出産したのもつかの間、自分が思い描いていたものとは全く違う子育てに、面喰ってしまうママもいらっしゃるのではないでしょうか。
24時間毎日子供に振り回されてしまい、あまりにも疲れてしまって、中には、「育児を放棄したい」と思ってしまうママも。
そこで、今回の記事では、疲れによる育児放棄についてお伝えしていきます。
あまりの育児疲れで子育てを放棄してしまいたくなるママ
出産してからすぐに、待ったなしの育児が始まります。
それは、決して優雅なものではありません。
まず、おっぱいを飲ませるのがうまくいかない。
降ろすと泣くの繰り返し、夜中の授乳で何回も起こされて睡眠不足、おむつもしょっちゅう取り替えて…とにかく何もできない、家事も進まない。
少し大きくなってくると、今度は目が離せなくなり、子供も自我が出てくるとともに、何をするのでもぐずる。
離乳食を一生懸命作っても、食べなかったり、グチャグチャされたり。
そこら辺の物はすべて引っ張り出す、洗濯物にはダイブする。
片付けては散らかす、また片付けてもまた散らかす…の繰り返し。
それが、毎日休みなしなのです。
パパがある程度協力してくれればまだよいですが、まったく協力してくれないのであれば、ママは本当に大変!
爆発してしまっても不思議ではありません。
また、こんなにママが頑張っているのに、実父母や義父母に悪口を言われたら、傷つきますよね。
育児だけでも大変なのに、他のことでストレスを感じるのって、ますます辛いことです。
また、母親だからって、みんながみんな育児が得意かというと、そうではないと思います。
職種によって、向き不向き、得意不得意があるのと同じで、育児だって向き不向き、得意不得意があるのではないでしょうか。
ママだって、育児から逃げ出したくなる時もあるんです。
では、ママが疲れてしまって育児を放棄したくなった場合、どうすればよいのかを考えていきたいと思います。
育児放棄したくなるほど子育てに疲れてしまった時は
育児が辛くて放棄したくなった場合、とにかくご自分を責めないことです。
特に、1人だけで子育てをしている場合、育児から逃げ出したくなることは、めずらしいことでもありませんし、恥じることでもありません。
逃げ出したくなるくらい、一生懸命子育てをしているのです。
一番良いのは、パパや親御さんに子供を預けて、少し子供と離れてみることだと思います。
それもかなわないのであれば、託児所やファミリーサポートで一時預かりをしたってよいんですよ。
罪悪感を感じる必要はありません。
常に一緒にいることでストレスを溜めて怖い顔をしているより、ちょっとだけでも離れることによって、息抜きができて笑顔になれるのだったら、子供と離れてみてもよいと思います。
一人っきりで子育てをするって、意外と難しいものです。
思い切って、子供を預けてみませんか。
パパが協力してくれない、子供がもう一人いるみたいという場合は、ママはストレスを溜めがちです。
一人で子供をみるのは限界があること、協力してほしいことなど、まずは話し合うことが大切だと思います。
言ってみて、喧嘩にはなったけど、結局は協力してくれるようになったというご夫婦もいらっしゃいます。
周りの人たちが、慣れない育児を頑張ってるママの悪口を言うのは、もっての他です。
でも、こういうのって、意外と多いんですよね。
難しいかもしれませんが、嫌なことを言われても、いちいち真に受けないで受け流すことです。
という私もずいぶん悩まされてきたことです。
子供が大きくなってきたこの頃では、「なんで、あの時、言葉通りに受け取ってしまったんだろう。もっと上手に受け流すことができなかったのだろう。」と思う時があります。
パパや親御さんが当てにならなかったり、かえってストレスになったりする場合があります。
そんな時は、昔からの気の許せるお友達やママ友とおしゃべりしてみましょう。
意外と同じ悩みをかかえていることもあります。
話をしただけで、気分転換になりますよ。
とにかく、1人っきりでの子育てには限界があると思います。
育児に疲れて、何もかも放棄したくなったら、
- 育児も家事も完璧を目指さないこと
- 誰かに頼って上手に息抜きすること
この2つのことを思い出してください。
放棄したいと思う前に育児疲れにならないよう工夫をしてみる
育児に疲れてしまって、子育ても家事も放棄したくならないようにするためには、いろいろな工夫が大事だと思います。
まずは、1人っきりで育児も家事も完璧にこなすことは、100%できないと思った方がよさそうです。
少しだけ育児が楽になる方法をいくつか紹介しますので、自分なりにアレンジしたり、考えたりして、いろいろ試してみてくださいね。
おんぶをする
首が据わったら、おんぶをすることをおススメします。
