離乳食の本を見ると、事細かく丁寧にグラムやさじ数、与える時間まで書いてあることがあります。

神経質になりがちな離乳食ですが、その量や与え方について「適当」なママもいます。

適当で本当に大丈夫なんでしょうか?

 

そこで今回は、離乳食の量や与え方について、「適当」のメリットとデメリット、また適当にする場合のこれだけは守ってほしい注意点、適当ができるテクニックをまとめてみました。

 

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「離乳食の量や与え方は適当!」イコールいい加減ママ、ではない!

適当に離乳食を与える、というととてもズボラでいい加減なイメージがありますよね。

ですが、「適当」という言葉はそんなマイナスの意味だけじゃなく、「その場に応じた」という意味もあります。

つまり、適当ママは、赤ちゃんに合わせた離乳食の量や与え方をしているママということなんです。

 

本通りに目安量がぴったりで、離乳食の進め方も育児書通り、なんてことは滅多にない赤ちゃんです。

その赤ちゃんに臨機応変に対応して離乳食タイムを乗り切っているのが「適当ママ」の本当の姿です。

適当は、決して悪いことではないんですね。

 

離乳食適当ママになろう!こんな悩みを持つママにおススメ

離乳食をぐちゃぐちゃにする赤ちゃんのママ

せっかく本通り計って離乳食を作っても、離乳食で遊びはじめたり、食器をつかんでこぼしてしまう癖のある赤ちゃんもいますよね。

ぐちゃぐちゃになった離乳食は当然赤ちゃんの口には入りません。ですので計ってもあまり意味がありません

こんなときは、食べこぼし分を予想して、「適当」に多めに離乳食を用意しましょう。

「計ったのにこぼして!」とイライラすることから解放されますよ。

 

育児本の目安量どおり食べてくれない赤ちゃんのママ

育児本の目安量は、あくまで平均値。平均値ぴったりの量で満足する赤ちゃんはごく少数です。

少食の赤ちゃんもいれば、食欲旺盛な赤ちゃんもいて、月齢が低いときから明確に個人差があります。

大きくなればなるほどその差も開いてきて、ママは焦って悩むこともあるでしょう。

 

そんなときは、目安量にとらわれず、赤ちゃんの個性に合わせて、「適当」に量を減らしたり増やしたりしても良いのです。

また、その日の体調や気分で赤ちゃんも食べムラがあります。

食べそうだなと思えば追加して、今日は無理そうだなと感じたら控えめの量を用意する、など、いつも赤ちゃんを見ているママだからこそできる「適当」な感覚が育児ではとても重要なのです。

こうすることで赤ちゃんに無理強いしたり、足りないのに我慢させたりすることが無くなります。

 

離乳食に不安があまり無いママ

離乳食という未知の世界に対して不安があるママは、ぜひ最初は育児本やネットでの情報を頼りに進めていくのが良いでしょう。

でも離乳食作りが初めてではない2人目以降のママや、身近に相談したり協力をお願いできる人がいる環境のママは、離乳食にあまり不安を感じていないかもしれません。

 

離乳食を適当にしないママの多くが、「離乳食のことをよく知らないから育児本通りやらないと心配」という理由できっちり計っているのです。

つまり、離乳食の経験がある、または経験がある人が周囲にいることで、自分の赤ちゃんに一番適した量や与え方が分かっている場合は、経験をベースにした「適当」で大丈夫なのです。

 

 

離乳食の量や与え方を適当にするメリット

ママのメリット

離乳食の量や与え方を適当にすることで、

「手作りで頑張らなきゃ」

「これだけの量何としても食べさせなきゃ」

というストレスから解放されます。

 

眉間にしわが寄って怖い顔で離乳食を食べさせていたママも、笑顔になれる離乳食タイムになるはずです。

家族が笑顔で囲む食卓は、食育の効果が高いと言われています。

 

赤ちゃんのメリット

赤ちゃんも自分に合った量を食べられるので、離乳食タイムをご機嫌のまま「ごちそうさま」できます

 

また、少食の子は「食べきれた!」という達成感、食欲旺盛な子は「お腹いっぱい」という満足感を得ることができ、食に対する意欲や楽しいという気持ちが育まれます。

 

 

離乳食の量や与え方を適当にするデメリット

栄養が偏りがち

離乳食も後半になってくると、離乳食での栄養面も考えはじめる必要が出てきます。

そこで量が適当だと、どのくらい食べているのか、どの栄養が足りていないのかが把握しづらく、気がつかないうちに栄養が偏ることも考えられます。

 

体調が悪い原因が分かりづらい

赤ちゃんはついさっきまで元気だったのに、とビックリするほど急に体調が悪くなることもしばしばです。

そんな体調の急変の原因が離乳食であることも少なくありません。

 

食べた量が適当だと、離乳食のどの食材をどのくらい食べたから体調不良を起こしたのか判断しづらくなります。

また、病院での説明も曖昧になりがちで、的確な診断や処置が遅れることにもなります。

 

 

