離乳食で赤ちゃんの便秘が一週間続いたら…知っておきたい便秘の解消法と受診のタイミング

離乳食と便秘

離乳食が始まって、赤ちゃんの便秘が一週間続いたらママは超心配!!

今まで母乳やミルクを飲んでいた赤ちゃんが、離乳食をスタートさせたとたんに便秘になるって、実は少なくないんですよね。

今回の記事では、離乳食中の赤ちゃんの便秘が一週間続いた場合の対処法についてお伝えします。

離乳食を始めたら便秘が一週間続く

離乳食をきっかけに便秘になってしまうという赤ちゃんは少なくないんです。

赤ちゃんが特に便秘になりやすい時期が、新生児の頃と離乳食を始めた頃といわれています。

離乳食スタート時期が便秘になりやすいとわかっていても、赤ちゃんのウンチが一週間も出ていないと不安になってしまいますよね。

 

では、赤ちゃんの便秘とは、どういった症状なのでしょうか。

便秘のサインと考えられるのは、下記のような状態です。

  • 便の出ない日が、いつもより2~3日続く。
  • 便が硬くて、排便時に泣く。
  • 赤ちゃんの食欲が急激に落ちる。
  • 赤ちゃんの機嫌が悪い。

こんな症状がみられるときには、便秘の可能性があります。

しかし、離乳食を開始した頃は、ウンチが1週間出ないこともよくあるみたいですね。

 

また、離乳食中の赤ちゃんが便秘を起こしやすいのは、下記のような理由です。

  • 腸などの消化器官が未熟で、便の形状や排便のペースが安定しにくい。
  • 筋肉量が少ないので、いきむ力が弱い。
  • 離乳食が始まると、母乳やミルクの飲む量が一時的に落ちることもあって、便の水分量が不足する。
  • 離乳食初期の頃は、消化の良いものばかりを与えることで、便の元となる成分が少ない。
  • 今まで以上に固い便や太い便が出るので、排便を嫌がるようになる。

 

このように、赤ちゃんの排便は不安定なため便秘を起こしやすいので、特に症状がなければ過剰な心配をすることはなさそうです。

また、離乳食については、便秘が一週間続いても、赤ちゃんの様子が大丈夫であれば、やめずにそのまま続けましょう

 

離乳食で便秘が一週間続いたら受診する?

一週間ウンチをしなくても、特に症状がなく、機嫌がよくて元気であれば、様子を見てもよいと思います。

しかし、赤ちゃんに次のような症状が出たら、小児科を受診しましょう。

  • 嘔吐や下痢を繰り返す、血便が出る。
  • お腹がパンパンに張っていたり、硬かったりする。
  • 顔色が悪くて、機嫌が悪い、元気がない。
  • 1週間以上の便秘が何度も続く。

 

ただの便秘ではなく、腸の病気である可能性もあります。

赤ちゃんは、不調を自ら訴えることができないので、パパやママは日頃からウンチの状態や回数をチェックすることが大切かと思います。

赤ちゃんに、いつもとは違う何らかの異常が続く場合は、小児科を受診してくださいね。

 

離乳食で一週間の便秘!改善方法は?

赤ちゃんがもしかしたら便秘かな!!と感じたら、赤ちゃんの様子が普段と変わりがないかよく観察してください。

赤ちゃんの様子を見て、便秘のようだけど、体調や食欲には問題なさそうな場合は、まずご家庭でできる解消法を試してみましょう。

生活リズムを整える

離乳食や母乳・ミルクは、なるべく決まった時間に与えるようにしましょう。

また、朝の起床時間や夜の寝かしつける時間も、なるべく決まった時間にするなど、生活リズムを整えることで排便がスムーズにいくと考えられます。

水分を摂る

離乳食をスタートしたばかりの赤ちゃんは、母乳やミルクが減ってしまうので、その分水分不足になりがちです。

不足した水分を、白湯や赤ちゃん用麦茶でフォローしてあげましょう。

麦茶は、始めから慣れさせておくと、あとあと楽ですよ。

離乳食の内容を見直す

離乳食は、食物繊維が多く含まれたものをプラスしましょう。

月齢にもよりますが、すりおろしたリンゴや、サツマイモのペースト、バナナなどは、便秘解消が期待できる食材です。

また、毎日少しずつヨーグルトを食べさせてもよいですね。

ただし、これらの食材は、食べられる月齢できちんと段階を踏んで食べさせてくださいね。

身体を動かす

運動不足によっても、便秘になることがあります。

身体を動かすと、腸の動きが活発になり、便秘予防にもつながります。

赤ちゃんが危険じゃないように部屋を整えて、自由に動けるようにするだけでも、赤ちゃんの運動量が違います。

月齢が進めば、お散歩や公園などで遊ぶのもよいですね。

お腹のマッサージ

赤ちゃんの便秘には、マッサージも効果的だと思います。

おへその周りを、「の」の字を描くように優しくゆっくりとさすってあげてください。

肛門を刺激する

綿棒にベビーオイルやワセリンを塗って、赤ちゃんの肛門に1cmほど入れて、ゆっくりと回すように動かしましょう。

出口を広げるイメージで優しく10秒ほど動かします。

くれぐれも、強く刺激しないように注意してくださいね。

 

ご家庭で、便秘の解消法を試されても、便秘が改善されない場合には、放置せずに小児科を受診しましょう。

 

 

赤ちゃんは、離乳食を始めると便秘になりやすいので、1週間ぐらいの便秘でも、機嫌がよく元気であれば、問題はないようですね。

しかし、中には、重篤な病気が隠れていることもあります。

赤ちゃんが、少しでも普段と違うようであれば、小児科を受診しましょう。

 

よいウンチをスムーズに出すためには、しっかり食べて、たくさん遊んで身体を動かす、そしてしっかり睡眠をとることが、大事ではないかと思います。

まずは、生活リズムを整えて、楽しく過ごせるように心がけてみてくださいね。

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