教師が子育てに失敗したという話をよく聞きます。社会経験が少ないから変わっているとも言われますね。実際なぜ子育てに失敗しやすいと言われるのか、子育てに失敗があるのかを見ていきたいと思います。

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教師が子育てに失敗しやすい理由

理由①信念が強いから

教師には、子どもを正しく導こうとする信念が他の人より強く備わっています。正しくとは、たとえば「進学・就職して自立する」とか「部活動に励んでやる気を培う」とか「いじめや不登校の問題を解決する」とかです。


年齢が上がるにつれて仕事に慣れ、自分の出来ること・出来ないことが見えてきて、信念が表に出ることは少なくなるかも知れません。それでも、自分の子どもには期待をかけてしまうのが教師なのです。


また教師の中には、学校以外の世界をよく知らない世間知らずなところや、年齢などの形式にこだわりやすいところがある人もいます。そんなところが変わっているように見られるのかも知れませんね。


いずれにせよ「こうあるべき」という決めつけは、親自身や子どもを追い込むことが多いです。教師という肩書きは家庭では置いておいて、一人の親と子として、向き合っていけたらいいですね。

理由②様々な事例を知っているから

仕事上の知識や経験が子育ての足かせになることも考えられます。

「○○の場合はこうだった」「△△だと良くなかった」など、知識や現場での経験がある分あれこれ考えてしまい、過保護・過干渉になったり、放任になりすぎたりするのです。


たくさんの子どもに接していても、結局は他人の子ですし、よその家庭の子育て事情までは迂闊に入り込めません。それでも情が深い先生なら、生徒を手助けしたいと思うあまりに、自分の家庭が疎かになる可能性もありますね。


あるいは、生徒と自分の子どもを重ねてしまって、対応を誤ることもあるでしょう。

家庭よりも仕事を優先させることが多いと家族とのコミュニケーションも少なくなりますから、すれ違いが起きないように夫婦で協力していく必要があります。

子育てに失敗はあるのか

これは教師に限らないかも知れませんが、子育てに「失敗した」という言葉がよく使われますね。しかし、子育てに失敗という概念はあるのでしょうか。


確かに思春期や反抗期で、一時的に子どもが引きこもったり、子どもとの関係が危うくなったりすることはありますね。そして、そんな時には親だけでなく子ども自身も、周囲との関係や進路などに悩んでいます。


そこで失敗と言われてしまったら、子どもの人生や価値観はどうなるでしょう。今までの自分がすべて間違っていたような気持ちになってしまいますよ。


子育てを失敗と評するとき、親は自分の育て方が良くなかったせいで子どもが問題を抱えたと捉えますよね。しかし、悩みを抱えている状態の子どもからすると「子育て失敗=人格否定」なのです。


これから、おそらく何十年と生きる子どもが、壁にぶつかっただけのことです。その壁は何度も経験する子もいれば、経験していないように見える子もいます。

それは、親の育て方のせいで生じた問題だと断定できるものではありません。


親自身も迷い、決断しながら生きてきたはずです。子どもの悩みを取るに足らないと考えるのではなく、一緒に答えを探したり、そっと見守ったりしていけば、そのうち大人になって、親の気持ちを理解してくれるでしょう。


教師は特に、勉強や部活動など成果を求められることが多いですね。そのために成功・失敗とハッキリした答えを出そうとする傾向があるのかも知れません。

しかし、子育ては長く続くものです。答えは先の楽しみにして、じっくり子どもに向き合っていきましょう。