出産して、赤ちゃんのお世話にもやっと慣れてきたなあと思ったら、離乳食が始まります。

離乳食って、こまごました注意事項や段階があって、進め方にとまどうママも。

今回の記事では、離乳食の進め方がわからないというママの悩みについてお伝えしていきます。

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離乳食の進め方がわからないママって少なくない!?

離乳食の進め方がわからないというママが意外に多いことにびっくりしたと同時に、そうかもしれないと思わずうなずいてしまったのです。

当時を思い出してみても、離乳食に入る際に保健師さんが訪問に来てくださったり、さらりとした講習会があったりした記憶はありますが、詳しい指導はなかったような気がします。

 

私の場合は、たまたま持っていた育児本に離乳食の進め方が載っていたので、それを参考にしながら進めていきました。

月齢ごとに、食材ごとに、何度も何度も育児本を見て確認した記憶があるので、ちょっとした講習だけではわかるはずがないと納得。

 

また、細かい疑問でなんとなくモヤモヤということも。

たとえば、「1さじって小さじ?大さじ?」「おかゆと野菜のペーストは別々?それとも混ぜた方がいいの?」「1日ごとに1さじ増やすって?」「慣れたら増やすってどういう状況なら増やしていいの?」「2回食の時間は?」などなど、知っているようであやふやな点がいっぱいなのだと思います。

それらのことを踏まえて、離乳食の進め方のポイントをまとめていきたいと思います。

 

離乳食の進め方がわからない時に注意するポイント

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド2019年3月」にもあるとおり、離乳食を始める時期は生後5~6か月が適当となっています。

それは、母乳の栄養素がなくなってくる時期が6か月くらいからといわれていて、離乳食が遅すぎると赤ちゃんが栄養不足になってしまうからです。

だからといって、早すぎるのも赤ちゃんの身体に負担がかかってしまいます。

 

赤ちゃんの内臓はまだまだ未熟なので、離乳食は徐々に進めていく必要があります。

ですので、その月齢によって食べさせられる食材や回数や量があって、段階を踏んで進めていくんです。

食材は必ず加熱してから、ペースト状から始まってだんだんと固さをつけていきます

赤ちゃんの食べる発達に合わせて進めていき、1歳6か月ころまでに完了していくことが多いようです。

 

アレルギー対策として注意することは、万が一アレルギーが起こった場合に食材を特定するため、初めて食べさせる食品は1日に1種類だけ離乳食用スプーン1さじずつ(卵は耳かき1さじから)から与えます。

また、具合が悪くなった時に病院へ行くことができるように、受診できる時間帯(平日の午前中など)に食べさせると安心ですね。

アレルギーの原因となりやすい主な食材は、卵、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、肉・魚・豆腐などのタンパク質ですので、これらは一定の月齢以降に十分注意しながら食べさせるようにしてください。

はちみつは、赤ちゃんに与えると中毒を起こすので、1歳までは絶対に与えないでください。

それから、生卵、刺身、そば、ピーナツ、パイナップル、マンゴーもNGです。

 

人によって食べる量や好き嫌いがあるのと一緒で、赤ちゃんもそれぞれでマニュアル通りにはいきません

ほとんどの赤ちゃんが教科書通りにはいきませんので、月齢ごとの進み方や量が多少違くても、上記の注意事項さえ守れば平気くらいに考えて。

「食べる」ことは、毎日毎食のことなので、ママも頑張りすぎなくていいんです。

赤ちゃんもだんだんと慣れてそのうち食べるようになってきます

失敗したら他の方法で、それでもダメなら少し休んでまたチャレンジする、いろいろ工夫してやってみてくださいね。

また、この時期、どうしても他の赤ちゃんと比べがちですが、あまり気にせずマイペースが肝心です。

それから、大人だって楽しく食べた方が食が進みますので、離乳食も楽しい食卓を心掛けましょう。

 

気になる栄養のバランスですが、1週間単位、1か月単位で考えればよいので、たとえその日だけ栄養が摂れてなくても大丈夫くらいに考えて。

母子手帳の身長と体重の発達曲線のグラフで栄養状態をチェックをしてみて、発達曲線に沿って緩やかに上昇していっていれば大丈夫です

 

