こんなに我が子のことを思っているのに、子供に「パパが嫌い」というオーラを出されると凹んでしまいますよね。
実は、この子育ての悩みには、ちゃんとした理由があるのです。
なぜ子供がパパ嫌いになるのか、そしてその対処法をお伝えしていきたいと思います。
一緒に子育てしたいのに、パパが抱っこすると泣き出すのは嫌いだから?
ママが抱っこすると機嫌がいいのに、パパが抱っこすると急に泣き出してしまったら、パパはがっかりしてしまいますよね。
これはよくあることで、パパが嫌いなわけではなく、人見知りの一つだと考えていいと思います。
人見知りとは、ママやパパなど知っている人と、他の人の区別がつくようになり、知らない人に抱っこされたりすると泣き出したりしてしまうことで、生後6ヶ月位から始まります。
子供と会う時間が少ないパパが、人見知りをされるということはよくあることです。
仕方がないことなので、パパはいじけたりせずに、抱っこしてあげて、それでも泣くようでしたら無理をせず、おもちゃなどで遊んであげて下さい。
人見知りも一時的なもので、子供の世界が広がってくる1歳過ぎ位までの辛抱です。
仕事も子育ても頑張っているのに、「パパ嫌い」ってどういうこと?
子供が3歳位になると、「パパ嫌い」「パパあっち行って」など、パパを嫌うような言動をすることがしばしば見られます。
ママを独り占めしようとしたり、パパを邪魔者扱いしたりすることもあります。
これは反抗期の時によくみられることで、子供の言う『嫌い』には、あまり意味のないことが多いようです。
この時期のもう一つの特徴として、「何よりもママが大好き」「ママ以外は受け付けない」といったこともよく見られます。
それは、ママと一体感を持つことで、安心な場所を確保しながらも、自立の準備を進めているからなのです。
とは言ってもパパは、寂しい気持ちになってしまったり、焼きもちを焼いてしまったりしてしまいますよね。
しかも仕事も子育ても頑張っているパパにとってはなおさらです。
しかし、子供に暴言を吐いたり、暴力を振るったりしてしまうと、ずっとパパ嫌いでいてしまいますし、子供の成長に悪影響を及ぼしかねません。
そこで、パパ嫌いの時期を乗り切るポイントを紹介したいと思います。
- 子供はパパの子育てに対する関心を敏感に感じとるので、短時間でいいので真剣に遊ぶ
- ママに対して、感謝の気持ちを持つ
- 夫婦仲良くする
- ママの味方になって助けてあげる
- 子供の成長過程の時期の問題なので、感情的にならずにユーモアで返す
嫌われて損をしているように思われるパパですが、子供の成長にとって父親の役割はとても大切ですので、ドンと構えて子育てに向き合い、家族を守っていきましょう。
娘に嫌われる父親の子育ての悩み
小さい頃は「お父さんと結婚する」なんて嬉しいことを言っていたのに、年頃になったら「お父さん嫌い、臭い」って言われて父親としては悲しい限りです。
このお父さんの〈におい〉ですが、実は生物学的に理由があるのです。
女性は出産するための準備が整った思春期の時期になると、親近相姦を避けるために自分に近い遺伝子の体臭を嫌う習性があります。
なのでお父さんは、娘の成長の証と捉えて、見守ってあげてほしいと思います。
世のお父さん方、少しほっとされたのではないでしょうか。
子供も成長して、仕事をしたり、結婚したり、家庭を持って子育てをしたりすることで、父親に対しての感謝や尊敬の気持ちが新たに生まれ、「パパ嫌い」から「パパ大好き」に変わってていくのではないでしょうか。
努力して子育てをしていくことは無駄ではありません。
嫌われることを恐れずに、楽しんで育児に関わっていただけたらなぁと思います。
子供のパパ嫌いで悩んだ時に、ママが子育てで気をつけるポイント
ママがパパの愚痴を言ってしまいたくなるお気持ちは、十分理解できますが、ママの言動が「パパ嫌い」を引き起こす可能性もありますので、ママも注意が必要です。
一過性の「パパ嫌い」なら問題ありませんが、「パパ嫌い」が定着してしまうと、家族間に何らかの溝ができたままの状態がずっと続いてしまいます。
子供がパパ嫌いにならないようにママが気をつけたいポイントをまとめました。
- 子供の前でパパの悪口を言わない
- パパを盛り立てる
- ママにとってパパは大事な存在だということを教える
- 夫婦仲良くが一番
子育てをしていく上で父親の存在というものは、とても重要です。
ある大学の子育て研究会のセミナーで聞いた話ですが、父親が子育てに参加しなかった子供は、パートナー選びが上手じゃないケース(例えば不倫やDV夫など)が多いとのデータがあるそうです。
恋愛や結婚にもパパの影響は大きいようですね。
パパを味方につけて夫婦仲良くすることを心掛けていれば、子供のパパ嫌いは解決していくと思います。