離乳食を与えるようになって、気がついたら、いつの間にか赤ちゃんに湿疹のようなものが…

これは食物アレルギー?それとも乳児湿疹?

今回の記事では、離乳食によるアレルギーと乳児湿疹との違い、また、それらの関係について調べました。

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離乳食による食物アレルギーと乳児湿疹との違い

離乳食を与え始めたら、赤ちゃんの顔に湿疹があるのに気付いたということはありませんか。

それが、離乳食による食物アレルギーなのか、それともただの乳児湿疹なのか、判断がつきにくいですよね。

食物アレルギーと乳児湿疹の違いって何なのでしょうか。

 

食物アレルギーの症状としては、離乳食後数分から1時間以内くらいに、蕁麻疹(痒みを伴う皮膚の赤みや発疹)が現れることが多いようです。

また、口の中や周りが赤くなったりプツプツが出たりすることも。

食物アレルギーの発疹は、食べることで体内の抗体が反応して身体に出てしまうものです。

離乳食後すぐに症状が現れて、数時間以内に消えてしまった場合は、食物アレルギーの可能性があると考えられます。

さらに、下痢や嘔吐、腹痛などを起こしたり、まれにショック状態に陥ることがあったりしますので、注意が必要です。

 

一方、乳児湿疹は、離乳食に関係なく、多くが頬や額、頭に赤みが現れます。

乳児湿疹の原因は、生まれつき体質的に皮膚のバリア機能が弱いことです。

ですので、乳児湿疹そのものは皮膚の下の炎症であって、アレルギーから起こるものではありません

 

また、2か月以上の痒みがある場合には、アトピー性皮膚炎の可能性があります。

ちなみに、乳児湿疹とアトピー性皮膚炎との違いですが、アトピー性皮膚炎の方が痒みが強く、全身に発症します。

しかし、実のところ、見分けがつきにくんです。

乳児湿疹とアトピー性皮膚炎は、症状が似ているため、本質的には同じものと考えられて、アトピーも乳児湿疹と呼ぶことにしている小児科もあるようですよ。

 

上記の説明でもおわかりのように、食物アレルギーと乳児湿疹の違いは、そもそも原因やメカニズムが違います

しかし、食物アレルギーと乳児湿疹を正確に見分けることって、パパやママにとっては難しいですよね。

見た目には判断しにくいので、勝手に判断せず医師に相談されることをおススメします。

 

離乳食によるアレルギーと乳児湿疹!診断してくれる病院は?

アレルギーの症状か、乳児湿疹の症状か、自分で判断がつく場合でもつかない場合でも、医師に相談されることをおススメしましたが、それではどの病院へ行ったらよいのでしょうか。

基本的には、小児科へ行くのが望ましいです。

小児科によっては、治療が難しい場合、アレルギー科を紹介してもらえるところもあるようです。

 

しかし、実際には、小児科へ行ってもなかなか診断がつかなかったり、何回通っても症状がよくならない場合もあります。

また、そんな状況でも、専門医を紹介してくれる小児科が少ないこともまた事実です。

 

私も、子どもが赤ちゃんの時、おしりにかぶれが出きて、近所の係りつけの小児科に何回も通った経験があります。

しかし、何回行ってもよくならず、ママ友から教えてもらった皮膚科に連れていきました。

そしたら、すぐによくなったんですよね。

 

小児科に連れて行って、的確な診断と処置をしてもらえるのが理想ですが、残念ながら、小児科医の力量によっては、必ずしもそうとは限りません。

しかし、今は情報が発達していますよね。

ママ友同士の口コミは、もちろんあなどれませんが、ネットを検索してみると、治療方針を発信している小児科医もいらっしゃいます。

食物アレルギーと乳児湿疹について、詳しく治療方針をホームページに載せている小児科の先生も多いです。

迷った時は、ネットで検索して、ホームページなどを探してみてもよいと思います。

周りの人たちとの情報の共有と、リサーチは大切ですね。

 

離乳食によるアレルギーと乳児湿疹との意外な関係

子どもの食物アレルギーに関しては、たくさんの研究がなされています。

近年になって、乳児湿疹が食物アレルギーの原因になるという説が有力視されているようなんです。

一見別のことのように思える食物アレルギーと乳児湿疹ですが、意外な関係性が明らかになってきました。

それは、皮膚のバリア機能が崩れて乳児湿疹になると、そこから食べ物のアレルゲンが侵入して抗体が作られて、そのあと、同じ食べ物を食べたときに、アレルギー反応を引き起こすということがわかってきたのです。

 

空気中に潜んでいたり、ママの手や身体や衣服についていたりする微量のアレルゲンが、バリア機能の弱っている赤ちゃんの皮膚から侵入して、抗体を作ってしまいます。

その後、抗体が作られてしまった食べ物を、離乳食で与えることで、アレルギー反応が起こってしまうんです。

 

このように、乳児湿疹のある赤ちゃんは、食物アレルギーになりやすいんです。

ですので、離乳食でのアレルギーを予防するためには、赤ちゃんの乳児湿疹やアトピー性皮膚炎の適切なスキンケアをして、皮膚からのアレルゲンの侵入を防ぐことが、大変重要だといわれています。

 

食物アレルギーや乳児湿疹の赤ちゃんの離乳食

食物アレルギーと乳児湿疹の関係がわかったところで、気になるのは離乳食のこと。

では、食物アレルギーや乳児湿疹の赤ちゃんの場合の離乳食はどうすればよいのでしょうか。

 

昔は、食物アレルギーというと、離乳食から原因となる食べ物を除去することが常識とされていました。

しかし、最近の研究では、食物アレルギーの予防や治療方法としては、食べることが効果的であると、方向転換されたんです。

今は、赤ちゃんに食物アレルギーがあっても、原因となる食物を必要最小限除去したうえで、厚生労働省のガイドラインにもとづいて離乳食を進めるよう指導していくようです。

 

ですので、赤ちゃんに乳児湿疹やアレルギーの疑いがある場合は、医師に相談されて、指示のもと離乳食を進めていくのがベストですね。

医師に除去するように指示された食べ物以外のものを、念のため、または心配だからといって、自己判断で必要以上に除去したり、食べる量を自分で判断することは、絶対にやめましょう

 

 

乳児湿疹から、離乳食でアレルギーにならないようにするためのポイント

  • スキンケアを徹底して、きれいな肌の状態を保つ。
  • 自己判断で、離乳食を遅らせない。
  • 食物アレルギーの場合、もしくはアレルギーが疑われる場合は、必ず医師と相談しながら安全な量を食べていく。

 

赤ちゃんの時に発症した食物アレルギーは、専門医の適切な治療を受けることで、3歳頃までに約5割の子どもが、小学校入学の頃までには約8~9割の子どもが治るといわれています。

悲観せずに、根気強く医師の指導のもと、治療をしていってくださいね。

 

食物アレルギーと乳児湿疹について詳しく載っているサイトを見つけましたので、よかったら参考にしてくださいね。

⇒ NHKすくすく子育て情報「食物アレルギーの新常識」