赤ちゃんのお世話をしているママが、熱を出してダウンしてしまうと大変なことになってしまいますよね。
育児に疲れて熱を出してしまうことってめずらしくありません。
そこで、今回の記事では、ママが熱を出した場合の対処法についてお伝えしていきます。
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育児の疲れから熱が出ることも
出産を終えると、待ったなしの赤ちゃんのお世話が始まります。
産後は、出産で身体に負担が掛かったうえに、ホルモンバランスの乱れによって、免疫力が低下したり、自立神経の乱れが起きてしまいます。
また、どうしても慢性的な睡眠不足、不規則な食事、慣れない赤ちゃんのお世話で、疲れやストレスが溜まりがちになってしまいますよね。
そのため、知らず知らずのうちに身体の方が悲鳴を上げて、風邪をひいたり、原因不明の熱に悩まされたりすることがあります。
産後すぐに熱が出るママもいれば、疲れが溜まってしまって、数か月後、または数年後に熱が出るママもいて、いつ育児の疲れが出てくるかはわかりません。
赤ちゃんが産まれると、どこのママも赤ちゃんのお世話に夢中で、自分のことは二の次になってしまいます。
でもいくら母親とはいえ、不死身ではないので、無理をしてキャパを超えてしまったら熱も出します。
「母親なのに情けない」とか「赤ちゃんのお世話をしなければならないのに熱なんか出している場合じゃない」なんて思ってしまうかもしれませんが、生身の人間ですから仕方がないです。
悲観することではありませんので、無理し過ぎたことを自覚して少しでも休むことを考えましょう。
また、授乳中ですと、乳腺炎が原因で熱が出てしまう場合もあります。
その場合は、早めに病院で受診しましょう。
育児の疲れから熱が出てしまった場合の対処法
育児で疲れたなあと感じた時に熱が出てしまった場合、とにかく休むことです。
赤ちゃんがいてなかなか休むと言っても、思うようにいかないかもしれませんが、なんとか休める方法を見つけて、なるべく早く治すようにしましょう。
育児の協力をお願いする
一番の方法は、ご主人や親御さんに子供を預かってもらうことです。
可能であれば、親子で実家へ泊まってお世話になることも検討してみては。
もし、頼る人がいないのであれば、ファミリーサポートや一時預かりなどを利用して、日中だけでも身体を休めましょう。
家事は手抜きする
家事をするのが苦にならないご主人ならば、ご主人にお願いするのが一番ですよね。
やっぱり、家のことはご主人にしてもらうのが、一番気を遣わないですから。
ご主人が当てにできないのであれば、とにかく手抜きをしましょう。
よく「掃除機をかけなくても死なないから」と言いますが、まさにその通りだと思います。
洗濯も1日2日溜めても問題ないと思いますし、どうしても洗濯しなければならないものだけにするとか。
食事の用意も、買ってきてもらったり、レトルトなどで済ませたり、なるべく身体の負担のないようにしましょう。
【熱が出た時の簡単メニュー】
動くのはしんどいけれど、食事をどうしようかなあという時、私の一押しのメニューは、「うどん」です。
お腹にも優しいし、手軽にできて、子供も一緒に食べられるからです。
こんな時に大活躍なのは「冷凍うどん」です。
具を入れる気力もないほど体調が悪い時は、うどんを茹でてめんつゆを入れるだけでもよいと思いますよ。
卵を入れる元気があれば、卵を割り入れても。
ご飯があまっていれば、卵雑炊にしてもよいですね。
もう少し元気がある時には、具だくさんの味噌汁やスープを多めに作っておくのもおススメです。栄養もありますし。
無理をしないで、できる範囲で作れるときに作りましょう。
子供のお世話は最低限に
自分の体調が悪い時に頼る人がいないと、一番悩んでしまうのが子供のお世話ですよね。
熱が出たり、動けないくらい体調が悪い時には、子供のお世話も最低限にしましょう。
子供の食事には気をつけたいところでしょうが、数日程度なら市販品やデリバリーなどを利用したとても、悪影響を及ぼすことはほぼありません。
歯磨きや入浴も1日くらいしなくたって大丈夫です。
普段からDVDやスマホを見せないママもいらっしゃるかもしれませんが、このような緊急事態の場合は見せてもよいと思いますよ。
やっぱり、動画って子供をおとなしくさせる何かがありますから。
ママが熱や体調不良で動けない時って、なぜか子供はいつもより甘えたがります。
ママがいつもと違うので、子供も不安になってしまうんですよね。
そんな時は、正直に「ママちょっとお熱があって具合が悪いの。一緒にころんとしてくれるかな!」「ママお熱があるからお手伝いしてもらうと助かるよ!」など、優しく言ってみて下さい。
一時的にですけど、意外とわかってくれるかもしれません。
