赤ちゃんが生まれてから最初に飲むのは母乳またはミルクです。

その大切な母乳やミルクでアレルギー発症の可能性があるなんてショックですよね。

実は我が子は母乳アレルギーを離乳食期前に突然宣告され、しばらくアレルギー対応生活を経験しました。

今回は、そんな我が子の母乳アレルギー体験記を離乳食の時期毎の対応や工夫と失敗、現在の様子や感じたことをまとめてみました。

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母乳アレルギーとは?

 

ミルクアレルギーの中でも特に、母乳でアレルギー症状が出るのが、母乳アレルギーです。

厚生労働省によるとミルクアレルギーは年間2000人発症しているとのことで、大半は粉ミルクでのアレルギーで、母乳アレルギーはその中でもさらに少ない発症率のようです。

ただし、粉ミルクよりは少ないものの、母乳だからアレルギーは安心というのは誤りですので、注意が必要です。

 

症状としては、嘔吐や下痢、お腹が膨らんでくることもあったり、体重が増えなくなる、というのがあります。

症状に気づかず、そのままミルクや母乳を与え続けると、発育不全だけでなく、命に関わることもあります。

 

生後すぐに発症することが多いようですが、母乳からミルクに切り替えたタイミングでも起こることがあるようです。

また後述しますが、我が子の場合、生後3か月頃に判明しました。

 

ですので、少しでもいつもと様子が違うな、と感じたら小児科を受診しましょう。

 

母乳アレルギー体験記① ~離乳食前~

母乳アレルギー判明

ここからは私の長男の場合の母乳アレルギーに関して紹介していきます。

 

長男は生後2ヶ月頃からあまり体重が増えなくなり、小児科で定期的に体重を計測する経過観察が2ヶ月ほど続いていました。

そして成長曲線の標準のラインを下回ってしまったため、授乳のタイミングや量以外に何か別の原因があるかもしれない、ということでアレルギーが疑いが浮上しました。

 

どうして母乳アレルギーを断定できたかというと、小児科での血液検査で判明しました。

ネットなどでは、アレルギー検査は離乳食期前はなかなか受けさせてもらえなかった、という声もよく聞きます。

しかし、長男のかかりつけの小児科医はアレルギー専門でしたので、先生の方から「受けましょう」と判断が下りました。

 

正直今思い出しても、当時生後4ヶ月の長男に血液検査はかわいそうなものでした。

できれば受けさせたく無かったと思うほど、叫び声が長く続きました。

でも命の安全のため、これからの離乳食のため、と私も心を鬼にして血液検査の間耐えました。

 

結果は軽度ではありましたが「乳」の項目が陽性反応でした。

まだ離乳食前で完全母乳だったので、母乳が原因ではないか、ということになり、この日から長男としばらく母乳アレルギーに向き合うことになりました。

 

離乳食前の母乳アレルギー対策

母乳アレルギーの可能性がわかったことで、完全母乳だった長男はミルクにすることになりました。

ミルクと言っても、一般的にドラッグストアなどで売られている粉ミルクではなく、乳アレルギーの赤ちゃん専用のミルクをかかりつけ医から紹介してもらいました。

 

小児科の先生から「ちょっと飲みにくいかもしれないけど頑張って」と言われたとおり、少し味に癖がありました。

もともと食が細かった長男は、味に加え、哺乳瓶に慣れていないこともあって、嫌がって最初全く飲んでくれませんでした。

頑張って飲ませようとすればするほど余計飲まなくなる…といった悪循環でほとほと困ったことを覚えています。

1ヵ月ほどたってようやくその月齢で飲む目安の半分くらい飲めるようになりました。

 

母乳アレルギー体験記⓶ ~離乳食開始~

自己判断で離乳食をスタート

体重が下降から横ばい、そして徐々に増加に変化してきた5ヶ月ごろ、離乳食を開始しました。

母乳が与えられず、アレルギー専用ミルクもあまり好きじゃないなら、早く離乳食から栄養を摂ってほしい、との焦りから少し早めにスタートしてしまいました。

今思うと見切り発車だったかも…と反省しています。

 

幸いお米アレルギーはなかったので、少食ながらも10倍粥から順調に食べてくれました。

アレルギー専用ミルクは相変わらず目安量よりも少なくしか飲んでくれなかったので、離乳食で満足してしまうと、まったく飲まなくなってしまいました。

そうした日々が続いていたため、順調に増えていたはずの体重が減ってしまい、小児科の体重測定でまた引っかかってしまいました。

 