離乳食の進め方の詳しいスケジュールがわからない

離乳食のスケジュールの一例をあげますので、参考にしてみて下さいね。

離乳食を始めるタイミング

首がすわって、支えてあげればお座りができる、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなってくることが、離乳食を始める目安となります。

また、よだれが増えて、大人が食事をしていると興味を示したり口をモグモグさせたりしてきたら、赤ちゃんからの離乳食開始のサインです。

離乳食開始前の果汁は必要ない

以前は、離乳食の開始前に準備期間として果汁やイオン飲料、スープの上澄みを与えていました。

しかし現在では、それらを与えることの栄養学的なメリットはないとのことなのです。

さらに、虫歯や下痢、栄養障害、アレルギー発症のリスクにも関係するといわれていますので離乳食前の準備期間は必要ありません

生後5~6か月頃の離乳食初期(ゴックン期)

まず、10倍がゆのすりつぶし1さじ(離乳食用のスプーン)をあげることから始めてみましょう。

1さじを何回かに分けて、赤ちゃんのお口にごく少量ずつもっていってあげてください。

初めての離乳食タイムは、赤ちゃんの機嫌のよい時で、係りつけの病院が開いている午前中がベスト。

私は、10~11時くらいの授乳タイムに置き換えて食べさせてました。

食事が終わったら、母乳やミルクを飲みたいだけ飲ませてあげましょう。

 

1週間目:ペースト状にした10倍がゆを1~2日目は1さじ3~4日目は2さじ5~7日目は3さじ~4さじと、徐々に増やしていきましょう。

あくまでも目安ですので、嫌がるようでしたら無理に食べさせなくてもOKです。

この時期は、母乳やミルクで十分に栄養が摂れていますので、食べる練習が目的だと思って気軽に構えてほしいと思います。

 

2週間目:10倍がゆ4さじ~7さじに野菜のペーストをプラスしてみましょう。

離乳食によく使われる野菜は、にんじん、かぼちゃ、じゃがいも、ほうれん草(あく抜きする)、かぶ、などです。

たとえば、8~9日目は10倍がゆ4さじとにんじんペースト1さじ10~11日目は10倍がゆ5さじとかぼちゃペースト1さじ12~13日目は10倍がゆ6さじとジャガイモのペースト1さじなど。

素材の味を生かすためにも、味付けはせずに、食材は混ぜないで単品食べさせてあげてくださいね。

基本的に、だしもまだ使わない方がよいでしょう。

 

3週間目10倍がゆ7さじから10さじくらいに野菜ペーストは1さじから3さじに、徐々に増やしていきましょう。

野菜ペーストは、お試し済みの野菜にプラス他に季節の野菜もあげてみて。キャベツ、玉ねぎ、トマト、サツマイモ、白菜、ブロッコリーなど。

たとえば、10倍がゆ8さじ、にんじんペースト1さじ、初めての食材キャベツペースト1さじ、という具合で食べさせてあげてください。

ここら辺からすでに、離乳食の進み具合がそれぞれになってくるので、食べる量や種類、進み具合はあまり気にしないほうがよいですね。

我が家の長女も小食だったため、ここら辺の段階からマニュアル通りの量は食べなくなってしまいました。

ある程度食べることに慣れてきたら、すべてクリアしなくても次のステップに進んでよいと思います。

 

4週間目豆腐や白身魚といったたんぱく質を少しずつ取り入れていきます。

豆腐は加熱してすりつぶして。

初めての白身魚は、鯛のお刺身で調理するのがやりやすいですね。

その他に、カレイ・ヒラメ・シラス干し(塩抜きする)などを使用。加熱してすりつぶします。ボソボソする時は片栗粉でとろみをつけると食べやすいですよ。

豆腐も白身魚も、初めて与えるときは1さじずつ、他にはおかゆと慣れている野菜ペーストを。

たとえば、10倍がゆ12さじ(小さじ5くらい)、豆腐1さじ、人参ペースト2さじ、かぼちゃペースト1さじなど。

これくらいの時期になったら、何品か混ぜてもOKです。おかゆに野菜を混ぜると、食べやすくなることもあります。

また、炭水化物(ご飯類)、タンパク質(大豆・魚・肉類)、ビタミンやミネラル(野菜類)の3つの栄養素が摂れるように意識して食べさせるようにするとよいですね。

なお、白身魚の中でも、鱈は例外で、アレルギー症状が現れることが多いため、離乳食後期から食べさせるようにしましょう。

 

