離乳食が始めると気にしなくてはならないのが食物アレルギーですね。その中でも卵アレルギーは有名で、実際に卵アレルギーの子は少なくありません。

安全かつ安心して卵を離乳食に取り入れていく進め方をまとめてみました。

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離乳食で卵の進め方はなぜ慎重にする必要があるの?

離乳食期の赤ちゃんの内臓機能はとっても未熟。月齢が低ければ低いほど、卵などのタンパク質の分解が上手くできないのです。分解が十分でないままのタンパク質が腸で吸収されると体が異物だと反応し、アレルギーとなって症状が出ます。

アレルギー症状としては、皮膚に赤み・腫れ・かゆみといった蕁麻疹症状が見られ、嘔吐や下痢、腹痛が起こります。重度になると痙攣、呼吸困難に至ります。

でも、アレルギーが出るのが怖いからといってむやみに卵を避ける必要もありません。正しい手順・正しい時期・正しい量で進めれば、栄養満点かつ調理法が簡単な卵を離乳食に取り入れていくことができるんです。

離乳食の卵の進め方~卵黄~

卵は卵黄と卵白それぞれ離乳食に適した時期があります。まずは白身より消化しやすい卵黄からスタートします。

与えるのが可能な時期

離乳食開始から2ヶ月ほどたち、離乳食が順調に進んでいたら、体調が良く、うんちの状態も良い日にスタートしてみましょう。月齢6ヶ月で始めた場合は、8ヶ月頃が目安です。

また、万が一に備え、平日の午前中でかかりつけの小児科の診療日にトライするのがおススメです。

調理方法

卵はまず固ゆでにします。沸騰してから15分ゆでると黄身までしっかり火の通ったゆで卵になります。火をきちんと通すことで卵アレルギーの元のアレルゲンを軽減させることができます。

調理したらなるべく早く殻をむいて黄身と白身に分けましょう。時間がたつと、卵白の成分が黄身にうつってしまうので、とにかく早いほうが良いようです。取り出した黄身は裏ごしし、白湯でなめらかな状態にのばします。

量の進め方

最初は様子見のため、耳かき1さじ(ご飯1粒分)程度のみ与えましょう。卵アレルギーは即時型アレルギーですので、遅くとも3時間後には症状が出ます。

赤ちゃんの様子に変化がなければ、2~3日後にまた与えてみましょう。タンパク質は日替わりで与えるほうが良く、特にアレルゲンを含む卵は少量のときは問題なくても、アレルゲンの過剰摂取によりアレルギーを引き起こすこともあるようなので、連続して与えるのは避けましょう

3回程度問題が無かったら、一さじから徐々に増やしていきましょう。

離乳食の卵の進め方~卵白~

卵黄の次は卵白にチャレンジです。卵黄より消化しにくくアレルゲンも強い卵白。与えるときは特に注意を払いましょう。

与えるのが可能な時期

卵黄が食べられるようになってから1~2ヶ月後が目安です。月齢8カ月で卵黄を食べ始めた場合は9~10ヶ月頃です。

 調理方法

卵白もしっかり加熱が基本。固ゆで卵から白身だけを取り出し、みじん切りまたはすりつぶします。

黄身と違い、さらに白身を水洗いすることがポイントです。水洗いすると卵のアレルゲンを軽減できるのです。手間ですが必ず茶こしなどで水洗いをしましょう。

量の進め方

卵黄と同じく、耳かき1さじ(ご飯1粒分)程度からスタートしましょう。アレルギー反応もなく3回ほど食べられるようになったら、1さじに量を増やします。

1さじも問題なくクリアし慣れてきたら、水洗いなしの耳かき1さじ、次に1さじにステップアップしてみましょう。ここでも焦りは禁物。赤ちゃんの様子を見ながら日にちをきちんと空けてトライしましょう。

離乳食で卵を食べられるようになった後の進め方の注意点

卵黄・卵白が無事クリアできたら、いよいよ本格的に離乳食のレシピに卵を取り入れていけますね。そこで食べられるようになった後の注意点があります。

体調がいい日を選んで 与える

アレルギーは体調次第で発症することもよくあります。赤ちゃんの機嫌・うんちの状態をよく見て、時間に余裕があるときに与えるようにしましょう。

2歳まではしっかり加熱が鉄則

食べられるようになってもやはり加熱が大原則。半熟卵は1歳を過ぎてから、生卵は2歳半まで、欲しがっても与えないようにしましょう。

加熱することで、卵にまれに混入しているサルモネラ菌も殺菌できますので、食中毒予防にも効果的です。

ステップアップしたときは要注意

全卵を使ったレシピは離乳食に大活躍ですが、ステップアップするときは注意が必要です。実は固ゆで卵に比べ、炒り卵(スクランブルエッグ)は卵のアレルゲンが100倍以上含まれている、とも言われています。

卵の新しい調理法やレシピを与えるときは必ず少量から始めて、その後の様子の変化をきちんと見てあげましょう。

自己判断はしない

アレルギー反応かなと少しでも様子の変化を感じたら、すぐ病院を受診しましょう。自己判断はNGです。病院で正しい診断をしてもらうことで、ママも今後の離乳食を安全・安心して進めることができますし、なにより赤ちゃんの命に関わることです。安易に卵を中止したり、そのまま放置したりしないでくださいね。

 

食物アレルギーの中でも代表的な卵。でも正しい知識と使い方・準備をしておけば、赤ちゃんを危険にさらすこともありません。ぜひ栄養満点の卵にチャレンジしてみてくださいね。