離乳食用の食器には様々な形がある中で、プレート型には良くない評判も少なからずありますよね。
その評判のせいでプレートの購入を迷っているママはいませんか?
プレートで食べさせると食育にならない、しつけ不足になる・・・、これって本当なんでしょうか?
今回は、プレート型の離乳食用食器について、よく聞く悪い評判の真偽とおススメの使い方についてまとめてみました。
離乳食用食器がプレート型だと食育にならないってホント?
「食育」とは、大まかにいうと、健康な体でより良く生きるために、正しい食事への知識と整った食習慣、食事のマナーを身にtつけること。
離乳食期の赤ちゃんに与えてあげられる「食育」のポイントは2つ、バランスの摂れた食事、そして楽しくご飯を食べることです。
食育のポイント1 バランスの摂れた食事
理想的なバランスの摂れた食事はよく、「一汁三菜」と言いますね。
それに当てはめて、1品ずつ別々の器に入れたほうが食育になる、という人がいますが、これは単に一汁三菜の器でみると栄養バランスが考えやすい、という意味であって、器に入れることが食育ではありません。
あくまで栄養バランスはメニューの内容であって、プレートの食器だから食育にならない、という意味ではないのです。
食育のポイント2 楽しく食事をする
離乳食期は赤ちゃんの成長が著しい期間ですが、離乳食スタートから離乳食卒業、そしてその後も「楽しんで食事を摂ること」は重要な食育です。
食事が楽しい、と思うことで、食に興味が持つことができ、同じ食卓を囲む家族との楽しい雰囲気や会話で食が進むことも多々あります。
実はプレートだからこそ、「楽しい食事」を演出することが可能で、後述のプレートのおススメの使い方でご紹介しています。
食育ができないどころか、むしろプレートは食育に一役買っていると言っても過言ではないのです。
離乳食用食器がプレート型だと食事マナーが身につかないってホント?
プレート皿で離乳食を出すと、「食器を持つ」という訓練ができず、食事のマナーが身につきにくい、とか、食事のしつけができなくなる、と聞いたことありませんか?
確かに、プレート皿は持って食べることをしませんから、お茶碗やお椀を持って食べる和食のスタイルのしつけは難しいですね。
ただ、まだ力の弱い離乳食期の赤ちゃんにとって食器を持つ訓練は時期尚早かもしれません。
食器の材質によっては重く、さらに離乳食が入るともっと重くなるので、器を持つ手は不安定になり、赤ちゃんも食器をひっくり返しがち。
せっかくの離乳食が台無しな上に掃除も増えて、ママもイライラが募りますね。楽しい雰囲気での食事もできなくなってしまいます。
離乳食期は器を持つより、スプーンやフォークの正しい持ち方を覚え、自分でできた、と達成感を伸ばしていくほうが大切な時期。
器を持って食べる訓練は力も十分についてきたり、周囲の言うことをより分かるようになる離乳食卒業後がおススメです。
ただ、器を持たない分、犬食いのようにプレート皿に口をつけてかき込む食べ方をし始める子もいます。
器を持たない洋食スタイルであっても、やはり犬食いの習慣がついてしまうのは避けたいところ。
悪い癖は一旦ついてしまうとなかなか抜けないので、プレート皿でご飯を食べるときにはスプーンの使い方や姿勢を見守ってあげ、周囲がサポートしてあげることが大切です。
離乳食用食器がプレート型のときのおススメの食べさせ方
プレートのお皿のメリットは何といっても、自由度が高いところ!
何をどんなふうに盛り付けてもOKですし、なにより子どもが喜ぶ盛り付けも可能です。
おススメのプレートの使い方は、イベントや季節を意識した「楽しい」デコレーションメニューです。
海苔やハムなどを切ったり組み合わせたりと、ちょっとしたひと手間で特別感がでるのがプレートメニューの良いところです。
工作が苦手なママにも出来る技が盛りだくさんです。
☆子どもの日には鯉のぼりプレート☆(中期用)
出典:クックパッド
この他にも、海苔で目やウロコをつけたり、茹でた野菜スティックで周りを囲んだり、でんぶなどでカラフルにすることもできます。
☆節分の日には鬼退治プレート☆(後期用)
出典:クックパッド
節分のときは、鬼の顔をかたどり、「鬼をやっつけちゃおう!」と言いながら食べていくのも楽しいですね。
☆お誕生日に特別嬉しいプレートメニュー☆(後期用)
出典:クックパッド
お誕生日のときには、赤ちゃんの好きなキャラクターで離乳食を作ってあげると、子どもは間違いなく大喜びです。
好きなメニューを小分けにプレートに載せてあげるだけでも豪華に見えますよ。
この他にも、クリスマス、お正月、ハロウィンなど様々なイベント名で検索すると、初期から完了期までバリエーション豊かなメニューがたくさんヒットします。
ぜひお子さんに合ったメニューをみつけて、チャレンジしてみてください。
使い方次第では、赤ちゃんの成長を応援する食器の一つであるプレート型。イベントのときはもちろん、毎日の離乳食にもぜひプレートを取り入れて、赤ちゃんと一緒に食事の時間を楽しんでくださいね。