子育てに失敗したくないという思いは、多くの親が持つものですね。実は、子育てに失敗しやすい親には特徴があります。そんな親の特徴をふまえて、のびのびと子育てする親になるための知恵を見ていきましょう。

スポンサーリンク

子育てに失敗しやすい親の特徴は?

①過保護・過干渉である

子どもが一人で出来るはずのことを親が代わりにやってあげるなど、あれやこれやと親が手や口を出していると、子どもは自分で考えて行動する機会を失います。

 

この状態が続けば、子どもは与えられた仕事や遊びだけをしていればいいことになり、何でも他人任せで無気力な人間になってしまいます。

 

②育児を放棄しがちである

子どもに本来、必要な世話やコミュニケーションを怠り、育児放棄のような状態に陥ると、子どもの心に愛情が育たず、対人関係が希薄な性格になります。

 

「こういう時は、こうする」というスキルを身につけにくいので、他人との関わり方が理解できず、自分の殻に閉じこもりがちになる可能性もあります。

 

③子どもを否定ばかりする

子どもを頭ごなしに怒鳴りつけたり、他人と比べて人格を否定するようなことを言ったりすることも、子どもに悪影響を与えます。こういったことが続くと、子どもは自分の価値判断がすべて間違っているように感じられ、意思決定が上手く出来なくなります

 

成長すると怒られることに恐怖を覚え、少しミスを指摘されただけでもパニックを起こしたり、他人の顔色を窺ってビクビクしたりします。あるいは親と同じように、何でも比較して優劣をつけたがり他人に自分の価値観を押し付けてしまうこともあります。

 

④なんらかの精神疾患である

うつや育児ノイローゼなどで親が子育てに対して強い不安を感じていると、子どもも敏感に感じとり、不安定になります。そんな状態にいる親はなかなか他人に悩みを打ち明けられないため、親も子も狭い価値観にとらわれがちになってしまいます。

 

⑤我慢や失敗を覚えさせない

欲しい物を次から次に与えたり、先回りして子どもの障害をすべて取り除いたりしていると、子どもは楽な道ばかり選ぶようになります。多少の不自由があっても続けるという経験をしていないので、仕事や物を大切に出来ない、どこか執着心の薄い子になるのです。

 

我慢に慣れずイライラしたり、失敗に敏感になったりして、積み上げてきたものを簡単に投げ出してしまう傾向もあります。

 

子どもを健やかに育てるための3つの知恵

子育てに失敗しやすい親として5つの特徴をあげましたが、これらの特徴は多くの親が持っているものです。子どもを思うあまりに口出しをしたり世話を焼いたりすること自体が、悪いことではありません。

 

悪いのは、親が5つの特徴を自覚しながらコントロールしなかったり、自分が楽をするために子どもを利用したりすることです。もちろん人間ですから、上手くいかないこともあります。そんなときに子どもと穏やかに向き合える3つの手段をお伝えします。

 

①周囲とのコミュニケーションをとる

一人で子育てを抱え込んでいる親、そして親とばかり関わっていると子どもは危険です。親と子がお互いばかりを見つめていると、どうしても些細な間違いに気づき、手や口が出やすくなってしまうものです。

 

そうした悪い面に目を向けることが増えると、やがて良い面が見えなくなっていきます。「短所と長所は紙一重」とも言われるように、どんなことにも良い面があるのに、悪いと決めつけてしまうのです。周囲の様々な人と話をすることによって、新しい価値観を入れていくことが必要です。

 

時には、否定的なことを言われるかも知れません。しかし、それもまた一つの意見であって、絶対的なものではありません。親も子も悩みを他人に話しながら、バランスを取っていけばいいのだと覚えておきましょう。

 

②親子間のパワーバランスを変える

親と子は年齢や立場は違っても、人間どうし対等な関係です。ですから、一方が他方に力を誇示するのではなく、お互いに助け合うことが必要になってきます。

 

たとえば「ありがとう」や「ごめんなさい」と声をかけあえるように、家事や片づけに参加してもらうといいでしょう。子どもに反発されたときも感情に流されないよう、理由を聞き手本を見せながら、段階を踏んで教えます。

 

家庭のなかで役割を持ち、協力や感謝によってお互いの存在を肯定することが、それぞれの負担や責任を分け合うことに繋がります。多少ケンカがあっても、普段から意見交換をしていれば、受け入れやすいものです。親子で様々なことを共有しましょう。

 

③親と子の違いを理解し受け入れる

コミュニケーションを取り、子どもの意見や価値観を受け入れ、自分自身で決断して生活していけるようにサポートすることが親の役割です。間違った行動は正していく必要がありますが、人格を矯正する必要はありません。

 

親の気持ちを理解して欲しい時にも、押し付けるのではなく、子どもの意見も聞いてから考えを話しましょう。子どもは大人ほど物事を理解していないことを念頭に置き、優しく諭すように配慮すれば、子どもも受け入れやすいですよ。

 

まとめ

長い子育ての道ですから、時には迷うことや選択を間違えることもありますね。そんなときは少し気持ちを休めて、関係を見つめ直す時間をとることが大切です。親が穏やかに子どもと向き合うために、周囲の人にも頼っていきましょう。