離乳食がスタートしたら、離乳食を入れるお皿や食べさせるスプーンなど、食器が必要になりますね。
でもその食器、離乳食専用の物を揃えなければいけないのでしょうか?
実は離乳食用食器はいらなかった!と感じているママも実はたくさんいるんです。
離乳食用の食器がいらなかった、その理由と、離乳食用としてやっぱりあって良かった食器についてまとめてみました。
離乳食用食器がいらない理由その1~離乳食初期~
一口に離乳食と言っても、離乳食スタートから離乳食を完了する頃までの約1年半の間に赤ちゃんも離乳食内容も大きく変わります。
特に離乳食がスタートした頃の赤ちゃんは「食べせてもらう」専門。
食器はママがメインで使うため、「食べさせやすい」「扱いが簡単」なママ目線の食器があれば、離乳食専用でなくても問題ありません。
私も離乳食初期は大人が使う陶器の小鉢や小皿、ココットで代用していました。
離乳食初期の、少量でポタージュ状の離乳食は、軽い素材の食器だと食べさせづらいのですが、大人用の小鉢や小皿だとある程度重さもあって、むしろ楽でした。
離乳食用食器がいらない理由その2~長く使えるものを選ぶ~
離乳食の時期は長いようで、実はあっという間に過ぎてしまいます。
食器を増やしたくないママや、長く使える物が欲しいママは、あえて離乳食用食器を買わないで、子ども用食器を用意することも。
子ども用食器で離乳食用食器を兼ねることで、赤ちゃんにとって自分の物、という愛着が生まれます。
また、何度も食器を購入しなくてもいいのでお財布にも優しいですよね。
ただ、長く使えると言っても、やはり離乳食期の赤ちゃんは食器で遊んでしまったり、投げたりすることもあります。
食事中もよく動くので、食器にぶつかって倒したり落としたりすることもしょっちゅうです。
離乳食が進んでくると「自分で食べたい」という欲求も出てくるので、赤ちゃん自身が食器を持って食べるようにもなります。
そこで、子ども用食器であっても離乳食期も安全で使いやすいこと、がポイントです。
私も長く使えることを前提に、縁があって深さが浅めの強化磁器製食器を離乳食中期頃に購入しました。
息子は小学校高学年になりましたが、今でもサラダを入れたり食後のデザートを入れたりと、まだまだ現役で活躍してくれています。
プラスチック製だと、絵柄が剥がれたり、着色汚れや傷が目立ったりもしてくるので、長くキレイに使いたい場合は、子ども用食器の材質選びも大切です。
離乳食用食器がいらない理由その3~しつけのため~
家庭によっては、食事中に「物を大切にすること」を教えたいと、あえて割れにくい離乳食用の食器ではなく、「割れることもある」一般の食器を選ぶことも。
投げたり落としたりして割れた食器で、「乱暴に扱うと壊れる」「元には戻らない」を教えるチャンス、ということですね。
でもそのしつけをしっかり分かるようになるには、やはり離乳食後期以降。
親の言うことがしっかり分かるようになるまでは安全を優先すべき時期です。
また、割れてもいい食器での離乳食タイム中は、ママの十分な見守りとサポートが離乳食用食器以上に必要なのでご注意を。
離乳食用食器がいらないママもこれだけは買った!
離乳食用食器はいらない!と言いつつも、離乳食期にこっそり追加してママたちが買った食器がいくつかあります。
一つ目は、離乳食スタート時に使うフィーディングスプーン。
赤ちゃんはこれまで舌を「吸う」ためにしか使っていないので、スプーンに乗った食べ物を「すくい取る」ことが最初は上手にできません。
フィーディングスプーンは、そんな赤ちゃんの舌の動きを考えて作られているので、赤ちゃんの初めてのスプーンからの食事をサポートしてくれます。
赤ちゃんのために1本は欲しい離乳食用食器です。
2つ目は、赤ちゃんの手づかみが始まるころから便利になる、ワンプレート食器です。
1枚のお皿に仕切りが2~3あって、主食・副菜2つ・デザートを出せるので、赤ちゃんは皿を行ったり来たりする必要なく、食べたいものがすぐ取れます。
複数のお皿同士がぶつかったり落ちたり、ということもありません。
また、洗うお皿も減って後片付けもとっても楽だったので、買って良かった離乳食用食器でした。
離乳食スタート時期に離乳食用食器の購入を迷っているママは、多いと思います。
そんな時は、離乳食卒業までずっと使うものを一気に揃えようしなくても大丈夫。
離乳食を進めていく間で、自分の譲れないポイントや家庭の教育方針を見極めて、赤ちゃんの成長に合わせて買い足していくことをおススメします。