離乳食を食べない赤ちゃんの便秘解消法は?離乳食の内容を見直すポイントと環境の整え方

離乳食と便秘

離乳食がスタートすると、赤ちゃんの便秘に悩むママが多いようです。

赤ちゃんの便秘の原因の一つに、離乳食で食べる量が少ないことが考えられます。

今回の記事では、離乳食を食べない赤ちゃんの便秘の対処法についてまとめました。

離乳食を食べない赤ちゃんは便秘になりやすい?

生後5~6か月頃、離乳食開始のサインが赤ちゃんに見られるようになると、いよいよ離乳食デビューです。

母乳やミルクしか飲まなかった赤ちゃんが食べ物を食べる姿は、成長を感じ喜びもひとしおですね。

 

しかし、母乳やミルクの時は排便がスムーズだったのに、離乳食がスタートしてから便秘になる赤ちゃんが多いようです。

赤ちゃんは、腸などの消化器官が未熟なために便の形状や排便のペースが安定しにくかったり、いきむ力が弱かったり、便の水分量が不足したりなどの理由で、便秘になることが多いです。

また、食べる量が極端に少なかったり、食物繊維が不足したりすることでも、便秘が引き起こされる可能性があります。

 

赤ちゃんが便秘になる原因は様々ですが、その中でも食べる量そのものが少ないと、ウンチになるカサの量も減ってしまうので、便秘が起きてしまうんですね。

小食の赤ちゃんもいるので、どのくらい食べればよいという線引きは難しいのですが…

食べる量は赤ちゃんの食べたいだけのペースでよいですし、他の赤ちゃんに比べて少なめでも問題はないのです。

しかし、食べない理由が、離乳食の内容だったり、食べさせる環境やタイミングにあったりする場合も考えられるので、それらを見直してみると、もしかしたら食が進むかもしれません。

 

便秘の赤ちゃんが食べない理由は離乳食の内容かも?

赤ちゃんが離乳食を食べないだけでもママは悩んでしまうのに、そのうえ便秘になったらめっちゃ心配になってしまいますね。

食べてくれない赤ちゃんの離乳食の内容を見直すポイントを3つ、詳しく解説していきましょう。

母乳やミルクを頻繁に飲ませていませんか?

離乳食を食べない赤ちゃんを心配して、ついつい母乳やミルクを多めにあげてしまっているということはないでしょうか。

月齢にもよりますが、母乳やミルクを頻繁に与えていると、それだけでお腹がいっぱいになってしまって、食べたがらない時があります。

母乳やミルクの代わりの水分補給を、白湯や麦茶でフォローしてあげたいところですが、母乳やミルク以外の水分を受け付けない赤ちゃんもいるかもしれませんね。

そんな場合は、離乳食に薄味の汁物なども取り入れてみて、なるべく水分を多く摂るようにしてみましょう。

また、食事やおやつの後、身体を動かしたり遊んだりした後、お風呂の前後など、汗をかいて喉が渇いている時がチャンスです。

白湯や麦茶、果汁を飲ませてみて、飲む練習をしてみましょう。

離乳食の固さは赤ちゃんに合ってる?

離乳食の固さが赤ちゃんの咀嚼力に合っていないと、急に離乳食を食べなくなる場合があります。

その固さに慣れるのに時間がかかる赤ちゃんもいるので、少しだけ柔らかくしてみて、赤ちゃんが食べやすい固さを見つけてあげましょう。

離乳食が進んでも、一気に固くするのではなく、赤ちゃんの咀嚼の様子を見ながら、徐々に固くしていってあげてくださいね。

エネルギーの高いおやつなどを与えていませんか?

牛乳やお菓子、甘いジュースなど少量でエネルギーの高いものを多く摂っていると、それだけでお腹が満たされてしまいます。

そのため、主食の穀類を食べる量が少なくなりがちです。

便秘解消のためには、とにかく穀類・いも類をしっかり食べて、食事のかさを増やすことです。

 

それに加え、便を柔らかくしたり、便のかさを増やし腸を刺激したり、腸を活発に動かしたりする食材を使うことも大切ですね。

便を柔らかくする食物繊維の多い食材である、さつまいも、バナナ、リンゴ、みかん、人参なども一緒に摂ると効果的でしょう。

さらに、便のかさを増やして腸を刺激する食材は、じゃがいも、かぼちゃ、大根、キャベツ、ブロッコリーなど、腸を活発にする食材は、ヨーグルト、納豆、玉ねぎ、油脂、オリゴ糖などですのでこちらも一緒に。

野菜については、月齢によって嫌いになってくる子もいると思いますが、無理のない程度で、1食に1つでも赤ちゃんがチャレンジできるようになるとよいですね。

 

離乳食を食べない赤ちゃんの便秘解消のための環境の整え方

赤ちゃんの便秘解消には、離乳食の内容を見直すことも大切ですが、生活リズムを整えたり、身体を動かしたりなど、環境を整えることも重要です。

生活リズムを整える

それぞれのご家庭に合ったやり方でよいと思いますが、離乳食や母乳・ミルクを与えたり、起床や寝かしつけをしたりする時には、なるべく決まった時間にするようにしましょう。

規則正しい生活を送ることで、排便リズムをコントロールしている自律神経の働きを整える効果が期待できます。

身体を動かしてお腹を空かしてあげる

離乳食を食べない一番の理由として考えられるのは、お腹が空いていないことなのではないかと思います。

ハイハイやつたい歩きができるようになったら、危険がないように部屋を整えて、赤ちゃんがたくさん動けるようにしてあげると、けっこうな運動量になりますよ。

お天気の良い日は、外遊びやお散歩もよいですね。

赤ちゃんの両足をもって、自転車漕ぎの要領で交互に動かす運動も、便秘解消に効果があるといわれています。

 

また、寝起きに急に食べさせたり、時間がきたからといって食べさせたりすると、食欲がなくて食べないこともあります。

きちんと目覚めさせたり、十分に身体を動かしたりして、お腹を空かしてから食べさせるようにしましょう。

食べる以外のことに興味がいかないようにする

食べるときに、食事以外のものに興味を惹かれて離乳食を食べないことも。

まずは、おもちゃなどを赤ちゃんの目につくところに置かないようにしましょう。

テレビを消すなど、赤ちゃんの気が散らないようにするのも効果的です。

ママが食べている途中で立ち上がったりすると、赤ちゃんが不安になってしまう原因となることもありますので、離乳食中は、大人もなるべく落ち着いて側にいるようにしましょう。

そして、たくさん食べてくれたら、大袈裟くらいに褒めてあげましょう

 

 

離乳食を食べない赤ちゃんに、ママはちょっとストレスを感じるかもしれないですね。

我が家の長女もそうでした。

ただ、食事に関してはあまり好き嫌いがなく、またじっとしていないタイプの子だったので、小食のわりには便秘はありませんでした。

その子のタイプもあるかもしれませんので、離乳食の量だけでなく、食事の内容や食事の時の環境を変えてみていろいろ試してあげてくださいね。

よいウンチがたくさん出ますように!

便秘があまりにも続くときや、赤ちゃんが苦しそうな時は、早めに病院を受診しましょう。

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