いよいよ手づかみ食べの時期、赤ちゃんが自分から食べてくれようになるとその成長に嬉しさもひとしおですね。
その反面、今まで無かった困りごとや悩みも出てくる時期です。
その悩みの一つに、「お皿をひっくり返す」「お皿で遊んでしまう」ということがあります。
今回は離乳食の手づかみ食べが始まった赤ちゃんに起こりがちな、お皿で遊んでしまう原因と対策を紹介します。
離乳食の手づかみ時期にお皿で遊んでしまう原因3つ!
① お皿への興味
今まで「触っちゃダメ」と触らせてもらえなかったお皿。
それが手づかみ食べメニューになって急に解禁されたとあれば、赤ちゃんのお皿への興味ははかりしれません。
禁止されていたものが触れる喜び、珍しさ、赤ちゃんにとって新しい遊び道具のようなものです。
また、落ちる音や様子を楽しんでいることもあります。
また、赤ちゃんにとって食事の時間は食べる以外に、勉強であり遊びの時間。
ママには遊びに見えても、多くのことを学んでいます。
② 周囲の反応を楽しんでいる
お皿を落とされたら大変、とママが慌てる様子を、遊んでくれていると勘違いしていることもあります。
さらに、ワザとやる、という知恵もついてきている時期でもあります。
お皿を落とした瞬間の顔をじっと観察してみましょう。
いたずらっ子っぽく笑っていることが分かります。
これもある意味、成長ですよね。
③ まだお腹が空いていない
離乳食そっちのけで遊んでばかり、となると食欲が無いことも考えられます。
食事の時間が赤ちゃんのタイミングと合っていない場合は特に遊んでしまう傾向があります。
いつもより遊ぶ時間が長いな、全然食べないな、と思ったら離乳食の時間を見直してみましょう。
離乳食の手づかみ時期にお皿で遊んでしまう対策4つ!
食器は遊ぶものではないことを、根気伝えることが大切です。
でもやはり離乳食期の赤ちゃんには、まだまだ食事のマナーを理解するにはハードルが高いと言えます。
そこで、ママと赤ちゃん双方がストレスの少ない対策法を紹介します。
① 時間を決めて遊ばせる
興味があるものを無理矢理取り上げてしまうと、癇癪を起こされたりグズられたり。
さらには離乳食を食べてくれなくなったりと余計状況が悪くなることも。
こういうタイプの赤ちゃんには、そのまま遊ばせてあげることをおススメします。
ただし、これはポイントが2つあります。
ダラダラと続けないで、5分とママが決めたらサッと切り上げましょう。
離乳食が全く食べてられていない場合は、ママがお口に運んで食べさせてあげましょう。
もう一つは、お皿には最小限のものしか盛らないことです。
メニュー全部をお皿に乗せてしまうと、一気に全ての離乳食が台無しになってしまいます。
遊びながらも一口ずつつまんでいる赤ちゃんなら、一つずつ、食べたら乗せる、を繰り返しましょう。
② スプーンやフォークに切り替える
お皿に興味がある子はそのほかの食器類も大好きです。
手づかみ食べをすっぱり諦めて、スプーンやフォークの練習にチャレンジしてもいいでしょう。
手づかみ食べは手先が器用になる、発達に良い影響があるとは言われていますが、必ずやらなくてはいけないことではありません。
スプーンやフォークなら喜んで食べてくれる子も多いようです。
その日のママの気分やメニューでたまに手づかみを取り入れてみる程度でいいと思いますよ。
③ ママがお手本になる
今までは赤ちゃんに食べさせていた時間、ママは自分の食事が後回しだったことでしょう。
手づかみ食べが始まったら、ママはただ赤ちゃんを見守るのではなく、一緒にご飯を食べましょう。
ママがおいしそうに食べている姿を見て、赤ちゃんは自然と勉強してくれます。
お手本がいつもそばにいてくれるのですから、急に食に興味をもったり、手づかみ食べが上達するということも十分あり得ます。
また、一緒に食べることは家族団らんや食育にもつながります。
メリットが多い方法ですのでおススメです。
④ お皿に工夫をする
お皿自体に工夫するのもおススメです。
- お皿を投げられないような吸盤など便利グッズを使う
- 紙皿など割れないお皿にする
- 高価なお皿は使わない
便利グッズは最近バリエーションがとても豊富です。
色も形も本当に様々で、きっと赤ちゃんもママも気に入るものがあるはずです。
ぜひネットで自分のライフスタイルに合ったグッズを探してみてくださいね。
紙皿を使ったり、高級なお皿で出さないことはママのストレス軽減のためです。
ママの精神的負担が少しでも軽くなるようにすることが実は一番大切なことなのです。
お皿で遊ぶ行為は、ある程度納得したら急にパタッと遊ばなくなります。
その時期は個人差がありますが、必ず終わる日が来ます。
その日が来るまでイライラすることも多いですが、ご紹介した対策法で乗り切ってくださいね。