子育て中に自分が、夫が、子供がうつ!悩んだその時は?

子育ての悩み

子育ては、思い通りにいかない、時間が取れない、休めない、周りからの口出しが多いなど、「うつ」になり得る要因がたくさんあります。

また、夫や子供が「うつ」を発症した場合も、妻として、親として悩んでしまいます。子育てをしていて、うつに悩んだ時の対処法についてまとめてみました。

子育ても家事もやる気が起きない、これってうつ?

今までできたことがなぜかできなくなった、気分が落ち込む、不眠、食欲がない、不安感、イライラなどの症状があったら、うつを疑ってもいいのかもしれません。

また、原因不明の頭痛やだるさなどの症状も「うつ」の可能性があります。おかしいと思うことがあったら、病院へ行くことをお勧めします。

もし精神科まではという場合、最寄りの保健センターや婦人科でも相談することができますし、かかりつけの小児科で話をされてもいいと思います。

 

うつは、忙しさやホルモンにも関係があるといわれ、女性にとっては産後や育児中、更年期と、誰にでも起こり得ることです。

子育てと家事、もしかしたらお仕事も、一生懸命されてきたのですね。思っている以上に疲れていて、身体の方で休みたいとサインを出しているのだと思います。

家族のことだけでなく、自分のことも気遣ってあげて下さい。家族のためにも、自分のためにも、とにかく受診されてほしいと思います。

うつ病で子育てを頑張れないことが夫に理解されず悩みます

子育てをしていて、うつ…さぞお辛いことだと思います。なのに一番頼りにしたいご主人の理解がないとなると、とても苦しいですよね。

きっと、家のことやら、子供さんやご主人のこと、一生懸命頑張り過ぎて、疲れてしまったのですね。本当に本当にご苦労様です!

ご主人も、仕事が忙しかったり、奥様を心配してるからこそのイライラなのでしょう。結構、そういう男性って多いと思います。

 

うつ病に限らず何の病気でも、夫婦どちらかが病気になったとしたら、夫婦のお互いの理解と協力は欠かせないものだと思います。

ご主人にも一緒に来院してもらい、うつ病は本人の意思で動けないのではないことや、夫の理解が一番大切なことなどを、先生に説明してもらってはどうでしょうか。

もしそれでも解ってくれないようでしたら、母親に頼ったり、保健所や保健センターに相談してみて下さい。

診断書があれば、子供を保育園で預かってもらうことができる場合もあります。

「うつ」になるくらい、子育てと家事を頑張ってきたのです。とにかく今は身体を休めて下さい。開き直ることも大事ですよ。

子育ても家事もいつでも取り戻すことができます。時期が来れば良くなると信じて、子供さんのためにも少し休みましょう。

子育てで手一杯なのに、夫がうつ病で好き勝手している

子育てと家事で、毎日毎日休みなく動いているのに、側で病気とはいえゴロゴロしていたり、好きな事ばかりされてたら、腹が立ってしてしまいますよね。

しかし「うつ病」というのは、本人の意思で怠けているわけでもありませんし、何もしていないように見えているその状況さえも苦しいのです。もちろん気持ちの持ちようや考え方で改善されるものでもありません。例えるなら、骨折をしているところを動かしなさいと言われることと同じですから。

ご主人は、仕事が忙しくて頑張りすぎてしまったのでしょうか。本人が一番辛いのだと思います。

でも周りの人も同じくらい辛い!それに、言いたいことも言えない、おそらくスキンシップもないでしょうから寂しい、尽くしても尽くしても先が見えず、気持ちのやり場がない状態なのではないでしょうか。

 

うつ病は家族の支えが必要です。しかし、うつ病の家族を支えていくのには、相当な覚悟がいると思います。

まずは本人と周りの人が、うつのことをしっかり知って、理解することが大切です。ご主人一緒に病院に行かれて、話を聞いてみたり、うつ病の方が集まるコミュニティーに参加して、情報を得たりするのもいいかもしれません。

 

そして、支える側も絶対に頑張らないこと。夫婦でうつ病になってしまってら、それこそ大変な状況になってしまいます。

お互いの実家などを頼りながら、どうしても辛かったら、別居をしながらでもいいと思います。

とにかく、ご主人には休んでもらうこと、お互いに頑張ろうとしないことが大切です。

うつの大学生の娘にイライラ!いつまで子育てで悩むの?

20~30代の女性に増えている『非定型うつ病』かもしれません。落ち込むだけでなく、イライラしたり不安になったり、そうかと思うと楽しいことがあれば、元気になったり。

側で見ているお母さんとしては、「うつなのに、遊びに行く時だけ元気になって!本当にうつ?それとも甘えているだけ?」と疑ってしまうのも無理はありません。

普通『うつ病』と言われているものと、症状のあらわれ方も対処の仕方も大きく違ってくるので、注意が必要になってきます。

 普通のうつ病  非定型うつ病
気分 いつも落ち込んで、元気や気力がない 落ち込んでいるが、楽しい事や好きな事には元気が出る
 時間帯  朝起きた時に調子が悪い  夕方から夜になると不安やイライラが高まる
 睡眠  寝つきが悪い、不眠傾向  いくら寝ても眠い、過眠傾向
 食欲  食欲がなく、体重は減る  過食気味で、体重は増える
集中力 頭の回転が鈍る、ボーっと過ごしてしまう イライラして落ち着かない、人間関係でトラブル

【他サイト】非定型うつ病→http://www.fuanclinic.com/byouki/karada.htm

また、非定型うつ病の症状に、鉛がついたように体が重く、ぐったりしてしまうことがあり、これも怠けているように感じてしまう原因の一つだと思います。これは過眠傾向にあるため、昼間に覚醒できないからではないかと考えられますので、好きでだらけているのではありませんから、理解してあげてほしいと思います。

普通のうつ病では、ゆっくりと休むことが必要ですが、非定型うつ病では、規則正しい生活、仕事、掃除片付け、軽い運動と、少し頑張らないといけません

 

このように、「うつ」のタイプによって、関わり方がまったく違ってきます。

うつ病は、早く治療を受けるほど、治りやすいともいわれていますので、やはりおかしいと気付いたら、早めに病院に行かれるのが賢明かと思います。

非定型うつ病は、悪循環を繰り返すことが多く、お母様もお辛いかとは思いますが、家族の支えが必要です。娘さんに寄り添って、支えてあげてほしいと思います。

タイトルとURLをコピーしました