いよいよ離乳食スタート!そんな離乳食初期、何だか赤ちゃんが「おえっ」と吐くようなしぐさをして苦しそう…。
こんな経験ありませんか?
これは「えずき」と呼ばれる反応です。
今回は離乳食初期の頃にえずく原因と対処法について、説明していきますね。
<原因1>離乳食の固さが合っていない!
えずく原因の一つ目は、離乳食の固さが赤ちゃんに食べづらいことです。
今まで、母乳やミルクといったサラサラした液体しか口にしたことのない赤ちゃんには、やはり離乳食もスープのような「トロトロ」「サラサラ」の状態でスタートするのが鉄則です。
おかゆやジャガイモ、ニンジンなど、もともと固形の食べ物は、離乳食初期ではすりつぶしたり、こしたりしてスープ状にするのが基本。
えずいたら、まずはすりつぶしが足りないことが考えられますので、離乳食にさらに手を加えてみてくださいね。ツブツブが無い、なめらかな舌触りを目指しましょう。
また、いきなりドロッとしたものも苦手です。お湯を加えて水分を多めにするとゴックンしやすくなります。
私は1人目の時、本だけでは離乳食の「トロトロ」がうまく想像できず、市販のベビーフードを買って見本にしました。
お値段もお手頃ですし、迷ったらぜひ固さの参考にしてみてください。
<原因2>初めて食べる食材のとき!
えずく原因の2つ目は、赤ちゃんがビックリしていることが考えられます。
離乳食初期は、赤ちゃんにとって新しい経験の連続です。スプーンも初めて、おかゆも初めて、イモ類・葉物…全部初体験で、体がピックリして当然です。
この驚いたときの反応として、えずいたり、口に入ってきたものを舌で押し返す「反射」をすることは珍しくありません。
初めて与える食材の時は、ごく少量、舐めるぐらいの量から始めると、えずくことが少なかったように思います。
<原因3>苦手な食材かも?
えずく原因の三つ目は、食材自体が苦手なのかもしれません。
離乳食初期はいろいろな食材にチャレンジする期間ですので、えずいてしまう食材を無理に与える必要はありません。苦手だと分かっただけで収穫です。
また、アレルギーの可能性もありますので要注意です!
初期はなるべくアレルギーになりにくい食材から与えるのが鉄則ですが、アレルギーを持っている赤ちゃんはアレルギー食材にえずくことがあるようです。
苦手にしろ、アレルギーの疑いにしろ、えずいた食材は必ずメモをしましょう。
かかりつけのお医者さんに相談して、必要なら検査をすることで、今後の離乳食も安心して進められますね。
<原因4>体調が万全でないかも!
えずく原因の四つ目は、赤ちゃんの体調が悪いときです。
鼻水が出ていませんか?ノドがゼロゼロいっていませんか?鼻水や痰がたまっていると口呼吸になりがちです。そこに離乳食が入ってきて、えずくことが考えられます。
離乳食初期は、体調が良くないときは1回お休みするのもアリです。
赤ちゃんが楽に飲める母乳やミルクをたっぷりと与え、元気になってから再開しましょう。
<原因5>離乳食を与えるタイミングが悪いかも!
えずく原因の五つ目は、離乳食を与える時間が悪いときです。
育児書にもネットでも、離乳食初期は「なるべく午前中が望ましい」と書いてあることが多いですね。
これは「何かトラブルがあったとき、医療機関の通常診察時間内のほうが受診しやすいから」というのが主な理由です。
ただ午前中といっても、起き抜けの空腹時に与えると、赤ちゃんは自分のペースがまだ分かりませんので、急いで飲み込もうとしてえずくことがあります。
また、逆に授乳が終わってまもない満腹時に与えたことで、口に入れたとしても「満腹だよ」のサインとしてえずきます。
私の場合、朝一番はたっぷり授乳し、次お腹が空くちょっと手前で離乳食を与えることにしていました。
まだお腹が空いていないので赤ちゃんの機嫌もよかったですし、何より自分も家事が一段落していたので、余裕を持って離乳食の時間が取れました。
えずきは、まだしゃべれない赤ちゃんからのサインです。
固さ、好み、体調、時間などいろいろ可能性を考えて、赤ちゃんとのコミュニケーションを大切にしていきましょう。