一人っ子というと、どのようなイメージがありますか?
どちらかと言えば、マイナスのイメージが多いのではないでしょうか。
その為、一人っ子の子育てで、悩んでいるお母さんも多くいらっしゃると思います。
今回の記事では、一人っ子の子育てを、いろいろな方面から見つめて、悩みを解決するヒントをご紹介します。
一人っ子の子育ては、なぜマイナスととられるのか
周りの方から、一生懸命育てている愛する我が子を、「一人っ子はね‥」なんて言い方をされるといい気分ではありませんよね。
それが、お母さんの不安やストレスにもなりかねません。
一人っ子が、そのように言われる原因として、「1人だけでかわいそう」「わがままになる」という2つの先入観が考えられます。
果たして、そうなのでしょうか?
「かわいそう」と言われてしまうのには、
- 遊び相手がいない
- 子供との接し方が分からず、弱虫になったり、自己主張が強くなったりする
- 将来1人きりで、親の面倒を見なければならない
などが考えれます。
また、「わがまま」と言われるのは、
- きょうだいがいないと、我慢する事が少ない
- 経済的に優遇される
- 要求に答えてもらえる事が多くなる。
などです。
これらの、一人っ子を取り巻く環境を、変えることはできません。
しかし、親の考え方、接し方次第では、一人っ子でも自信をもって育てあげることができると思います。
一人っ子の子育ての悩み。メリット、デメリットから考える
まず、一人っ子の子育てのメリットについて、考えてみます。
- 愛情を一人だけに集中できる
- 経済的に楽
- きょうだい同士の比較、争いがない など
次に、デメリットについてです。
- 遊び相手がいないので、親が常に相手をしなければならない
- 目が届き過ぎて、過保護、過干渉になる
- きょうだい喧嘩を知らないので、友達関係が心配
- 将来が心配 など
これらの、特にデメリットを見てみると、このことを意識して子育てするだけで、デメリットをある程度、克服できることに気がつきます。
それから、、一人っ子の子育ての方が、たいへんな面もたくさんあるということがわかります。
きょうだいがいれば、きょうだい同士で遊んでいる時間が多少ありますが、一人っ子の場合は、四六時中お母さんが相手をしなければならないので、自分の時間というものを確保しずらいかもしれません。
また、家族以外と接する機会が多いため、気疲れするということもあります。
子供がたくさんいる人はいるなりの、一人しかいない人はいないなりの、大変さがあります。
大変さが違うだけで。
きょうだいがいるというだけで、いい子かというと、そうではないと思います。
先に挙げた、「かわいそう」「わがまま」は、一人っ子だけに当てはまることではないのです。
きょうだいがいるいないで、その子の人格や、将来が決まるわけではありません。
一人っ子のお母さんは、仕事をした方がいいの?しない方がいいの?
一人っ子の母親の悩みとして、仕事をした方がいいのか、しない方がいいのかという、問題があります。
私の家は、小学校のすぐそばということもあって、たくさんの子供たちが遊びに来ました。
それで思ったことは、一人っ子に限らず、家に誰もいない子供は、たいてい時間がきても帰りたがらないということです。
お昼を食べずに来て、お昼を食べさせたことも何度かありました。
また、お休みの朝早くに、突然ピンポンとやってきます。
予定が入っている時は、断りますが、とても寂しそうな顔をされると、後ろ髪を引かれる思いがします。
仕事を持つことに、全く否定はしませんが、このような事実があるということも、頭の片隅に置いていただければと思います。
働くことによって、子供に可哀想な思いをさせないように、子供に常識的なことについて話をする、ママ友と連携をとることなどが、必要になってきます。
また、勤務時間の短いパートなども、自分と子供との意識が分散され、愛情をかける時間もあるので、いいかもしれませんね。
一人っ子を育てるということ
一人っ子の子育てで、大切なことを3つまとめました。
- 外に出て、いろいろな人と関わりを持つ
- 過保護、過干渉にならないように、意識する
- アンテナを常に立てて、情報に敏感になる
何もかもいい条件が揃っている子育てなんて、そうそうないと思います。
一人っ子にしろ、きょうだいっ子にしろ、働くことにしろ、周りの先入観にとらわれずに、親が自分の決めたことに自信を持って子育てすることが大切です。
足りないところがあったとしても、一生懸命子育てしてれば、子供には伝わります。
完璧な子育てなんてありえません。
こうして、コツコツと努力をしている親子は、素敵な2つのご褒美に気付かされます。
- きょうだいがいない分、いろいろな人と接する機会が増え、視野が広くなる
- 家族以外の人に助けられることが多いので、周りの人に感謝する気持ちが生まれる
こんなご褒美に気付ける人生って、幸せだと思いませんか。