育児をしていると、子供のことが中心になってしまい、どうしても自分のことは後回しに。
そのため、食事がおろそかになってしまったり、ついイライラしてしまったりして、胃痛を起こしてしまうことがあります。
そこで今回は、育児のストレスからくる胃痛についてお伝えしていきたいと思います。
ママの胃痛の原因は育児のストレス
待ちに待った赤ちゃんとの生活。
それは優雅な子育てとはほど遠く、授乳、おむつ替え、抱っこと、家事も思うようにできないくらい、赤ちゃんに振り回されっぱなしです。
少し大きくなって活動範囲が広くなると、今度は目が離せない。
ちょっと落ち着いたなあと思うと、イヤイヤ期が始まります。
夢中で子育てをしているうちに、中には、胃痛に悩まされるママもいらっしゃるのではないかと思います。
胃が、いつもキリキリしたり、空腹時や満腹時にチクチク痛かったりしたら、子供の面倒をみるのが辛くなってしまいますよね。
子供が小さいうちは、どうしても食事を時間通りに取れなかったり、立ったまま食事をしたり、急いで丸飲みしてしまったり…
また、授乳で睡眠がとれなかったり、自分の思い通りに事が進まずイライラしたり。
食生活、睡眠不足、疲労、ストレスが、ママの胃痛の原因と考えられます。
育児のストレスで胃痛になった場合の対処法
育児のストレスで、胃痛になってしまった時、とりあえず痛いのをどうにかしたいですよね。
胃痛が起こった場合の対処法をご紹介したいと思います。
身体を温める
まず、胃を温めてみましょう。
身体が冷えていると血行不良になってしまい、胃の血流も低下して、胃痛になることがあります。
ホッカイロや湯たんぽで胃を温めたり、それが難しいのであれば、手のひらを胃に当てるだけでも痛みが少し緩和されます。
また、温かい飲み物や食べ物をゆっくりいただくのも、胃が温まります。
身体全体を温めるのも効果的だと思います。
小さい子供さんがいると難しいかもしれませんが、お風呂にゆっくり浸かるのも身体が温まりますね。
パパがお休みの日だけでも、ゆっくり入浴できればよいですね。
消化の良いものを食べる
なるべく消化のよいものをとるようにしましょう。
食物繊維や脂肪が少なくて、柔らかいものがおススメです。
例えば、うどんやおかゆ、卵、豆腐、ジャガイモ、リンゴ、温かい飲み物なんかは適していると思います。
子供が離乳食の時期であれば、離乳食を多めに作って一緒に食べるのも胃によいですね。
食事療法の進め方として、胃腸の具合が悪い時の食べ物が載っているサイトを見付けましたので、参考になさって下さい。
姿勢を楽にする
子供がいるとなかなかできないかもしれませんが、横になって身体を休めるようにしましょう。
できれば、逆流性食道炎防止のため、食後1時間以上経ってから横になるのが理想的ですが、子供に合わせなければならないのでそうそうできることではありません。
ですが、覚えておいて心掛けるだけでも違うと思います。
子供のお昼寝の時にだけでも、一緒に横になってしまいましょう。
そうすることで、疲れも多少取れると思います。
この時、右側を下にすると、胃から十二指腸に食べ物をスムーズに送りやすくなります。
医療機関で受診する
胃痛が長引く場合や、耐えられないような痛みの場合は、専門の医療機関で診てもらうことをおススメします。
小さいお子さんを連れての受診は大変かもしれませんが、重大な病気が隠れている場合もありますので、念のため行かれた方が安心です。
また、薬を処方してもらって服用するだけでも楽になるかもしれません。
授乳しているママは、必ず授乳中とのことを伝えて下さいね。
育児ストレスで胃痛にならないための予防法
胃痛が起こってしまうと、痛くて食事をすることが辛くなってしまいますよね。
食事をとることができなくなってしまうと、母乳の出が悪くなるという悪循環になってしまいます。
また、子供のお世話をすることが苦痛にもなってしまいますよね。
育児をしていて胃痛にならないようにするにはどう生活していけばよいのでしょうか。
ストレスを溜め込まない
一番はストレスを溜め込まないことです。
とは言っても、一言で片付くような簡単なことではないですよね。
とにかく、家事も育児も完璧を目指さないことだと思います。
完璧主義、神経質、心配性、緊張しやすいといった方は、胃痛になりやすいとのデータもあります。
なるべくリラックスした状態で生活するように心掛けて、育児も家事もほんのちょっと手を抜きましょう。
何もかも完璧にしようとしてキリキリして子供と接するより、多少部屋が散らかっていても子供には笑顔で接した方がよいと思うんですよね。
また、パパにも完璧を求めてしまいがちになりますが、それには無理があると思います。
子供ができたからって、急にママと同じに育児が上手にできるとは思えません。
パパにはパパにできることをしてもらいましょう。
例えば、ママが一人になれる時間を作ってもらうとか。
それだけでも、ずいぶんリフレッシュできると思います。
リフレッシュ方法についての記事も参考になさって下さいね。
⇒ 育児に疲れているママ必見!育児疲れに向き合うコツとリフレッシュ方法
睡眠不足を解消する
赤ちゃんのうちはなかなか睡眠時間も確保できないもの。
その忙しい中でも、やはり寝て疲れを取ることは、非常に大事なことです。
赤ちゃんがお昼寝をしている時には、溜まっている家事を片付けたくなりますが、なるべく一緒に寝て疲れを取るようにしましょう。
胃痛がひどい時には、一日二日、ミルクや絞った母乳を哺乳瓶でパパに飲ませてもらい、自分は休んだっていいというくらいの気持ちで。
胃に負担が掛からないようにする
授乳をしているとお腹いっぱい食べてしまいたくなるもの。
しかし、お腹いっぱいまで食べてしまうと、胃に負担が掛かってしまいますので、なるべく腹八分目くらいでとどめておきましょう。
また、胃に刺激になるようなカフェインやアルコール、熱過ぎるもの、冷た過ぎるもの、辛いもの、しょっぱいものなど、胃に刺激を与えるものは、胃痛の原因となります。
タバコや鎮痛剤なんかも注意が必要です。
食事は、朝・昼・晩と規則正しく、よく噛んで食べることが好ましいのですが、赤ちゃんのお世話で忙しいママにとっては難しいですよね。
「規則正しい食事」に固執してしまうと、かえってストレスになってしまいますので、無理せず、できる範囲で心掛けてみようというくらいの気持ちでやってみてくださいね。
周りに協力を求める
「一生懸命仕事をして疲れて帰ってくるパパに申し訳ない」または、「パパに頼んだってどうせやってくれない」などと思って、自分一人で育児を頑張ちゃってないですか。
まるっきり一人だけで子育てをするのは、無理があります。
パパも確かに働いてくれていますが、ママだって毎日24時間休みなしで育児と家事をしているんです。
正々堂々と、ご主人や親御さんなど周りの人たちに頼りましょう。
また、育児が大変でストレスになっているかも…と感じたら、周りに協力を求める勇気を持つことも大切です。
ご主人や親御さん、または保健師さんやファミリーサポートでもよいと思いますので、SOSを出して助けてもらいましょう。
もし、子育てをしていて胃痛に悩まされた場合は、睡眠をとるようにして、周りに協力してもらいながら、なるべく気持ちをおおらかに持ちましょう。
力を抜いて、周りに頼りながら、楽しい子育てができるとよいですね♡