ミルクや母乳を飲むことで、食事と水分補給を兼ねていた赤ちゃん。
離乳食が始まると、徐々に食事とは別に「飲み物」が必要になっていきます。
育児本には離乳食の量は目安量がきちんと書いてあるのに、水分の量が書いてあるものがほとんどないですよね。
そこで、今回は離乳食をスタートしたら、どんなタイミングで、どのくらい水分を与えたらいいかの目安をまとめてみました。
離乳食がスタートしたら水分補給はいつ?どのくらいの量?
離乳食タイム中には必ず用意
離乳食を食べるときには必ず飲み物を用意しましょう。
離乳食は水分量が多く、特にスタートしたての頃はドロドロで、飲み物は必要ないように思えますよね。
でもミルクや母乳以外の味に慣れさせるのは飲み物も同じ。
私は食材を切り替えるタイミングに、麦茶を一さじ与えてから次の食材を与えるようにしていました。
こうすると、赤ちゃんも口の中がサッパリするのか、ご機嫌でしたよ。
離乳食直後の水分量は授乳タイムに影響するので控えめに
離乳食期は、栄養不足を避けるために離乳食後に必ず授乳タイムを取ります。
ですので、コップを指さすなど飲みたそうな仕草をしていたら、離乳食直後はすぐに授乳してあげましょう。
他の飲み物を与えてしまうと必要な授乳分が飲めなくなってしまうんです。
また、離乳食でお腹がいっぱいになって授乳を嫌がるときもありますよね。
そんなときは、次の授乳タイムにたっぷり飲んでもらえるよう、水分は2~3さじにするなど、控えめに与えましょう。
離乳食・授乳以外のタイミングで必要な水分の量はどのくらい?
離乳食期の赤ちゃんはまだ自分から「飲みたい」とアピールするのが難しいので、ママや周囲の大人が見計らって与えてあげる必要があります。
私が注意して水分を与えていたタイミングをご紹介します。
- 起床直後
- お風呂上り
- お昼寝前、お昼寝後
- 外出前、外出中、帰宅直後
- 病気中、病後
睡眠中は季節を問わず汗をかきます。
これを放っておくと軽い脱水状態に陥ることも。
朝起きたときやお昼寝前後には、飲みたいだけ水分を与えていました。
また、夜泣きをしたときに、飲み物を1さじ~2さじ与えると落ち着いてスッと寝入ってくれることも多々あります。
喉が渇いて起きてしまうこともあるんですね。
またおむつ替えのときには、おしっこの量で水分補給が必要かどうかチェックできます。
おしっこを大量にしていたときは体から水分が出てしまった証拠です。
逆に長時間あいたのにほとんどおしっこをしていないときは、体内の水分が足りず、うまく排泄機能が働いていない可能性があります。
こんなときはすぐに飲み物を与えてあげましょう。
下痢を伴う体調不良のときは、普段よりずっと水分補給をまめに行う必要があります。
うんちとともに水分も体からどんどん奪われていきます。
水分不足のままだと、菌を体内から排泄できなくなります。
また、体温調節にも悪影響を与え、病状が悪化してしまう可能性もありますので要注意です。
授乳や食事に影響のない時間なら、飲みたいだけ飲ませても問題ありません。
離乳食がスタートしたらおススメの水分補給飲料
では離乳食期の赤ちゃんにベストな飲み物はどんなものでしょうか。
離乳食をスタートしたばかりの初期には、湯冷ましやベビー麦茶、または倍の白湯で薄めた麦茶がおススメです。
中期以降は色々な味に慣れてきて、つい欲しがるものをあげてしまいがちですが、甘味の少ないもの、冷たすぎないものを心がけましょう。
果汁や乳酸菌飲料は甘味があり癖になるので、水分補給代わりに与えるのはNGです。
せっかく生えてきた乳歯にも悪影響がありますよ。
炭酸飲料やカフェインが入った紅茶なども離乳食期はもちろん幼児期にも与えるのはおススメできません。
汗をたっぷりかいた後や病中、病後には、ベビーイオン水が失われたミネラルも補給できるので良いでしょう。
ただし、こちらも甘味があり、飲み過ぎて体調を崩す恐れもあります。
汗をたくさんかいたときや病院で勧められたときなどに限り、量も飲みたいだけ与えるのではなく、1日の適量を守って与えましょう。
離乳食がスタートしたらおススメの飲ませ方
離乳食初期には、哺乳瓶かスプーンで一さじずつ与えましょう。
上手に口がモグモグ動かせるようになってきたら、徐々にコップやストローの練習を始めましょう。
コップやストローが使えるようになると、外出時の水分補給もグッと楽になって一石二鳥ですね。
また、外出時には、こんな便利なグッズもあります。
私も外出時には、常に水分補給できるように、持ち運びできるマグや水筒を必ず準備してはいましたが、予想外にごくごく飲んでしまったり、こぼして減ってしまったりなんてハプニングは日常茶飯事。
急きょお店で飲み物を調達しなければならないときも、こんなグッズを携帯していれば、サッと赤ちゃんが飲みやすい形になるので便利です。
赤ちゃんもご機嫌ナナメになることなく、本当に助かったグッズです。
離乳食が始まると、つい水分のことは忘れがち。でも季節や体調によっては赤ちゃんを危険にさらしてしまうこともあります。
赤ちゃんが健康でいられるためにも水分はとても大切なので、ちょっとめんどくさい気もしますが小まめに与えるようにしてくださいね。