小児科医からの離乳食の進め方のアドバイス

離乳食開始期の赤ちゃんにはまだまだミルクから栄養は必須で、飲めないことで栄養不足になりがちです。

小児科の先生からこのことを指摘され、離乳食の進め方のアドバイスももらいました。

 

まず、お腹が空いている離乳食前にしっかりミルクを与えてから離乳食、といった順番を指示されました。

これにより、ミルクは目安の半分は飲んでくれるようになりましたが、逆に今度は離乳食を嫌がるように…。

 

今考えるとミルクでおなかいっぱいなのに食べろ、というのが無理がありますよね。

新米ママだった私は、周りのママ友とも比べてしまって、与えるのに必死で1時間以上離乳食と格闘していました…。

お粥を専用ミルクで煮たり工夫も色々しました。

 

今なら言える…「お腹いっぱいだから食べないよ」「好きじゃない味のお粥は食べるわけないよ」と。

こうやって振り返ってみると笑い話のようですが、当時の私は前しか見えておらず、そのことにさえ気づかなかったのです。

自分で自分の首を絞めていたんですね。

離乳食開始後1~2ヶ月は食事が楽しい、と知ってもらう時期なのに、親子で全く楽しめていませんでした。

 

母乳アレルギーベビーにベストな離乳食開始のタイミングとは?

母乳アレルギーをはじめとするミルクアレルギーの赤ちゃんはまずはミルクがきちんと飲めているか、栄養が摂れているか、食事を喜んでいるか、が大切です。

一般的な離乳食開始時期にとらわれず、無理にスタートする必要は無いんじゃないかな、と思います。

そう割り切った方がママも負担が少なく、心穏やかに過ごせますよ。

 

母乳アレルギー体験記③ ~離乳食中期~

順調に体重が増加した理由は2つ!

離乳食中期になると、1週間ごとの小児科の体重計測の度に少しずつですがしっかり増えてきました。

下降することはもちろん、横ばいもほぼなくなりました。

 

専用ミルクでシチュー風の離乳食を作ったり、おやつを作ったりと、哺乳瓶で飲ませる以外にもレシピに工夫していた努力が実ったのかなと嬉しかったです。

また、哺乳瓶の乳首のゴム感が嫌いだった長男に早めにコップで飲める練習をしたことで、だいぶミルクを飲んでくれるようになったと思います。

 

乳製品を少しずつ試すことに

そこで、小児科の先生からほんの少しずつ、普通のミルクや乳製品にトライする指示を受けました。

3歳まで完全に乳製品はシャットアウトかと思っていた私はびっくりしたのを覚えてします。

順調に体重が増えていたことに加え、軽度の母乳アレルギーだったこともあっての先生の判断かもしれません。

 

やはり相変わらずアレルギー専用ミルクが得意ではなかった長男はスリム過ぎる体型だったので、これを機に普通のミルクに移行できれば、もうちょっとふっくらしてくれるかな、と期待が湧きました。

また特殊ミルクは普通の粉ミルクと比べて割高だったため、経済的にもほっとした瞬間でした。

 

母乳アレルギー体験記④ ~離乳食完了期以降と現在~

一般的なミルク&乳製品の与え方と経過観察

最初は小さじ1杯の一般的な粉ミルクから徐々に量を増やし、粉チーズやヨーグルトなどの乳製品にも慣れさせていきました。

食べた直後に皮膚を痒がったり、赤みが出たとき、機嫌が悪くなった時はすぐに中止し、その後1~2日はメニューから乳製品を外しました

 

その後の成長

幸い、それほど大きな症状は出ず、そのまま乳製品の量を増やしていくことができました。

体重も平均より小さいながらも、順調に増え続け、離乳食完了期には量さえ守ればそれほど敏感にならなくても済むくらいまで症状が緩和されました。

 

そして現在は小学6年生ですが、給食で出された牛乳も飲め、身長体重も標準以上に成長しました。

ミルクアレルギーを意識して生活はしていません。

 

初めての子育てでいきなり母乳アレルギーと診断され戸惑いましたが、小児科の先生と二人三脚で、症状が悪化すること無く乗り切ることができました。

 

母乳アレルギーを経験して

どの食品のアレルギーにも当てはまることですが、自己判断で勝手に止めたり与えたりしなくて本当に良かったなと今つくづく思います。

ただでさえ離乳食期のベビーの育児は大変。

それにアレルギーの心配まで加わると本当にママには負担ですよね。

 

だからこそ、信頼できる小児科の先生と一緒に、将来の赤ちゃんのことを考えて、指示通り、与えて良いもの、そしてその時期と量を守ることで、アレルギーと上手につきあっていくことが大切です。

 

少しでも私と息子の体験がお役に立てればと思います。