離乳食にじゃがいもを取り入れて便秘解消!じゃがいもの腸活効果と簡単レシピ

離乳食と便秘

離乳食が始まったとたんに、便秘になってしまう赤ちゃんって意外と多いようですね。

赤ちゃんが便秘になると、ママは赤ちゃんの食べる物に気を遣ってしまうのでは。

そこで今回は、離乳食の食材の中でも、じゃがいもと便秘の関係についてお伝えしていきます。

離乳食でじゃがいもを与えた頃から便秘に!

母乳やミルクを飲んでいた時には便秘知らずだった赤ちゃんが、離乳食を始めたら便秘になったというのは、実はよくあることなんです。

離乳食初期の頃には、10倍粥の他にじゃがいもなども与え始めますね。

そのため、もしかしたら、じゃがいもが便秘の原因かしら?なんて思うママもいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、たいていの場合は、じゃがいもが便秘の原因になることは滅多にないと思います。

むしろ、離乳食が始まったこと自体が、便秘の原因になることが多いようです。

 

離乳食をスタートしたばかりの時期は、腸の機能が未熟だったり、いきむ力が弱かったり、ミルクや母乳の飲む量が減ってしまって便の水分量が不足したりしてしまいます。

また、10倍粥などの消化の良いものばかりを食べていて、便の元になる成分が少ないなどのため、便秘になりやすいんですね。

 

ですので、便秘の原因の多くは、じゃがいもではなく排便がまだまだ不安定なことのようです。

しかし、次のような便秘の症状があった場合は、小児科を受診しましょう。

  • 嘔吐や下痢を繰り返す。
  • 血便が出る。
  • 顔色や機嫌が悪い、元気がない。
  • お腹がパンパンに張っていたり、硬かったりする。
  • 1週間以上の便秘が何度も続く。

 

また、便秘の他に、じゃがいもでアレルギー症状が出ることもあります。

じゃがいもを食べた赤ちゃんが、痒がったり口の周りが赤くなったり、湿疹が出たりなどのアレルギー症状が見られた場合にも、小児科を受診してくださいね。

 

じゃがいもが離乳食での便秘改善のヘルパーに!

赤ちゃんの便秘は、脂肪分やたんぱく質が多すぎたり、食物繊維が不足したり、食事量そのものが少なかったりすると起こりがちなんです。

ウンチの量を多くするためには、まず、穀類・いも類をしっかり食べて、食事のかさを増やすこと。

ですので、特に赤ちゃんに症状がなければ、離乳食はやめずに続けた方が良いと思います。

 

それから、便を柔らかくしたり、腸を刺激したり、腸を活発に動かしたり、便のかさを増やしたりする食材を使うこと。

じゃがいもは、その中でも便のかさを増やして、腸を刺激する食材です。

食物繊維が豊富なじゃがいもは、腸内で消化吸収されないので、便のかさを増やします。

そうなることで、腸が刺激されて便が出やすくなるんです。

 

また、じゃがいもは、ビタミンC・カリウム・葉酸などの栄養素も豊富に含んでいるんです。

風邪予防に有効なビタミンCや、身体に溜まった毒素を排出してくれるカリウムは、まさに赤ちゃんにとって大切な栄養素ですね。

 

このように、じゃがいもは便秘改善にもつながって、栄養が豊富で食べさせやすいうえに、炭水化物で主食代わりにもなります。

そしてなんといっても、離乳食初期から食べられる食材ですので、上手に取り入れてみるとよいでしょう。

おやつに、じゃがいもを出してみるのもよいと思います。

 

それから、もちろん離乳食の内容を見直すことも大切ですが、生活リズムを整えることや、身体を動かすこと、水分を十分に摂ることも重要です。

それぞれのご家庭に合ったやり方でよいと思いますが、なるべく決まった時間に寝起きをさせたり、食事を与えたりしましょう。

また、飲みが悪くなった母乳やミルクの代わりの水分補給を、白湯や麦茶でフォローしてあげて。

さらに、身体を積極的に動かすようにしてあげると効果抜群ですよ。

 

じゃがいもを使った便秘解消離乳食レシピ

このように、じゃがいもが、離乳食の食材としてとても優秀なことがお分かりいただけたかと思います。

それでは、赤ちゃんの便秘改善に、じゃがいもを使った離乳食をご紹介します。

 

まず、じゃがいもの下準備から…

じゃがいもの芽や緑色になっている皮には、毒素が含まれています。

身体に入ってしまうと、腹痛や下痢、嘔吐、めまいなどの中毒症状が出るといわれています。

芽や緑色になっている皮は、取り除いてから調理しましょう。

その後、切ったじゃがいもは、たっぷりの水に10分くらい浸して、あく抜きをします。

プルーンポテト(生後5~6か月頃から)

茹でてすりつぶしたじゃがいも大さじ2に、ゆで汁適量を加えてトロトロにします。

それに、裏ごしプルーン小さじ1を加えます。

(プルーンの代わりに、電子レンジで加熱した、すりおろしたリンゴやすりつぶしたみかんでもOK)

ポテトサラダ(生後7~8か月頃から)

じゃがいもと人参と玉ねぎを茹でて、細かく刻んだものを、プレーンヨーグルトで和えます。

(かぼちゃやブロッコリーなどでもOK)

ミルクシチュー(生後5~6か月頃から)

月齢によって具材の切り方を変えれば、ずっと長い期間食べられるメニューです。

じゃがいも、人参、玉ねぎ、ほうれん草など、お好みの野菜を、赤ちゃんの月齢に合わせて、つぶしたり切ったりします。

分量通りに作ったミルクを入れます。

生後7~8か月の離乳食中期からは、牛乳に変えてもOkですね。

おかゆやパンを入れてアレンジしても。

 

 

離乳食の食材としては、栄養豊富で便秘解消にもつながるじゃがいも!!

しかも、離乳食初期から食べさせやすい食材なので、使わない手はないと思います。

離乳食にじゃがいもを上手に取り入れて、赤ちゃんが便秘知らずで元気に過ごせますように。

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