2か月目:10倍がゆなどを上手にゴックンできるようになって、3つの栄養源を摂れるようになったら、2回食にしてみましょう。

ただし、2回食にしても食事は倍にしないで、2回目の食事は1回目の1/4程度から始めましょう。

それから、ほんの少しずつ増やしていってみてください。

 

2回目の離乳食の時間は、1回目から4時間以上あけます

私は、10時と15時くらいの授乳の時間に置き換えて食べさせていましたが、夜遅い時間(19時以降)でなければ、多少ずれても問題ありません。

この2回食の時期って、キッチンに立っている時間が多いので、むしろ、ママがストレスにならないような時間でよいと思います。

 

様子を見て、徐々に水分を減らしていってちょっとだけ固くしてみたり、少しだけざらつきのある食感に挑戦してみても。

この時期くらいからは、食べられるものも増えてきますよ。

食パン、うどん、そうめん、大根、小松菜、パプリカ、カリフラワー、きゅうり、とうもろこし、リンゴやバナナ、いちご、スイカ、なし、みかんなどの果物。

豆乳(無糖で無調整タイプ)、きな粉(誤嚥のおそれがあるのでおかゆや野菜などに混ぜてしめらせる)、麩、大豆、枝豆なども食べられるように。

生後7~8か月頃の離乳食中期(モグモグ期)

上手にゴックンできるようになり食事にも慣れてきたら、モグモグとお口を動かして、舌と顎で食べ物をつぶして飲み込む練習の時期です。

引き続き2回食で、なるべく決まった時間に食べて生活リズムをつけましょう。

1回目と2回目の食事の量は同じくらいで。

おかゆは7倍がゆ、食材の固さは絹ごし豆腐くらいで舌でつぶせるくらいの固さです。

コーンフレーク、オートミール、里いも、レタス、なす、青のり、納豆、鮭、めかじき、かつお、まぐろ、削り節、ツナ、鶏ささみ、粉チーズ、プレーンヨーグルト、卵黄、塩、しょうゆ、みそなども食べられるようになります。

 

卵黄は、離乳食開始から2か月後くらいから始めましょう。

固ゆでにして白湯でのばして、耳かき1さじくらいからスタートします。

アレルギーが出ていないか赤ちゃんの様子を観察してください。

2~3日空けてから同じ量をあげて、それを3回くらい試してみます。

特にアレルギーの症状がなかったら、徐々に増やしていきます。

卵の詳しい離乳食の進め方はこちらを参考になさってください。

⇒ 離乳食での卵の進め方~ステップアップの手順と注意点まとめ

生後9~11か月頃の離乳食後期(カミカミ期)

朝昼夕と3回食に進みます。

なるべく家族と一緒に楽しく食べて、生活リズムを整えていきましょう。

ただし、夕食は遅くても19時前には食べ終わるように。

おかゆは5倍がゆですが、徐々に水分を減らしていきます。食材の固さは指で簡単につぶせるバナナくらいに。

野菜などは粗みじん切りで、慣れてきたらだんだんと角切りや短い千切りにしていきます。

 

お座りが上手になって椅子に座って食べられるようになり、手づかみ食べ遊び食べもするようになりますが、ママはストレスにならない程度に見守って。

下にレジャーシートなどを敷いておくと、ママのストレスが軽減しますよ。私はお風呂用のマットを敷いていました。

 

食べられるものもぐんと増えて、大人からの取り分けができるようになるので、ママはちょっと楽になるのではないかと思います。

ただし、子どもの分は薄味で。

また、この時期は、鉄分が不足気味になってくるので、タンパク質源の食材や鉄分の多い食材を積極的に取り入れましょう。

パスタ、きのこ、もやし、ひじき、レバー、プロセスチーズ、卵、青魚、豚肉、牛肉なども食べられるようになります。

卵の白身も耳かき1さじから。

 

