便秘改善のため離乳食でオリゴ糖を使ってもいい?赤ちゃんへの与え方とおすすめオリゴ糖3選

離乳食と便秘

離乳食がスタートすると、赤ちゃんの便秘に悩むママが多いようです。

便秘解消に効果があるといわれるオリゴ糖ですが、赤ちゃんの離乳食に使うことができるのでしょうか。

今回の記事では、離乳食でのオリゴ糖の与え方や、おススメのオリゴ糖についてお伝えします。

便秘改善のため離乳食にオリゴ糖を使っても大丈夫?

母乳やミルクの時は排便がスムーズだったのに、離乳食が始まって便秘になる赤ちゃんは少なくありません。

離乳食を始めたばかりの時期は、腸などの消化器官が未熟なために便の形状や排便のペースが安定しにくかったり、いきむ力が弱かったり、便の水分量が不足したりなどの理由で、赤ちゃんはどうしても便秘がちになってしまします。

また、離乳食中期になると、食べる量が少なかったり、食物繊維が不足したりすることで便秘が引き起こされる可能性があります。

 

赤ちゃんの便秘に悩んでいるママの中には、オリゴ糖が便秘解消に効くということを耳にしている方もいらっしゃると思いますが、赤ちゃんにオリゴ糖を摂取してもよいのかが気になるところですよね。

オリゴ糖とは糖類の一つで、ビフィズス菌のえさとなって、腸内の善玉菌を増やすという特徴があり、腸内環境を整える働きをします。

 

基本的に、オリゴ糖は赤ちゃんの時期から使えます

実は、オリゴ糖の中の一つ、ガラクトオリゴ糖は母乳にも含まれているんですよ。

便秘気味の赤ちゃんにオリゴ糖を与えてよいものか悩まれているママは、安心して離乳食に取り入れてみてくださいね。

 

しかし、オリゴ糖と呼ばれる商品の中には、はちみつを使用しているものもあります。

生後1歳未満の赤ちゃんが、はちみつを摂取すると、乳児ボツリヌス症という食中毒症状になる恐れがあるので、注意が必要です。

その他にも、赤ちゃんにはNGの成分が入っていることもあります。

赤ちゃんにオリゴ糖を与える場合は、必ず成分を確認してからにしましょう。

 

オリゴ糖そのものは便秘を治すわけではなく、あくまでお腹の調子を整えるものです。

赤ちゃんの便秘解消には、オリゴ糖などを使って工夫することも大切ですが、生活リズムを整えることや、身体を動かすこと、水分を十分に摂ることも重要です。

それぞれのご家庭に合ったやり方でよいと思いますが、なるべく決まった時間に寝起きをさせたり、食事を与えたりしましょう。

また、飲みが悪くなった母乳やミルクの代わりの水分補給を、白湯や麦茶でフォローしてあげて。

さらに、身体を積極的に動かすようにしてあげると効果抜群ですよ。

それから、お腹をマッサージしてあげたり、肛門を綿棒で刺激してあげたりするのも効果があります。

 

赤ちゃんの便秘の対処法について詳しく載っている記事もありますので、こちらも参考になさってくださいね。

⇒ 離乳食の10倍粥で赤ちゃんの便秘に悩んでるママ必見!10倍粥と便秘の関係を徹底解説

 

また、便秘は病気や体質が原因となっている場合もありますので、便秘が長引いたり、赤ちゃんが苦しそうだったりする時には小児科で診てもらって下さいね。

 

便秘解消に効果が期待されるオリゴ糖!離乳食での与え方は?

オリゴ糖は、豆類や野菜類、果物類といった食品に含まれています。

その中でも、オリゴ糖を多く含む食材は、きなこ、ゴボウ、玉ねぎ、蒸し大豆、バナナなどがあります。

しかし、オリゴ糖の含有割合は意外と少ないので、食材からのみ摂取するのは難しい場合があるかもしれません。

ですので、オリゴ糖を簡単に摂取できるのはありがたいですね。

離乳食での赤ちゃんへのオリゴ糖の与え方についてまとめてみました。

オリゴ糖は赤ちゃんにいつから与える?

