せっかく準備した離乳食用の食器に、着色汚れが付いてしまったときはショックですよね。
この記事では
- 着色汚れとは何なのか?
- 付いてしまったときの効果的な落とし方
- 着色汚れ防止対策
などについて、まとめてみました。
離乳食用食器の着色汚れは落とすべき?
着色汚れは、一度付くと洗っても頑固でなかなか落ちません。
食器に色が残っていると、バイ菌や汚れも残っているような気がして、必死に落とそうと頑張るママも多いと思います。
この着色汚れは「色移り」とも呼ばれ、基本的に害は無いとされています。
食器の材質にもよりますが、石油製品であるプラスチックやメラミン素材・シリコンスプーンなどの食器は、特に着色汚れが付きやすいです。
離乳食用食器の着色汚れの効果的な落とし方はコレ!
害は無いとわかっていても、見た目にはキレイとは言えないですし、やっぱり落とせるのなら落としたいですよね。
ここでは、落とし方に効果があったという声が多い落とし方をご紹介します。
サラダ油を馴染ませる
野菜の着色汚れは、ベータカロチンが原因です。
ベータカロチンとは、野菜の赤や橙色の色素です。人参を思い浮かべると、どんな色かは分かりやすいですね。
このベータカロチンは油に溶けやすい特徴があります。
ですので、サラダ油を着色汚れの個所に直接なじませるよう塗ります。その後、通常の食器用洗剤で洗うと落ちやすくなります。
重曹
お掃除用品として最近注目されている重曹。「着色汚れも落ちた」という声も多いです。
重曹はドラッグストアなどで数百円程度で売られており、使い方も簡単です。
濡れている食器に直接重曹をかけて、しばらく置いてから布やスポンジでこすり落とします。
または、お湯1リットルに大さじ3杯で作る重曹液の中に30分漬け置きした後こすり洗いをします。
日光に当てる
太陽の光に含まれる紫外線は、お肌には大敵ですが、殺菌作用や漂白効果(光科学作用)もあるんです。
洗濯した衣服の色が外干しすると、だんだん色あせていきますよね。食器の着色汚れも同様に、色を薄くできます。
洗剤で洗った後に天日干しをするだけでOK。外気の汚れが気になるようならもう一度食器用洗剤で洗浄してください。
回数を重ねると次第に目立たなくなります。
漂白剤
大人用の食器に使う漂白剤は、実はすすぎさえ十分に行えば使用可能です。
心配な方は、ラベルを確認してみて「赤ちゃん用食器や哺乳瓶に使える」ときちんと記載されている物を選びましょう。
また、素材によって使える漂白剤が違いますので、素材に合った漂白剤を選ぶことが大切です。
特にメラミン食器・ポリプロピレン食器には酸素系漂白剤を使うようにしましょう。
誤って塩素系を使うと、食器が劣化してしまいますのでご注意ください。
塩素系も酵素系も、その漂白剤の使用方法に従って使用し、着色が落ちている様子が確認できたらよくすすぎましょう。
塩素系のツンとした臭いが気になる場合は、よく乾かすと多少臭いが軽減します。
哺乳瓶消毒剤を使う
やっぱり赤ちゃんが使う物に大人用の漂白剤を使うのはちょっと抵抗がある、と感じるママには、哺乳瓶用消毒剤がおススメです。
新生児から使える薬剤ですので安心ですね。
メラミンスポンジを使う
メラミンのスポンジでこすると着色が落ちることがあります。
ただし、メラミンスポンジの特徴として、汚れを分解して落とす、というより削って除去します。
強い力でこすり過ぎると食器自体を痛め、傷をつけてしまいます。
その傷にさらに着色汚れが付きやすくなったり、雑菌の繁殖場所にもなりかねません。力の入れすぎにはご注意ください。
離乳食用食器の着色汚れ対策
着色汚れが付く前に、付かないようにすることも大切です。
一番良いのは、食器を使い分けることです。
着色汚れが付きやすいメニューには、着色汚れが付きにくい磁器や陶器を使うのがおススメ。
油離れも良く、洗うのもとても楽ですし、なによりストレスが無いですね。
着色汚れが気にならないカラフルな色の食器を選ぶのも良いですね。
白では目立ってしまう着色汚れもイエローやオレンジなどの食器ではあまり気にならなくなります。
食卓も華やかになるので、赤ちゃんの食欲の刺激にもなります。
見栄えが悪くなる着色汚れ。
何種類も食器を揃えるのは大変なので、色が付きやすいメニューだけは覚えておくと良いかもしれません。
また、着色汚れを落とす方法の中には、一緒に除菌できるものも多いですね。
食中毒の予防にもなるので、ぜひ定期的に行うのをおススメします。