離乳食が終わると必ず泣いてしまう赤ちゃんっていますよね。
おかわりも食べたし、これ以上与えると体に悪いし、と悩むママも多いはず。
そして毎回泣かれることで、離乳食タイムがストレスになってはいませんか?
でも、その泣く理由、実は量が足りないせいではないかもしれません。
赤ちゃんが離乳食後に泣く理由と、すぐできる簡単な対処法についてまとめてみました。
離乳食の量不足以外で泣く理由1~「食べる」作業で疲れてしまったから
1歳までの赤ちゃんにとって離乳食タイムは楽チンなものではありません。
初めての食材、慣れないスプーンとフォーク、そしてやりたいという気持ちと裏腹に思い通りにいかないもどかしさ。
赤ちゃんはかなり頑張っています。
大人でも慣れていないことや不得意な作業をしたり、新しいものに挑戦したりしたときって、ドッと疲れが出ますよね。
まだ自分の気持ちが言葉で表現できない赤ちゃんは、泣くことで疲れていることを訴えていることはよくあります。
疲れて泣いている場合のおススメ対処法は、抱っこです。
- ユラユラとゆっくり左右に揺らしてあげる。(食後なので激しく揺らすのは絶対NG)
- 「まんま頑張ったね~」となど、褒めてあげる声がけをしながら、背中をトントンしてあげる。
- 抱っこしながら食卓を離れ、大好きなおもちゃのある部屋に行ったり、外が見える窓際など、お皿などが見えないところへ移動する。
抱っこしてもらえた上に褒めてもらえることは、赤ちゃんにとって大好物です。
赤ちゃんが気持ちを切り替えるのに少し時間はかかるかもしれませんが、食事のことから離れて気分を変えてあげることが大切です。
離乳食の量不足以外で泣く理由2~眠たくなっているから
離乳食の後はお昼寝タイム、というベビーも多いはず。
そんな生活サイクルのときは、もしかしたら離乳食の時間が遅すぎるのかもしれません。
離乳食タイムと眠たくなる時間が重なってしまっているのです。
生活のリズムを見直して、今決めている食事時間を30分~1時間早めてみましょう。
また、眠たくなってしまうのは、赤ちゃんが離乳食を頑張って疲れた証拠でもあります。
「普段泣かないのに今日だけ泣く」といった場合は、今朝起きた時間を思い出してみてください。
「そういえばいつもより早めだった」とママが前もって気づければ、離乳食やお昼寝タイムをいつもより前倒しすることで、食後に泣くのを防げます。
外出やイベントがあるときなどいつもと違う日にも、生活リズムが崩れて泣くこともあります。
離乳食の量不足以外で泣く理由3~満足感の足りない離乳食タイムだから
大人でもあっという間に食べ終わってしまうと、適量だったとしても食べた後になんだか食べた気がしないような、口寂しい気持ちになりますよね。
赤ちゃんも同じで、まだ満腹中枢の未発達な赤ちゃんにとってはなおさらです。
おなかには適量入っていても、まだまだご飯の時間が名残惜しくて泣いていることがあります。
そんな赤ちゃんには、離乳食の時間を稼ぐ対策が必要です。
- 早食い赤ちゃんは、離乳食をワンステップ進めて、よく噛む必要がある、より固めで大き目の食べ応えがあるメニューにする
- つかみ食べができる赤ちゃんには手づかみ食べメニューにする
- 食材の名前を教えたり、指さしができる月齢なら「ジャガイモどれかな?」など簡単なクイズを出したりなど、会話を挟む
- 1~3口ごとにお茶や白湯など、飲み物を与える
ゆっくり長く離乳食タイムを取ることで、赤ちゃんも量は同じでも満足感が得やすくなります。
離乳食の量不足以外で泣く理由4~ママが頑張り過ぎているから
意外に思われるかもしれませんが「離乳食を食べさせなきゃ!」と頑張っているママの真剣な顔は赤ちゃんにとって「怖い」「怒っている」と映ることもあるんです。
ママがリラックスして、赤ちゃんと一緒に食事の時間を楽しむことはとっても大切。
「これ美味しいね」と声をかけたり、ちょっと大げさでも「おっとっと~」とか「これが食べられたらママ嬉しいな」など、ママも楽しむことで、赤ちゃんも食事を楽しむことができます。
ぜひスマイルを取り入れた離乳食タイムを心がけてくださいね。
離乳食の量不足以外で泣く理由5~自分だけ食事が終わりなのが嫌だから
赤ちゃんを含めて家族そろって食事を楽しむ場合、食欲旺盛ベビーは他の家族より先に食べ終わってしまいがち。
そんな時は、自分だけ量が少ない様な気になったり、楽しい食卓から降ろされるのが嫌で泣くこともあります。
赤ちゃんのペースに合わせるのはなかなか難しいですが、家族が交代で食べ終わった赤ちゃんと遊んであげるなど、赤ちゃんを1人にしないことがコツです。
ちょっと食事が慌ただしくなりますが、うちはこの方法でなんとか乗り切った経験があります。
離乳食の量不足以外で泣く理由6~単なるご機嫌ナナメ
残念ながら実は、何をやってもダメということもよくあります・・・。
そんなときは、赤ちゃんの気の済むまで泣かせておくのも手です。
赤ちゃんも自分の気持ちがぐちゃぐちゃで訳が分からなくなっている可能性があるからなんです。
泣いているのを放置するのは、決して虐待ではありません。
少し声のトーンがおさまってきたら抱きしめてあげたり、遊びに誘ってみることで、すんなり泣き止んでくれることも多いのです。
私自身、火が着いたように泣き始めたとき、なだめるとかえって酷くなった苦い経験が何度もあります。
ですので、イスから降ろして安全な場所でしばらく泣かせておいて、そのあとフォローしてあげてください。
私は泣かせている間、離乳食の後片付けを済ませて、フォローするときはたっぷり時間をかけてあげられるようにしました。
離乳食時期の赤ちゃんにとって、食後泣くことはよくあることです。
ですので、どうしていつまでも泣くの、理由が分からない!とママもストレスを抱えず、「こういう時期もある」と気楽に考えましょう。
言葉の発達や体の成長とともに、いつか必ずおさまりますのでご安心を。