離乳食初期の生後5ヶ月~6ヶ月ごろは、母乳やミルク以外の飲み物にトライするのにぴったりの時期です。
でもいざ、飲ませようと思っても、どんなものをどんなタイミングで与えたらいいか、悩みますよね。離乳食初期のOKな飲み物、NGの飲み物、飲ませ方をまとめました。
離乳食初期にOKな飲み物は?
ベビー用飲料が簡単に手に入りますが、値段もお高めだったり、最初トライするには量が多めです。でも、実はベビー用でなくても大丈夫なんです。
与えるときは以下のことに気を付けてくださいね。
- カフェインやタンニン、添加物が含まれていない飲み物であること
- 赤ちゃんの内臓に負担がかかるので、必ず薄めること
具体的には以下の飲み物がおススメです。
白湯(さゆ)
一度沸騰させた水を人肌まで冷まして。
麦茶
2倍以上に薄めて与えましょう。
果汁
手作りするなら、イチゴやリンゴ、メロンなど、酸味が少ないフルーツがおススメ。2倍以上に薄めて与えましょう。甘味があるので飲ませ過ぎに注意。
軟水のミネラルウオーター
軟水は赤ちゃんの消化しにくいマグネシウムやカルシウムが少ないため、飲ませてもOK。ただし、煮沸して冷ましたものを。
離乳食初期にNGな飲み物ってあるの?
離乳食初期はまだまだ赤ちゃんの内臓は未熟で、アレルギーも心配です。以下の飲み物は避けてください。
牛乳
牛乳はタンパク質の分子が大きく、離乳食初期のころの赤ちゃんでは消化吸収が難しいため下痢になりやすいのでNG。牛乳アレルギーを引き起こす可能性もあります。
生水
雑菌が心配ですので避けましょう。
硬水のミネラルウオーター
マグネシウムやカルシウムが赤ちゃんの未熟な内臓に負担になり、下痢を起こしやすいのでNG。
豆乳
牛乳同様、豆乳もタンパク質の分子が大きいため、離乳食初期にはそのまま飲ませるのはやめましょう。
ウーロン茶・緑茶・ほうじ茶・コーヒー・紅茶
カフェインやタンニンが含まれており、NG。
イオン水
お医者さんに飲むよう指示されたときは、必ずベビー用を与えて。大人も飲めるイオン水は赤ちゃんの内臓に負担がかかります。
また健康なときは特に飲ませる必要はありません。
炭酸水
赤ちゃんには刺激が強すぎるのでNG。
ベビー用以外のジュース・乳酸菌飲料
糖分・塩分・添加物を多く含む飲み物はデメリットがいっぱいです。
甘いジュースは、カロリーが高めで肥満のリスクが。また、せっかく生え始めた乳歯が虫歯になりやすくなります。ジュースのせいで食事や授乳の量が減ってしまい、栄養不足に陥るケースもあるのです。
離乳食初期に飲み物を与えるタイミングは?
ルールは特にありませんので、ママの負担のない時間に与えましょう。以下の時間がおススメです。
1 授乳時間の合間に
次の授乳までにまだ時間があるのに、ぐずっちゃった・・・そんな時は喉が渇いていることもあります。もちろん機嫌が良いときにも。
2 離乳食タイムに
離乳食もドロドロした状態ではありますが、飲み物も用意してもOK。次の食材を与える前や、最後にお口をさっぱりさせるために与えても〇。
3 お風呂上りに
お風呂は水分が失われがち。大人と同様、お風呂上りは水分補給が大切です。
お風呂上がりはバタバタしがちなのでママの負担でなければ与えてみましょう。
離乳食初期の飲み物の量はどれくらい?
離乳食同様、飲み物だって赤ちゃんは初体験です。まずは小さじ1の量から。多くても50cc程度にしましょう。
離乳食初期のころは、まだまだ母乳やミルクからの栄養がメインです。ごくごく飲むからと、与え過ぎると、授乳タイムでイヤイヤをしてしまうことにも。
授乳タイムにきちんと飲んでくれるよう、飲ませる量には注意しましょう。
離乳食初期の飲み物の与え方はどうしたらいい?
まずは離乳食同様、赤ちゃん用スプーンで一さじずつ与えましょう。
飲み物に慣れてきたら、哺乳瓶を使える赤ちゃんは哺乳瓶もOKです。ただ、哺乳瓶で甘味のある飲み物を与えるのは虫歯の危険があります。哺乳瓶は離乳食初期だけにして、徐々にやめていきましょう。
ベビー用マグを使うのもおススメです。マグにセットする飲み口の種類もいくつかあり、離乳食初期ではスパウトが使えます。
ちなみに、うちの子は4人中4人ともスパウトが苦手だったので、離乳食初期のうちはスプーンで与えていました。得手不得手も赤ちゃんの個性です。苦手でも焦らず、長い目で見てあげてくださいね。
また、飲むことに慣れていない時期は洋服も周りも汚しがち。
イラッとしないために、飲みこぼした物をさっと洗い流せるプラスチックのエプロンやスタイ、口まわりをいつでも拭けるように濡れたタオルなどの用意もしておくと後片付けが楽ですよ。
今までおっぱいや哺乳瓶で飲んできた赤ちゃんには、舌の動きが大人のようにはいきません。また機嫌次第では飲んでくれないこともあります。焦らずゆっくりトライしてくださいね。