子供なりにママのことをフォローしようと頑張ってくれるはず。
病院で受診する
熱が続く場合は、病院に相談してみましょう。
小さい子供がいると病院へ行くのも一苦労ですが、発熱の原因が育児疲れとは限らず、重大な病気が隠れている場合もあります。
また、薬を処方してもらうことで落ち着く場合もあります。
授乳中のママは、担当医の先生に相談してみて下さいね。
育児疲れで熱が出た時のための備え
育児をしていると、いつ疲れが溜まって熱が出るかはわかりません。
また、感染症などを子供からうつされてしまうこともあります。
ママが急な発熱で動けなくなってしまった時のために、普段から準備をしておきましょう。
飲み物や食料品を常備しておく
急な発熱の時には、買い物にもなかなか行くことができないので、すぐ食べられて、保存のきくものを常備しておくと便利です。
- 冷凍うどん
- カップ麺
- プリンやゼリー
- 缶詰
- レトルト食品
- スポーツドリンク
- アイスクリーム など
薬などを常備しておく
あらかじめ、薬なども準備しておくとよいですね。
- 風邪薬
- 鎮痛剤
- 冷却シートや保冷材 など
連絡先を確認しておく
突然の発熱や体調不良の時に慌てないようにするためにも、前もって必要な連絡先を確認しておくことが重要ですね。
- かかりつけ医の電話番号
- 救急病院のチェック
- タクシー会社の電話番号
- ネットスーパーの事前登録
- 育児サービスの確認 など
危険な物を片付けておく
赤ちゃんは、何でも口に入れてしまいます。
普段から、赤ちゃんの手の届くところに、危険な物は置かないようにしておきましょう。
- コンセントや割れやすいガラス製品や陶器などの、赤ちゃんがいじって危険だなあと思うものは、すべて手の届かない上の方に、工夫して置きましょう。
- いじられて困る引き出しやダッシュボードの扉も、開けられないようにガードをつけておくとよいと思います。
一部屋でよいので、赤ちゃんが自由に動け回れる安全な空間を作っておくと、普段でも何かと便利です。
危険な物を、一度片付けて固定化してしまえば、あとは楽に片付けができるのでおススメです。
パパが赤ちゃんを連れ出した時にでも、片付けをしておくとよいと思います。
育児疲れで熱を出さないようにするためには
赤ちゃんのお世話をしていると、ついつい自分のことは後回しになってしまいがちです。
でも、ママがダウンしてしまうと大変なことになってしまいます。
日頃から、ママ自身の体調管理にも気をつけることは、大切なことです。
バランスの摂れた食事
食事はバランスよく摂りたいもの。
しかし、赤ちゃんがいるとなかなかそうはうまくいきません。
- パパがお休みの日に、作り置きおかずを作っておく。
- 抱っこしたり、おんぶをしたりして、なるべく3食食べるようにする。
- お惣菜やお弁当を上手に活用する。
など、工夫してみて下さい。
赤ちゃんのお世話で食事ができない中でも、なるべく多くの食品を摂るように心掛けるだけでも違いますよ。
体力をつける
赤ちゃんの首が据わって外に出られるようになったら、ぜひ、お散歩をしてみて下さい。
ママの体力もつきますし、リフレッシュにもなります。
赤ちゃんだって、外に出ることで刺激になって気分転換にもなるんですよ。
また、子供を連れてお散歩をしていると、誰か彼かに声を掛けられます。
その時に、一言二言、言葉を発しただけで、ちょっとした気分転換になります。
外に出る準備をして、赤ちゃんを連れて、というのは大変かもしれませんが、家にこもっているよりは断然よいです。
身体を休める
赤ちゃんのお世話をしていると、自分の思い通りに動けなかったり、睡眠不足だったりして、どうしても身体を休めることができません。
赤ちゃんが寝ている時に、残っている家事をしてしまいたくなる気持ちはとてもわかるのですが、目をつぶる勇気を持って、なるべく赤ちゃんと一緒に休んだり、たまには少しの時間でもいいので、パパや他の人に子供を預けて休んだりしましょう。
また、出産後、一般的には約1か月は身体を休ませる必要があります。
身体のことを考えると、せめて産後2週間くらいは家事をするのは極力控えて、なるべく赤ちゃんのお世話と身体を休めることに専念しましょう。
この時期に無理をしてしまうと、回復に時間がかかってしまったり、その後も不調を引きずってしまったりすることで、熱が出たり、他の辛い症状が出る場合がありますので、注意なさって下さい。
無理をすれば、ママだって疲れやストレスから熱が出ることもあります。
子育てをしていて、多少部屋が汚くたって、ちょっとくらいお惣菜を出したって、やっぱりママの笑顔が一番大切だと思うんです。
少しくらい手抜きをしても大丈夫!
育児は大変な仕事です、どうぞ、ご自分のことも労わってあげてくださいね。