『仕事と子育て、どっちが大変?』というこの問題…夫婦の間で、または、女性同士の間で、繰り広げられる永遠のテーマですよね。
今回の記事では、仕事と子育ての大変さについて、いろいろな側面から検証して、考えていきたいと思います。
夫VS妻、仕事と子育てってどっちが大変?で喧嘩!
我が国、日本では昔から、「仕事」が大変!というより、『仕事をしている夫が偉い』という固定観念をずっと刷り込まれてきました。
「誰のおかげで、飯が食えると思ってんだー」なんて、今でこそあまり耳にしなくなりましたが、ちょっと前までは日常茶飯事。今でもこういうご主人、いらっしゃるのでは。
しかし、最近になって、情報が発達したことや、女性の社会進出、そして、共働きの増加により、仕事と子育てに対する意識が、ずいぶんと変わりつつあるように感じます。
「子育て、大変なんだから、協力して!」「俺だって仕事で疲れてる!」というような、こんなやり取りを、ついついしてしまうこと、ありませんか?
では、いったい仕事と子育て、どちらの方が大変なのでしょうか。
仕事のストレスの場合
- 人間関係
- 時間の拘束
- 責任
- プレッシャー
- 理不尽な要求
子育てのストレスの場合
- 休めない
- 子供に振り回される
- 思い通りに動けない
- 見返りがない
- 結果がすぐでない
- トイレも食事もゆっくりできない
- 大人とのコミュニケーションがない
- 達成感がない
- 正解がないため迷いや不安、プレッシャー
ざっと、こんなところでしょうか。
これを見て気付くことは、大変さの質が違うということです。なので、どちらが大変ということではないと思うんです。
特に、余裕がなくなってきてしまうと、どうしても、自分が「大変」って思いがちですよね。
仕事でぐったりして帰ってきたところに、「忙しいから手伝って!」と言われたら、腹も立ちますが、「お仕事ご苦労様!疲れているところ悪いけど、少し休んでから、これやってもらえると助かる!」と言われれば、ちょっと違います。
また、子供のお世話と家事で、ずっと動いているのに、片方ではテレビばかり見ていて、子供が泣いても知らんぷりされたら、イライラしてきます。
どちらが大変かではなくて、お互いの立場を理解して、お互いを思いやる気持ちが大切なのではないでしょうか。
結婚と子育ては、『修行』だなんてよく言われるのは、こういうことなのかなあと思ってしまいます。
子育てママVS働く女性、仕事と子育てどっちが楽?
女性って、チクチクっと、嫌味を言ったり言われたり…何気ないやり取りで、嫌な気持ちになってしまう時ってあると思うんです。
その中でも、子育てをしているママと、仕事をしている女性(独身の女性、既婚で子供がいない女性、兼業ママ)の間で、バトルがあるようです。
「専業主婦って昼間何やってんの?」「ママが働いていると子供が可哀想」「子供がいないから大人になれない」「主婦って世間知らず」などなど。
そっちが楽で、こっちが大変、ということを相手に知らしめようとすることって、自己満足だけであって、あまり生産的ではないと思います。
この育児LIFEでも、何回か書かせていただいてますが、『得意不得意、向き不向き、性格や環境や考え方、』に大きく左右されると思うからです。
- 仕事は苦手だけど、家のことをするのは好き、だから子育てもあまり苦痛ではない。
- ずっと子供と一緒は辛い、外で仕事をすると気分転換に。
- 子供と一緒にいたいけど、仕事に使命感を持っているので、やめられない。
- 仕事も好きだけど、子供の側にいて成長を見守りたい。
- 仕事と育児を両立させる自信がない
- 親が共働きだったため、働くのが当たり前だと思っている。
- 子供は預けないで母親が育てるものと、親からずっと言われて育ってきた。
- 子供の側にいたいけれど、親と同居しているため、働いている。
- シングルマザーなので、働かなくてはならない。
- 身体的な理由で、子供を持つとこができない。
- 育ってきた環境が劣悪で、結婚に希望が持てない。
- 仕事に支障が出るため、結婚はしない。
など、こう考えてみると、女性って特に千差万別で、その人その人の生き方は、それぞれなのだなあと改めて感じます。
そして、誰もがみんな、何かと戦いながら、一生懸命必死で生きているということは、間違いないと思います。
自分や自分以外の人が選んだ道を、どちらが「大変」とか「楽」とかではなく、お互いに認め合って、物事がいい方向に進んでいくようになればいいですね。
子育てと仕事、どっちが大変?ではなくどっちも大変!
一人暮らしで仕事(約十数年間)をしていた自分と、子供ができて専業主婦だった自分、週3日8時から14時まで外に出て、それ以外はこの在宅ワークをしている現在の自分を比べてみて、どうなのか考えてみました。
確かに、子育ては、特に小さい頃は、子供に振り回されて大変ですし、子供の数だけ年数も掛かります。大きくなったら大きくなったで、別な悩みが次から次へと出てきます。
その他、お弁当、部活や塾の送迎、家のことや食事をきちんとしようと思うと、一日では足りません。仕事を始めると、なおさら自分だけの時間は皆無、いつも睡眠不足です。
仕事をしている時はしている時で、残業と仕事が終わってからの接待で忙しかったけど、まるっきり自分の時間がないわけではない、趣味や飲みに行くことで発散することもできる。昇進や昇給もある。
基本、仕事は好きだけど、人間関係が微妙、理不尽な客先と上司、仕事をしない部下、上司が変わると業務体制も変わる、社長が変われば、会社の方針がガラッと変わる、生きていくためにお給料をいただくことってこれもまた大変。
こう考えると、子育てと仕事は、どちらが大変とかじゃなく、どちらも大変。
ただ、ママの立場で言わせてもらえれば、子供が小さい頃は、身体も精神的にもキツイ!せめてその時期だけでも、パパがフォローしてあげると、その後の夫婦関係もうまくいくのではないかと思います。
ちなみに、私個人的には、仕事の方が大変だったかなあ。そして2章の項目で当てはまるとすれば、4と5というところでしょうか。これって性格的なことも関係しているかもしれませんね。だから、他人がとやかく言うことではないと思います。
仕事の方が大変だったと思う私は、「女性一人が生きていくためのお給料を稼ぐのでさえ大変なことなのに、パパは家族を養うほどのお給料を稼いでいる」と思うようにしています。
私は私にできることを精一杯やって、お互い支え合えたらいいなあと、思いつつも…
忙しく動いている私のそばで、ゲームをしている夫を見ると、「少しは手伝えよ!」と、心の中でつぶやいてしまいます(笑)