子育てをするにしろ、仕事をするにしろ、モチベーションってすごく大事。毎日が忙しいママならば、なおさらのこと。
仕事をしているママ、仕事をしていないママの、それぞれの立場の悩みから、「モチベーション」について考えて参ります。
子育てをしていると、仕事のモチベーションが下がってしまう
産休、育休が終わって、仕事に復帰した後、仕事が変わらないママ、変わったママ、または出産時に退職して再就職したママ、いずれにせよ、モチベーションに変化があったのではないでしょうか。
子育てをしながら働く環境が整っていたり、やりがいがあったとしても、子供のお迎えで早く帰らなければならない時や、子供の急な病気などでお休みしなければならない時は、後ろめたさやジレンマを感じてしまいますよね。
仕事もしたいけど家庭も大事にしたい、仕事量が多くどうしたらいいか迷っている、仕事内容が変わってやりがいがなくなった、前のように仕事だけに集中できない、スキルアップを諦めたなど、子育てをしながら仕事をするということは、本当に大変なことです。
その一方で、働けることがありがたい、子供がいるからやりがいができた、子供がいて仕事が出来ないと思われたくないから頑張れる、評価を気にせずやるべきことに集中できる、あきらめずに元の仕事を取り戻したと、モチベーションを保てた、またはモチベーションが上がったというたくましいママもいます。
このようなママたちは、どのようにしてモチベーションを維持しているのでしょうか。
共通して言えることは、必要に迫られた効率性なのではないかと思います。時間がないことは仕方がないので、考え方や働き方を変えるということです。
仕事の正確さに重点を置く、段取りを十分に考える、ツールのスキルアップ、他の人に振る、誰が引き継いでも分かるようにするなど、いろいろ工夫されているようです。
その為、自分が抱え込まなくても意外と大丈夫と意識が変わったり、自分の苦手だったことが克服されたり、効率が断然良くなったり、判断力が良くなってきたり。
そして、職場や上司、周りの人たちのありがたさに、敏感に気付くことができるようになったのではないでしょうか。
モチベーションは、何と言っても気持ちの持ちように左右されます。
子育てと仕事、忙しい毎日ではありますが、自分なりに工夫して、モチベーションを上げ、充実した日々を送ってほしいと思います。
仕事をせず子育てだけで、モチベーションを維持できるか
どこへ行くのも子供を連れて、要求されれば、何をしていてもその手を止めて子供のもとへ、夜中に起こされて授乳…子育ては、24時間毎日休みなしの労働です。
それにもかかわらず、報酬もありませんし、認めてもらえることもありません。そして何より、子育てが大変だということを、理解してもらえないというのが辛いですよね。
また、子供だけとずっといることによって、社会と断絶されたような、焦る気持ちも出てきてしまいます。
子育てをしていて、モチベーションを上げることはできるのでしょうか。
子供と向き合いながら、家のことをきちんとしたり、節約をしたり、食事も一から作ったりすることは、大変な労力です。そのおかげで、夫は仕事に打ち込むことができますし、子供は安心して過ごすことができます。
子育てや家事は立派な仕事ですし、それらのことに自信を持ってもらえたらいいなと思います。
そして、夫婦お互いに、感謝の気持ちを口に出せるといいですね。そうすることによって、モチベーションは、一気に上がると思うのですが…
また、他の働いているママや、働いていた時の自分と比べるのは止めにしましょう。人は人、自分は自分です。
それから、目標を持つことが大切ではないかと思います。今は社会に出るまでの準備期間と割り切って、未来の自分のために、今できることを少しずつやりましょう。
10分でもいいので、本を読んだり、新聞のコラムや、雑誌等に目を通すことも、お勧めです。
子育て、家事をしながら、何かをコツコツとすることは大変なことですが、子供の成長はあっという間ですし、この状態がいつまでも続くわけではありません。
5年後、10年後のことを考えれば、モチベーションも上がってくるのではないでしょうか。
子育てとモチベーション!仕事はした方がいい?しない方がいい?
よく、「専業主婦VS働くママ」で、意見を交わすことってあると思いますが、私はどっちもありだと思いますし、子育ては、仕事をしていてもしていなくても大変なことだと思います。
仕事をしていないママは、子供にずっと絡みつかれて、トイレもドアを開けたまま、お風呂も食事もゆっくりできない、家にいる手前、家事もきちんとしなければならないというプレッシャー。
仕事をしているママは、常に時間に追われ、職場での人間関係、仕事のプレッシャー、出勤前と帰ってからのバタバタ、片付かない部屋にストレス、余裕がない。
専業主婦の子供は、いつも安心感がある、いじめられて帰ってきたり、何かあったとしても、親が気付いてあげられる確率が高い。
働くママの子供は、自立心があってたくましい、何かあっても自分で何とかする力が付く。
その家その家の、事情や考え方があるので、どちらが良いとは、一概に言えないと思います。
また、得意不得意、向き不向きもあります。
家事や育児が苦手な人、外に出て力を発揮したい人、仕事に使命感を持っている人、職場の人間関係が苦手な人、仕事自体が得意ではない人、家事が得意な人、子供の側にいてあげたいと思う人、などなど。
人間は、いろいろな形で、頼られて、認められて、モチベーションを維持することができるのではないかと思うんです。
家族がいて、子供がいて、動けることに感謝する心を、そして、この世界中で、あなたを頼りにしている人が、少なくても家族の人数分の数ほどいるということを忘れなければ、きっといつか、モチベーションを上げることができると思いますよ。
そして、最終的に突き詰めていくと、私たちにとって、子供の笑顔や成長する姿が、何よりも生きていくためのモチベーションとなっていることに、気付かされるのではないでしょうか。