おんぶをする利点は、子供はママとぴったりくっついていることで安心しますし、何と言っても両手が空くので家事が進みます。
ちょっと格好は悪いのですが、バッテンのおんぶ紐ですと、安定して比較的疲れません。
私は、家ではバッテンのおんぶ紐、外に出る時にはリュックタイプのモノを使っていました。
当時を振り返って、もしおんぶをしなかったら、家事も育児も何もできなかったのではないかと思います。
それこそ、育児ノイローゼになってしまったのではないかと思いますね。
環境を整える
小さい子供に、いじらない、散らかさない、ぐずらないと言っても、それは無理な話です。
ママから見たら、散らかされていると感じるかもしれませんが、子供はいろいろな物を触ったり、いじったりしてお勉強しているんです。
それが、子供のお仕事です。
少しだけ子供から目を離せるように、家の中の環境を整えてしまいましょう。
基本的に、子供の手の届くところには、触られて困るものは置かないように片付けておきます。
例えば、コンセントや延長コードなどの危険な物は棚の上の方に置いたり、ティッシュやごみ箱も手の届かない所へ。
いじられて困る引き出しやダッシュボードは開けられないようにフックで留めておくとよいでしょう。
子供が手の届く棚の下の方には、子供専用のおもちゃや、いじられてもOKと思うものを置きます。
引き出しを子供専用に1つ2つくらい作ってあげて、おもちゃなど触ってよいものを入れておくと、子供も楽しんで引き出しで遊ぶことができます。
このような状態にするのは大変なことかもしれませんが、整えてしまえばとっても楽です。
ちょっとくらいだったら目を離すことができますし、散らかされてもたいしたことはないので、片付けも楽です。
イライラも減って、ママも子供も精神的に落ち着くと思います。
離乳食作りを楽に
育児の中で、けっこう大変なのが離乳食作りです。
離乳食が2回になると、ずっとキッチンに立っているなんてことも。
なるべく子供の離乳食用に取り分けができるようなメニューにすると楽チンです。
ご飯を炊く時は、子供のおかゆ分のお米とお水を入れたココットを真ん中に置いて一緒に炊いたり、スープやみそ汁、煮物はお湯で薄めたり。
一生懸命作れば作るほど、子供に食べてもらえなかったり、グチャグチャにされたりするとカチンときますから、離乳食はなるべく手を抜く方法で。
また、食事をする時には、下に新聞紙やマットを敷いておくのもよいですね。
とにかく、グチャグチャにされたり汚されたりしても、カリカリしない方法を考えてみましょう。
一人っきりで子育てをしない
一人っきりで子育てをしていると、どうしてもドツボにハマりやすくなってしまいます。
理由は、子供に振り回されっぱなしで、自分本位で動くことができないので、ストレスが溜まりやすくなります。
また、もう一つの理由として、まともな会話ができないことだと思います。
当たり前ですが子供とは会話が成り立たないため、子供とだけで過ごしていると、社会から取り残されているように感じてきてしまいます。
特に女性はおしゃべりをしてストレスを発散させるところがあるので、長い期間話すという行為をしないことも、これまた知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまうんです。
ご主人や親御さんに、積極的に協力してもらいましょう。
ご主人がお休みの日は、家事をしている間に、赤ちゃんを抱っこしてもらっていたり、少し大きくなったらお散歩に連れ出してもらったりしただけでも気が楽になったりします。
また、1週間に1~2時間でもよいので、実家やお友達の所へに行っておしゃべりをしてきただけでも、ずいぶんと気晴らしになります。
ママ友と遊べば、子供も一緒に遊べますし、いろいろな情報交換もできて一石三鳥です。
このママ友の情報というのは侮れませんよ。
私も、ママ友にいろいろな子育ての工夫を教えてもらうことで、ずいぶんと楽になりましたから。
ママ友は苦手というママは、30分でいいのでお散歩もおススメです。
子供を連れてお散歩をしていると、いろいろな人に声を掛けられます。
一言二言おしゃべりしただけで、気分転換になりますよ。
子供を連れてお出掛けするのは大変だとは思いますが、ちょっとでもよいので頑張って外に出てみませんか。
育児をなるべく疲れないようにするには、工夫することがとっても大切だと思います。
もちろん、このようなネットでもよいですし、親も含めて先輩ママの話を聞くことはとても有効だと思いますね。
いろいろな話しを聞いたり、自分なりに考えて工夫したりすることで、少しでも楽に子育てができればよいですよね。
そうやって親も成長させられるのだと思います。
どうせ子育てするなら、なるべく楽しく過ごせる工夫を考えてみましょう。
すべてのママが、できるだけ楽しい子育てができますように!