離乳食は、作るのも食べさせるのも片付けるのも大変で、しかも毎日毎食のことで、これからのスパンもけっこう長いです。

もうここまで進んでくると、月齢的に食べられない食材に気をつければ、よい意味で適当で大丈夫だと思います。

たとえば、3回食がたまに2回食になっても大丈夫。

また、市販のベビーフードを使ったっていいんです。

ママは頑張りすぎないで。

生後12~18か月頃の離乳食完了期(パクパク期)

3回食が定着してきて、離乳食の量が増え授乳回数が減ってきます。

3色の食事だけで足りないようなら、1日1~2回のおやつをあげても。

おにぎりやパン、いも類、乳製品、果物がおススメですが、次の食事の妨げにならないように。

おかゆから軟飯になっていき、食材の固さは軽く力を入れてつぶれる肉団子くらいが目安です。

 

この時期になると、ほとんどのものが食べられるようになるので、大人の食事からの取り分けがますます楽になります。

ただし、味付けはまだまだ薄味で。

毎回でなくてもよいにので、手づかみやフォーク・スプーンで食べられるように調理を工夫すると、自分で食べる力が身についていきます。

自我が出てきて、「好き嫌い」や「遊び食べ」「食べムラ」でママが悩んでしまう時期でもありますが、離乳食ももう終盤、焦らず気楽に構えてゆっくり進めていってくださいね。

 

ここではお伝えしきれなかった月齢ごとの離乳食の量やレシピが載ったサイトをご紹介します。

さらに詳しい内容はこちらをご覧くださいね。

離乳食初期(生後5~6カ月ごろ・ゴックン期)の進め方や1回の量、献立の疑問&不安を解消!

離乳食中期(生後7~8カ月・モグモグ期)の固さ・大きさ・量の目安と食材・おすすめレシピ

離乳食後期(生後9~11カ月・カミカミ期)の進め方・固さ・量の目安と食材&おすすめレシピ

離乳食完了期(1歳~1歳6カ月ごろ・パクパク期)のおすすめレシピ!進め方や量、理想的な献立は?

 

離乳食の進め方がわからない時は離乳食の本の利用を

私の場合、「見てわかる0~12か月赤ちゃん育児BOOK」と「ひよこクラブの育児大百科」の離乳食の項目を参考にしながら進めていきました。

(今では、いずれも一部古い内容となってしまっていますので、もし購入される場合は、最新版をご購入下さい)

 

どちらの本も、月齢ごとの食材のやわらかさや刻み方が写真付きで載っていたので、わかりやすくて重宝しました。

また、モデルの赤ちゃんの一日のスケジュールも月齢ごとに詳しく出ていたので、離乳食の回数によってだいたいの予定がたてられたのもよかったです。

さらに、離乳食を楽しく進めていくヒントもあったりしてけっこう頼りになりました。

 

この記事と貼り付けたリンクのサイトを参考にしていただければ、離乳食はほぼ進めていけるとは思いますが、もし不安であれば、このような離乳食の進め方が載っている育児本を1冊購入するのも、ひとつの手段かなあと思います。

離乳食の他にも、赤ちゃんのお世話の仕方が月齢ごとに詳しく書かれていますし、病気や心配ごとなど、知りたいことがたくさん載っているんです。

また、離乳食がメインの本ですと、いろいろなレシピが載っていて、写真付きなのでだいたいの食べさせる量がわかるのではないかと思います。

 

ただし、いろいろな人がいるのと同じで、赤ちゃんもいろいろな赤ちゃんがいますので、「育児本の通りにはいかない」ということは心に留めておいてほしいと思います。

むしろ、離乳食に関しては、スムーズにいく赤ちゃんはほとんどいないくらいに思ってよいかもしれません。

ですので、育児本を見ないほうがいいという方もいらっしゃいます。

それも一理ありますが、私は、「育児本は単なる目安」くらいに考えて、離乳食の進め方がわからない時や迷った時にいつでも見ることができるように、離乳食の載った育児本を手元に置いておくことをおススメします。

 

離乳食は確かに大変で、ママの頑張りどころではあると思うんです。

でも、ちょっとくらいサボったっていいし、ちょっとくらい適当でも大丈夫くらいに思っていいんです。

 

「育児LIFE」では、離乳食についての記事が他にもたくさんあります。

もし、離乳食で行き詰ったら、ちょっと思い出してみて下さいね。

赤ちゃんとの食卓が楽しい思い出となるようお手伝いができれば幸いです。