離乳食が適当でもココだけは注意①たんぱく質などアレルゲン食品の量

特に初期で気を付けるのがタンパク質の量です。

内臓に負担がかかるばかりでなく、目安量を超えて与えると過剰摂取によるアナフィラキシーショックを起こすこともあるのです。

たんぱく質の量を適当に与えるのは命の危険もあるのでやめましょう。

 

同様にアレルゲンを含む食品の与える量には注意が必要です。

今まで食べていても大丈夫だったから、好物だから、と安易に欲しがるまま与えると取り返しのつかないことになってしまいます。

 

多めに与えてもいいのは、お粥類、野菜類と言われています。

ぜひ与える食材のチョイスは慎重にしてくださいね。

 

 

離乳食が適当でもココだけは注意⓶バランスの摂れた食事

前述のデメリットでもお伝えしましたが、好きなものだけ適当に与えていると、栄養が偏ることになります。

栄養バランスが良い食事は、見た目も自然とカラフルになります。

全体の色が同系色になっていたらバランスが崩れているかもしれません。

特定の食材ばかりを多めにしてしまわないよう、色を意識してみると栄養バランスの良い食事になります。

 

 

離乳食が適当でもココだけは注意!③与える量のボーダーは守ろう!

いくら適当と言っても、少食の赤ちゃんに少なすぎるのは心配です。

体重の増減一週間トータルで食べている量を考慮して、量が少なくなりすぎないよう注意しましょう。

少食ベビーについての離乳食の与え方はこちらも参考にしてみてください。

離乳食の目安量が少食ベビーに多すぎる理由6つと対処法まとめ

 

反対に食欲旺盛な赤ちゃんは食べ過ぎが心配です。個人差以上に食べ過ぎることは決して良いことは無く、健康への悪影響が多いのです。

食欲旺盛な赤ちゃんへの離乳食の与え方はこちらをご参考にしてください。

離乳食の目安量じゃ少ない!食欲モリモリベビーも満足する野菜でかさ増し術

 

 

離乳食が適当でもココだけは注意!④食べる量は兄弟でも違う!

いくら経験があるとは言っても、これから離乳食を始める赤ちゃんにも個性があります。

前の経験ではこうだったから、うちの子はこういう傾向がある、と離乳食を始める赤ちゃんに経験による「適当」を無理に当てはめようとするのはNGです。

一人一人に適した量が「適当」であることを気をつけてくださいね。

 

同じ兄弟でも、妹や弟の方が食べる量が多いことが多々あります。

食べるからと上の子に合わせてつい与えてしまいがちですが、アレルゲン食材の量は同じにしてしまわないよう気をつけましょう。

 

 

離乳食の量や与え方を適当にできる!お役立ちテクニック

栄養バランスが取りやすい味噌汁を活用

適当になんでもかんでも与えたり減らしたりしていると赤ちゃんは体調を崩してしまいます。

でも味噌汁がその悩みを解決してくれます。

味噌汁の具はアレンジ自由。具材をたっぷりにすれば摂りにくい野菜もたくさん食べられますし、食欲旺盛ベビーも大満足です。

また、少食赤ちゃんにも味噌汁の具の量を調整することで栄養バランスはそのままで簡単に少なめにできますね。

 

ベビーフードを活用する

市販のベビーフードは今や離乳食に悩むママの救世主。ぜひ困ったときや、疲れているときは利用しましょう。

ベビーフードは栄養バランス月齢に合った与え方が考えられているので、月齢さえ間違わなければ、どのメニューを適当に選んだとしても問題ありません。

ただし、栄養がかぶらないように組み合わせには気をつけましょう。

 

初めて使う食材の最初だけ計る

初めて離乳食で使う食材は最初に全量を計っておくと、今後の量の目安になります。

半分または1/4使うときはそれぞれ、計ってある全量から簡単な割り算をすればいつでもキッチンスケール無しで量が分かります

 

メモする紙は付箋でもいいですし、大きな紙に順番に書いていくのでもやりやすい方法でOK。

メモは冷蔵庫に貼るなど、離乳食を作るときに見やすい場所に貼りましょう。こうすればいつも確認できます。

1回計ればその後は適当といいながら誤差はわずかで、しっかり計っていると同じことになります。

 

容器に入る量をあらかじめ知っておく

離乳食用の食器にどれくらいの量を入れたら何グラムになるのか、容器自体に入る量を最初に計っておきます

こうすることで、どんな食材を入れても大体の量が分かります。

食材によって重さが違うので、後々のために食材別に計っておくとさらに良いですね。

例えば、お粥なら〇グラム、葉物野菜なら〇グラムと言ったように分け方は大雑把でもいいかもしれません。

 

タッパーや製氷皿など、離乳食のストックづくりには欠かせない保存容器類などもそれぞれ計っておくと便利です。

解凍しただけで与える量もバッチリな離乳食が完成です。

 

 

適当と聞くとめちゃくちゃにやっていると思いがちですが、ママ友の謙遜の言葉であったりもします。実は赤ちゃんのことをより考えている場合も多々あります。

赤ちゃんの様子をじっくり観察して、ママも赤ちゃんもハッピーになるオリジナルな「適当」な量ややり方をぜひ探してみてくださいね。