せっかく赤ちゃんのためにきれいに洗った離乳食用の食器、保管ってどうすれば一番安全なの?と迷ったことありませんか?
離乳食用食器の毎日の保管方法のポイントと、離乳食期が終わった後の長期保管についてまとめてみました。
離乳食用食器の保管は特別な場所が必要?
離乳食をスタートする生後6ヶ月頃は、母乳由来の免疫が次第に切れて来る頃。
赤ちゃんが色々な病原菌や感染症にかかる可能性が高まる時期でもあります。
離乳食はもちろん、離乳食を入れる食器が菌に触れないよう、保管場所にも気を遣いますよね。
でも、実は赤ちゃん自身の菌に対する抵抗力が高まってくる時期でもあるんです。
赤ちゃんが自分の手を口に入れたり、おもちゃを舐めたことが原因で病気になったりしないのは、菌に対する抵抗力がついてきた証拠です。
私たちの日常生活には常に雑菌が存在しているので、無菌環境にするのは難しく、むしろ雑菌に触れることによって、赤ちゃんは抵抗力をどんどん高めて強い体を作っていきます。
ですので、日常生活レベルの菌に対してはそれほど神経質にならなくても大丈夫なんです。
大人用食器と同じように収納・保管しても問題ありません。
離乳食用食器の保管のポイントは3つ!
それでもやっぱり離乳食用食器の保管の基本は清潔な場所。
離乳食用食器の保管のポイントをご紹介します。
ホコリが溜まりにくい場所
いくら多少の雑菌は大丈夫といっても、ホコリだらけの場所はNGです。
室内でペットを飼っている家庭では、舞い上がったホコリやペットの毛の付着も心配ですね。
また、ペットが直接食器に触れてしまう恐れもあるので、蓋つきの食器収納庫に保管すると安心です。
風通しのいい場所
湿気が多い場所は菌が繁殖しがちな上、離乳食用食器の材質によってはカビが生えることもあります。
乾燥していて風通しのいい場所に置くことで、菌の増殖が抑えられます。
熱がこもらない場所
コンロの脇など、火気の傍に置くのはNGです。
また、トースターや電子レンジなどの電化製品の上に「ちょい置き」するのも実はとっても危険です。
電化製品は熱を持ちやすく、上に置いた離乳食用食器が変形することも。
また、熱くなった食器に触ってヤケドしたり、熱さに驚いた拍子に落として割ったりなど、事故にもつながります。
取り出しやすい場所
離乳食が進んで1日3回食になってくると、食器も洗っては使うの繰り返し。
お皿とスプーンなど離乳食用食器を一まとめで置いておけると、取り出しやすく、ママも楽チンですね。
私は洗った食器は日中は食器棚にはしまわず、キッチンペーパーで水気を拭いた後、水切りカゴの上に置いていました。
「出しっぱなしで大丈夫?」と思われるかもしれませんが、日中は2、3時間おきに使う物ですので、しまう手間が面倒でした。
また、離乳食を作ってすぐ食器に手が届くので作業がスムーズでした。
1日のうちの3回目の離乳食が終わったら、大人と同じ食器棚に離乳食用食器を保管していました。
しまうときも、出しやすいように重ねて保管すると、忙しい朝もあちこちから食器を出さなくて済むので、「まとめて保管」がおススメです。
離乳食用の食器の長期保管は?
食べる量が順調に増え、離乳食用食器が小さくなったら、いよいよ離乳食用食器も卒業です。
家族が将来的に増えるかも、という方は離乳食用食器を保管しておけば経済的ですね。
長期で保管する前には、念のため煮沸や薬剤で消毒をして、しっかり水気を拭き取って乾燥させましょう。
材質によっては長期保管で黄ばみや傷が目立ったりするので、いざ使おうと取り出した時、ガッカリすることも。
私も上の子のときに使っていた食器を2年ぶりに出した時、プラスチック製の食器は着色汚れや傷が気になってしまい、結局買い替えました。
磁器や陶器、木製の離乳食用食器のほうが長期の保管に向いているかもしれません。
大人用食器と同じレベルで清潔を保てば問題ないと分かると、今まで衛生面に神経を尖らせていたママの負担も軽くなりますね。
赤ちゃんの抵抗力を信じて神経質になり過ぎず、おおらかな気持ちで離乳食に向き合うことが、長い離乳食期間を乗り切るコツですよ。