ときどき「ニートになったら子育て失敗」という言葉を見かけます。しかし、本当にそうでしょうか。子どもがニートになる原因や脱ニートのためのアイデアなどを見ていきましょう。

スポンサーリンク

子育て失敗?ニートになった原因は?

子どもがニートになるのには、原因があります。その原因は人間関係であったり性格であったり様々ですから、子育て失敗というレッテルを貼る必要はありません。子どもが傷ついた時に帰る場所を用意できている点では、良い環境にいるとも言えます。

 

ただ「傷ついたから」「やる気が出ないから」という理由で子どもが働かないことには、違和感を覚えてしまいますね。生活費も余計に必要になりますし、どうしても先が見えないとイライラしてしまいがちです。

 

しかし、子どもも遊んでいるだけのように見えて、頭では一生懸命に考えています。大きくなった子どもは、大人と同じようにプライドを持っています。小さい頃のように何かで釣って従わせることも難しいですから、じっくり向き合っていく覚悟が必要です。

 

子どもがニートから再起するために親が心がけること

ニートとなった子どもに必要なのは、自分を見つめ直す時間です。ニートの子は、内心とても傷ついています。自分でも「やらなければいけない」ことは分かっているのに、「体や心がついてこない」ことが殆どです。

 

もし自分がそんな状態だったら、どうされたいですか?励まされたり詰られたりしても辛さが増すだけでしょう。怒りは悲しみの爆発です。まずは、そっと見守ることから始めて、子どもが自分で考える機会を大事にしてあげてください。

 

辛い時期には、誰かの期待や心配すら重いものです。それでもネットやゲームの中で話していたり、食事の受け渡しなどで顔を見る機会があるなら、人との繋がりを持てているのですから、大丈夫です。親が心配して口出しをしすぎないことが必要です。

 

ですが、何も言わないと溝が埋まらず回復しないこともあります。ここが子育ての難しいところですね。調子が良さそうなら話しかけたり、甘えが過ぎるようなら突き放したりと、臨機応変な対応が求められるでしょう。

 

何も言わずに放り出すのではなく、親の言動の意図をしっかり伝えて、手助けが必要なときには頼ってもらえるような関係を作っておきたいところです。

 

子ども本人が脱ニートのために出来ること

ここからは、苦しんでいる本人にお話します。ニートから脱するには、自分を見つめ直すことが必要です。

 

①自分が出来ることを増やす

そうは言っても、何をしていいか分からない人もいるでしょう。ニートになる人は成功体験が少なく自信がないことが多いようですから、自分が出来ることを増やしていくのが有効です。

 

仕事に向き合うことが出来ないなら、自分の食事を自分で用意したり片づけをしたりするなど、生活面を充実させましょう。今まで誰かに任せていたことを自分でやると、効率のよい時間の使い方や体の動かし方が分かってきます

 

生活の世話はありがたい反面、いつまでも子ども扱いされているようで悲しくもありますね。気が向いて「やるよ」と言えば断られたり、やらずにいれば「手伝え」と言われたりして。「これはダメ」「あれをしろ」と指示され世話を焼かれていれば、身動きが取れなくなっても仕方ありません。

 

そのため親に指示されたくないと考えながら、自分でひとつの道を選ぶことが難しくなっているのです。この道は許されていない、危ないかも知れないと、無意識にブレーキを掛けてしまうのですね。

 

しかし、やってもらったことが多いぶん大らかな雰囲気があったり、辛い気持ちを抱えたぶん他人に優しかったりと、手を掛けられたからこそ身に付いた良い面もあるのです。やり方は見ているのですから、少しくらい時間がかかっても、きっと出来るようになりますよ。

 

②勇気を出して行動することが大切

動けないながらも時間がないと焦っている人は、とにかく1度やってみて性に合わないときは辞めるというスタンスで、仕事を探してみましょう。採用されてすぐに辞めれば職歴に傷がつくかも知れませんが、言い訳を繰り返して何も始めない人よりはマシです。

 

動けないということは、どこかに不安の種があるに違いありません。スーツ姿で出掛けることが気恥ずかしい、電話などで上手く喋れない、仕事の内容がよく分からず躊躇してしまう…様々な理由が考えられます。

 

しかし不安なことの多くは取り越し苦労です。やってみれば上手くいったり、他人はそれほど気にしていなかったりします。

 

どうしても不安が取れないなら、トレーニングしましょう。人前に見せないだけで、やっている人は沢山いますから、恥ずかしがる必要はありません。一人では出来ないときにはハローワークや市役所の就職セミナーなども利用するといいですよ。求めれば助けてくれる人は必ず見つかりますし、頼ること=悪ではありませんからね。

 

③生活や就職に自信がないときは

今まで料理や洗濯をしていなかったなら、いきなり一人暮らしをするのはハードルが高いですよね。親が許してくれるなら、勤め先を見つけて、数ヵ月続いたら生活費を入れ、お金が貯まってきたら一人暮らしをするという風に、長期的な計画を立てて実行していくのもいいでしょう。

 

どうしても外に出られないなら、自宅で出来る仕事を探す道もあります。思いきって子どもの頃の夢に挑戦するのも良いでしょう。あなたが動き出せるなら、それだけでその仕事を選ぶ価値はあります。

 

仕事が合うか合わないかは、始めた後に分かるものです。合わなければ、また探しましょう。そうして一歩踏み出せたなら、結果はどうあれ、成功だと思いますよ。

 

まとめ

実は私の兄もニート経験者です。しかし現在はそれぞれ受け入れてくれる場所を見つけ、家庭を持ち、自分が出来る仕事をして暮らしています。上手くいかないこともあるでしょうが、自分が悩んで選んだ道なので、楽しいようです。脱ニートは、できます。一歩一歩、自分の道を進んでいきましょう。