店に足を運んでみてみましょう。
アレルギー対応食品の取り扱いがある場合がありますよ。
お米アレルギーだとこの先どうしよう、とショックが大きいですよね。
ですが、赤ちゃんの成長に伴い、アレルギー症状もだんだん落ち着いてくる可能性もあります。
今回紹介した低アレルゲン食品を上手に利用しながら、小児科の先生のアドバイスに従って離乳食を進めてみてくださいね。
くれぐれも自己判断で始めたり、制限し続けたりしないよう注意しましょう。