赤ちゃんが手づかみ食べに興味が出てきたら、今までと同じ離乳食レシピと言うわけにはいきません。
赤ちゃんがうまくつかめるよう工夫が必要ですね。
そこで今回は、手づかみ食べ初心者ベビーにピッタリの、手づかみ食べの練習になるレシピをご紹介します。
我が息子4人に大好評だったレシピを厳選してお届けします!
もちろん手づかみ食べマスターの赤ちゃんも大好きなメニューばかりなので長く使えますよ!
離乳食の手づかみ練習レシピのポイント
まず手づかみ食べの練習に向いているレシピには4つのポイントがあります。
①柔らかすぎない
赤ちゃんはまだ自分の力をコントロールできない上、食材の柔らかさの知識もありません。
大人は上手につまめる柔らかさでも、赤ちゃんが握るとぐちゃぐちゃになってしまうこともよくあります。
ある程度、固さを残して調理しましょう。
②汁気の多いものはNG
赤ちゃんは汁気があるもの無い物、区別なくギュッとつかんでしまいがち。
汁気の多いものだと、あっと言う間にぐちゃぐちゃに、そして手も服も汁で汚れてしまいます。
赤ちゃんの性格によっては、汁気のベタベタ感、びしょびしょ感を嫌がる子もいます。
手が汚れたり濡れたりで、手づかみ食べを嫌いになってしまう子も多いので要注意です。
また味噌汁やスープは手づかみ食べには向いていないメニューです。
ママが食べさせる、どうしても手づかみと言う場合は具だけ、など分けて対応しましょう。
③赤ちゃんが丸呑みしない大きさ
大きさはとても重要で、一歩間違えば命の危険もあります。
赤ちゃんにピッタリの一口大~ギリギリ入ってしまう大きさは非常に危ないです。
目安はウズラの卵より小さめ、またはガブッと噛み切らなければ入らないくらいの大きさにしましょう。
ママがちょっとよそ見したときに、離乳食を口に詰め込んでいることもよくあります。
丸呑みしても大丈夫、もしくは丸呑みできない大きさにすることを心がけましょう。
④好きなものから始める
赤ちゃんの好物からスタートすることで、赤ちゃんが手づかみ食べをどんどんやりたい!という気持ちになります。
もちろん好き嫌い無く食べさせたいですが、スタートしたばかりの練習時期には興味を持ってくれるメニューにすることが一番です。
好きな食材をベースにステップアップしていくようにしましょう。
離乳食の手づかみ練習おすすめレシピ① 主食編
主食の手づかみ食べには、おにぎりとパンがおススメです。
おにぎり
大人の親指の先くらいの大きさの小さな小さなおにぎりを作ります。
野菜や小魚といった赤ちゃんふりかけや、鮭をほぐしたもの、炒り卵や鶏そぼろを混ぜて作ってもOK。
おにぎりというと海苔でグルっと囲みたくなりますが、海苔は刻んでふりかけるか混ぜ込むのがおススメです。
海苔は赤ちゃんの口の中で張り付いてしまったり噛めなかったりして、えずいてしまう原因にもなります。
四角いまま使うのは避けたほうが無難です。
パン
パンはバリエーションが非常に多くて便利です。
マーガリンやバターをぬって軽くきつね色になる程度トーストしたら、縦5×横5に包丁で網の目のように切り分けます。
溶けるチーズやきなこをトーストする前にトッピングすると栄養も満点ですね。
食パンは他に、ロールケーキのようにクルクル巻いて、ロールサンドイッチを作るのもおススメです。
形を固定するために、食べる直前までラップで巻いておくと崩れにくいですよ。
爪楊枝やピックで刺してお皿にのせてあるロールサンドイッチの写真もありますが、赤ちゃんには危ないので止めたほうがいいでしょう。
具はポテトサラダや野菜のペーストなど赤ちゃんのお好みのものでOKです。
さつまいもやりんご、カボチャのペーストなどにすると甘いおやつにもなりますね。
マグカップでできる蒸しパンも忙しい朝には重宝しますよ。
レンジでチンしたら、カップからくりぬいて冷ましておきます。
赤ちゃんが自分で両手で持ってパクパク食べてくれます。
離乳食の手づかみ練習おすすめレシピ② お肉・魚編
お肉や魚も、赤ちゃんが食べやすい大きさや噛める柔らかさにしてあげることで手づかみ食べが可能です。
ハンバーグ
ニワトリの卵くらいの大きさのハンバーグにすると、赤ちゃんが手に持って食べやすいです。
