夢中で子育てをしていて、ふと、動悸や息苦さを感じて不安になることはありませんか?
もしかしたら、その症状、育児のストレスからくるものなのかもしれません。
今回の記事では、動悸の原因と、その対処法についてお伝していきます。
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子育て中の動悸は育児のストレスが原因かも
赤ちゃんが産まれると、今までの生活のリズムが一変します。
夜中の授乳で何度も起きたり、泣く度に抱っこしたり。
少し大きくなってくると、目が離せなくなって。
離乳食が始まると、ママが一生懸命に作った離乳食を食べてもらえなかったり、グチャグチャされたり。
ちょっと落ち着いてきたなあと思うと、イヤイヤ期が始まって。
子供中心の生活の中で、夜はぐっすり眠ることができず、家事は進まない、やりたいこともできず、1人になる時間もありません。
自分では自覚がなくても、知らず知らずのうちにストレスが溜まり、動悸が起こってしまうことがあります。
子育て中に起こる動悸は、育児のストレスが原因となっている場合がほとんどだと考えられます。
そういった場合、動悸は一過性のもので、落ち着いてくるといつの間にかなくなっていくことが多いようです。
動悸の原因が育児ストレス以外の場合も
子育て中に起こる動悸のほとんどは、育児のストレスからと考えられますが、一方で何か重大な病気が隠されている場合もあります。
あまりにも動悸がひどいようだったり、長引いたりする場合には、まず、専門の医療機関を受診されて、しっかりと検査をしてもらいましょう。
育児のストレス以外の原因で、動悸が起きるのはどんな場合でしょうか。
ホルモンバランスの乱れ
妊娠中に増えていたホルモンが、出産後、急激に減少し、その代わりに母乳を促すホルモンの分泌量が増えてきます。
このようなホルモンの急激な変化は、ホルモンバランスの乱れとなり、身体にとってダメージとなってしまうことがあるんです。
その症状の一つとして、動悸が起こる場合があります。
ホルモンバランスの乱れが治るのは、人によって様々ですが、なかには1年近くかかることもあるようです。
貧血
ママは、出産時の出血や産後の悪露、授乳で、どうしても貧血になりやすいです。
貧血になると、身体に酸素が十分にいきわたらくなって、動悸の症状が表れることがあります。
その他に、めまいや息切れ、耳鳴り、倦怠感、氷が食べたくなるなどの症状があります。
鉄分を多く含む食品を摂る、または、鉄剤を処方してもらうなどして、鉄分を補うことで動悸は改善されるでしょう。
自律神経失調症
内臓や血管などの機能をコントロールするために、絶えず働き続けている神経のことを自律神経と言います。
自律神経は、興奮している時に働く「交感神経」と、リラックスしている時に働く「副交感神経」の2つからなっています。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまって、動悸を引き起こす原因となってしまうことがあるんです。
日常でできる改善策としては、カフェインの摂りすぎに注意したり、ウォーキングやヨガなどで筋肉をほぐしたり、お風呂にゆっくり浸かって身体を温めたりしましょう。
赤ちゃんのお世話をしているとなかなかできませんが、たまにはパパに赤ちゃんをお風呂に入れてもらって、ゆっくりできればよいですね。
甲状腺の異常
甲状腺の病気で代表的なものは、「バセドウ病」です。
バセドウ病は、甲状腺の機能が過剰になり、心臓に負担が掛かっている状態となります。
原因は自己免疫疾患と考えられていて、動悸の他に、甲状腺(喉)の腫れ、眼球が飛び出て見えることが症状としてあります。
治療方法は、薬物療法が中心となり、ほとんどが2~3週間ほどで動悸などの症状は治まりますが、1~2年は再発防止のために薬を服用しなければなりません。
また、生活面では、心臓に負担がかからないように、安静が必要となります。
パニック障害
パニック障害の症状は、突然の動悸やめまい、呼吸困難、発汗などとともに、強い不安や恐怖感を伴うパニック発作が起こります。
原因は、詳しいことはわかっていませんが、恐怖や不安に関係している神経伝達物質と、興奮を抑える神経伝達物質とのバランスが崩れるためと言われています。
パニック障害の疑いが場合は、心療内科や精神科の受診をおススメします。
育児のストレスで動悸がしたら
動悸の症状が感じられたら、まずは、横になって安静にし、動悸が落ち着くのを待ちましょう。
その時に、身体を締め付けるようなものは取ってしまった方がよいですね。
ベルトやボタンを緩めたり、きつい下着を取ったりして、楽な姿勢をとって下さい。
そして、変だなと思ったら、自己判断で決めつけずに、病院へ行って相談されてくださいね。
子育てをしていると、どうしてもストレスは溜まり気味になってしまいます。
また、睡眠不足にもなりますし、身体も酷使してしまいがちです。
特に、3人以上お子さんを育てているママは、休むヒマもなく、イライラしっぱなしということもあると思うんですよね。
子育て中は、大変で長く感じられるかもしれませんが、子供の成長はあっという間です。
夢中で過ごしているうちに、子育ての時間もいつの間にかあっという間に過ぎていってしまいます。
いつの日か振り返った時に、懐かしいと思える日が来るのかなあと思うと、子育ての日々を大切にしていってほしいと思います。
子育てをしていて動悸の症状が出やすいママって、頑張り屋さんに多いと聞きます。
頑張ることはとても大事なことですし、頑張らなければ育児はできないですよね。
でも、手を抜くことも大事なことです。
上手にリフレッシュしながら、肩の力を抜いて子育てできるとよいですね。
リフレッシュ方法や手抜きのコツが載っている記事もありますので、こちらも参考になさって下さいね。