そもそも母乳の中にオリゴ糖が含まれているので、何か月からということは特にありません。

しかし、商品によっては、赤ちゃんにはNGだったり、飲ませる時期や量が異なったりするので、成分表や注意書きをよく読んでから与えましょう。

赤ちゃんに与えるオリゴ糖の量は?

赤ちゃんの1日当たりのオリゴ糖の摂取量の目安としては、0.5~1g程度です。

あくまで目安の量ですので、商品の表記を確認してくださいね。

他の離乳食と同様、始めは少量から、様子を見ながら徐々に増やしていきましょう。

赤ちゃんへのオリゴ糖の与え方

オリゴ糖はやさしい甘みですので、白湯や離乳食に混ぜて与えるとよいですね。

ヨーグルトやお粥、スープなどに入れて食べさせるのもおススメ。

ちなみに、離乳食前では、母乳の場合は乳頭にオリゴ糖水を塗って、ミルクの場合はオリゴ糖を混ぜて与えます。

オリゴ糖を与える時の注意点

オリゴ糖は摂り過ぎると、お腹がゆるくなって下痢の原因になる可能性もありますので、与える量に注意しましょう。

オリゴ糖は甘味料とはなっていますが、砂糖の代わりに使用するのは不向きかと思います。

そもそも、離乳食には砂糖は必要ないですし、赤ちゃんは甘味に慣れない方がよいでしょう。

また、虫歯になりにくい甘味料ではありますが、油断せずに普通に歯磨きはきちんとしてくださいね。

 

離乳食で使える便秘解消におススメのオリゴ糖3選

オリゴ糖といっても、数多くの種類があってどれを選んでよいか迷ってしまいますね。

オリゴ糖を選ぶ際は、オリゴ糖の含有率が高く甘味料や保存料などの添加物が入っていないものを選ぶとよいですね。

ここでは、無添加で赤ちゃんから使えるオリゴ糖を3点ほどご紹介します。

おこさま用カイテキオリゴ

子どものビフィズス菌バランスに合わせてブレンドしたオリゴ糖食品です。

無着色・無香料で、植物・牛乳由来のこだわりの品質。

サラッとした粉末で、離乳食にも混ぜやすくなっています。

北の快適工房 おこさま用カイテキオリゴ 90g

はぐくみオリゴ

自然由来の厳選した5種類のオリゴ糖と3種類の乳酸菌をブレンドしたオリゴ糖です。

赤ちゃんにも安心して使うことができます。

また、安全性にこだわり、無着色・無香料。

特殊加工で非常に溶けやすい粉末なので、使いやすくなっています。

はぐくみオリゴ 150g

オリゴのおかげ ダブルサポート

こちらは、主成分の乳果オリゴ糖が腸内のビフィズス菌を増やしてお腹の調子を整えるとともに、カルシウムの吸収も促進する表示が許可された特定保健用食品(トクホ)顆粒タイプの甘味料です。

無着色・無香料で、赤ちゃんにも安心。

スティック包装されているので、持ち運びに便利です。

また、自社開発・製造のため、コスパがよくお財布にも優しい。

全国のスーパーやドラックストアで販売されているので、購入もしやすいです。

オリゴのおかげ ダブルサポート顆粒タイプ 6g×15本

 

 

オリゴ糖は、腸内でビフィズス菌を増やし、お腹の調子を整える働きがあります。

それによって、便秘が改善されることがあるかもしれません。

便秘でない赤ちゃんは、あえてオリゴ糖を摂取する必要もないかと思いますが、便秘で困っている赤ちゃんの場合、不足しているオリゴ糖を簡単に離乳食に取り入れられるのは嬉しいですね。

しかし、オリゴ糖はあくまで食品のひとつで、便秘を直接治す効果が認められているわけではないので、過度な期待は禁物です。

赤ちゃんの様子が変だなと思った時には、早めに病院に相談されてくださいね。

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