大人のハンバーグのタネには、赤ちゃんには味付けが濃いくらいの調味料やナツメグなど香辛料を入れることが多いですね。
できれば取り分けではなく、赤ちゃん専用のハンバーグを作るのが良いでしょう。
私は一度に10個以上まとめて作って、焼いた後にラップで1つずつ包んで冷凍保存していました。
バタバタした日もサッと赤ちゃん用のお肉料理が出せるので重宝しました。
同じ要領でミートボールやチキンナゲットも作り置きがおススメです。
また、タネにヒジキや豆腐、野菜ペーストをいれると一気に栄養バランスが良くなりますね。
唐揚げ
唐揚げは下味にカレー粉や辛い調味料を使っていなければ大人の取り分けでも大丈夫です。
下味をつける際に、鶏肉をフォークなどでよく突き刺しておくと、揚げた後柔らかく仕上がるので、歯が生えていない赤ちゃんでも歯茎で噛み切ることができます。
皮は噛めずにのどに詰まることもあるので取り除いてあげましょう。
またあまりに大きい場合は、適度な大きさに切ってあげてくださいね。
魚
魚料理のネックはやはり骨ですよね。
その点、刺身用なら骨の心配はありません。
そのまま焼いても、幅1センチくらいの拍子切りにしてから焼いてお魚スティックにしてもOKです。
もちろん、すり身にして豆腐と混ぜるなど団子にするのも食べやすいですね。
離乳食の手づかみ練習おすすめレシピ③ 野菜編
野菜は栄養豊富なだけでなく、カラフルで赤ちゃんの食育にも良いと言われています。
ぜひいろんな種類の野菜を取り入れたいですね。
野菜スティックを作るなら、ブロッコリー・アスパラなら調理が簡単な上、赤ちゃんの手にもおさまりやすくおススメです。
人参・大根は塩ゆででもいいですが、出汁で煮たものが赤ちゃんには好評でした。
大人の味噌汁を作る際に、味噌を入れる前で取り分けると時短にもなって一石二鳥ですよ。
とうもろこし・豆類はつまむ練習にはもってこいで、味も赤ちゃんが大好きな甘みがある人気の食材です。
しかし特にとうもろこしなどは消化が悪く、しばらくそのままうんちに出てしまう子も多いです。
日にちを開けて取り入れるのが良いでしょう。
離乳食の手づかみ練習おすすめレシピ④ 果物編
果物は加熱の不要なものも多い上、栄養が豊富で赤ちゃんも大好きな味ですよね。
なかなか手づかみ食べしてくれない赤ちゃんも、果物なら食べてくれることが多いので、果物からスタートするのもおススメです。
そのまま食べれるもの
りんごや梨、ももは薄切りにしてあげましょう。
バナナは自分で持たせてあげてもいいですね。
ただし、意外に盲点なのがバナナの皮です。
うちの子は夢中で食べていて気づいたらバナナの皮まで口に入れてしまっていました。
実際周りにそのような子が結構いたので、皮には注意してタイミングを見計らって都度むいてあげるようにしましょう。
皮を全部むいてそのまま持たせると手がドロドロになってしまった苦い経験があります。
全部皮をむいてしまうのはあまりおススメしません。
また特に注意が必要なのがブドウです。
ツルッと入ってしまいやすく、種類によっては本当に危険です。
巨峰やマスカットなど大き目の粒は半分にするなど、そのまま与えるのはやめましょう。
最近は皮も食べられる種類も多いですが、赤ちゃんには皮は不向きです。
手間ではありますがきちんと皮は取り除いてあげてくださいね。
ちなみに、缶詰の果物はシロップ漬けのことが多く、甘すぎるので離乳食期には適していません。
味付けしていない果物がおススメです。
加工する果物
さつまいもなどはスイートポテト風にすると持ちやすく、赤ちゃんも大好きです。
ふかした後、バターとお湯で溶いた粉ミルクを入れて混ぜ、棒状に成型します。
焼かないと崩れやすいので、私は卵黄をぬって15分程度トースターで焼いていました。
砂糖を入れなくてもサツマイモの甘さだけでも十分おいしいので、家族で楽しめますよ。
レシピは料理サイトで「離乳食 手づかみ」で検索するとたくさんヒットします。
家にある食材でサッとできるものを探すことも、じっくり栄養を考えたレシピを探すこともできるので、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか。